スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
さっすがクッパ姫!
どんな格好しても似合うな~
・和泉正宗(エロマンガ先生)
・
クッパが何に対して怒っているのかが分からず、倒れたままのマリオはクッパの顔を見上げる。
マリオの顔の近くにしゃがみこんでいるクッパはマリオの顔をジッと見つめながら口を開いた。
「マリオ、お前はルイージと話をしていたときに自分がなにを言っていたか覚えているか?」
「それは、まぁ、それほど時間も経ってないからな・・・・・・」
クッパの言葉にマリオは頷く。
ルイージと話をしたのはだいたい一時間ほど前のこと。
その程度の時間しか経っていないので、マリオはルイージに話した相談内容をハッキリと覚えていた。
「なら、キサマが一番最後に言った言葉も覚えているな?」
「最後って言うと・・・・・・、お前にすぐに答えを出さなくていいって言われて安堵した自分を許せなくて自分を殴ったのに、だったか────」
「それは違うな。その次なのだ」
自分が最後に言ったであろう言葉を思い出しながらマリオは言う。
しかし、クッパは自分の尋ねた言葉と違うとマリオの言葉を途中で断ち切った。
クッパに言葉を断ち切られ、マリオはさらに考える。
自分がルイージに話したことはこれで最後のはずだ。
では、クッパの言っているこの次に自分がルイージに言ったこととはなんだったか。
頭に手を当て、マリオは自身の記憶を辿っていく。
マリオが思い出そうと考えている姿をクッパはジッと見つめていた。
「もしかして・・・・・・」
「なにを言ったか思い出したか?」
ハッとした表情を浮かべ、マリオは小さく呟く。
マリオの呟きは小さなものだったが、近くにいたクッパの耳にも当然届いており、クッパはマリオに自身が言ったことを思い出したのかを尋ねる。
そんなクッパの問いに答えず、マリオは考え込む。
確かに自分はさっきの言葉のあとに少しだけ呟いた。
でもそれは小声で呟いた程度のものであって、ルイージに聞かせるつもりで言った言葉ではなかった。
しかし他に該当しそうなものも思い出せない。
「えっと・・・・・・。こんな俺が思いを伝えても良いのか、とは・・・・・・」
「うむ。ワガハイが怒っているのはそれなのだ」
やや自信なさげに言うマリオに、クッパはビシリと指を突きつけた。
クッパの行動と言葉にマリオは圧され、思わず目をパチパチとさせながらクッパを見る。
「・・・・・・ワガハイが何に対して怒っているかは分かったが、怒っている理由が分かっていないと言う表情だな」
「まぁ、な」
ジットリとしたクッパの視線を受け、マリオは視線を逸らしながら頷く。
マリオからしてみれば自分の情けなさを自覚したからこそ出てきた言葉だったので、その事に対して怒られる理由がないと思っている。
なのでマリオは、なぜクッパがこの言葉に対して怒っているのか。
その理由がまったく分からなかった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
うっ・・・・・・うっ・・・・・・
思いがすれ違っちゃうなんて悲しすぎるよ・・・・・・
わ、私はこんなことにならないように気をつけないと・・・・・・
「けっこう涙もろいよねー」
「あれってそこまで泣ける内容だっけー?」
「えー、あれくらいは普通じゃないー?」