スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
ロードバイクに乗りながらお花見ライドです!
クッパ姫は・・・
萌えてよ・・・
・松本里緒菜(王様ゲーム)
・
クッパの目がまっすぐにマリオの目を見つめる。
自分の好きになったマリオは『こんな』などとバカにされていい存在ではない、と。
自分が思いを伝えたのはマリオのことが好きで、結ばれたいと思ったからだ、と。
言葉に出してはいなかったが、クッパの目はハッキリとそう語っていた。
「俺は・・・・・・」
マリオはなにかを言わなければと思うのだが、なにを言ったら良いのか分からず、途中で言葉は途切れてしまう。
うまく言葉にできない悔しさにマリオはうつむいた。
自分の自覚した思いを伝えたいのに────
目の前にいる相手と今とは違う関係になりたいのに────
自分の中でどうしたいのかのイメージはついている。
だが、そこからなにをどうすれば良いのかがまったく分からなかった。
「まだ、『自分なんか』などと思ってしまうのか・・・・・・?」
言葉が途中で途切れてしまい、うつむくマリオにクッパは悲しそうに尋ねる。
自分の好きなマリオがバカにされ、貶められるのは確かに我慢がならない。
しかし、それをよりにもよってマリオ自身が自分のことを貶めていることが悲しくもあった。
クッパの言葉にマリオはゆっくりとうつむかせていた顔をあげる。
マリオの目に入るのは今にも泣き出してしまいそうな表情のクッパ。
クッパの泣き出してしまいそうな表情を見て、マリオの頭の中は真っ白になってしまった。
そんな表情をさせたくなかったはずなのに────
誰のせいでクッパがこんな表情をしてしまっているのか。
そんなことは考える必要もないこと。
真っ白になった頭のまま、マリオは立ち上がった。
「マリオ・・・・・・ッ────?!」
なにも言わずに立ち上がったマリオの姿にクッパは困惑しながらマリオの名前を呼ぶ。
先ほどまでの泣き出してしまいそうだった表情と困惑の入り雑じった表情。
あまり見たことのない表情をしているクッパの顔をマリオはジッと見つめる。
クッパは先ほど倒れていたマリオの頭の近くにしゃがみこんでから動いていないため、少しだけマリオのことを見上げる形になっていた。
クッパが名前を呼ぶも、マリオは答えず。
なにも言わずにクッパをグイと抱き締める。
突然の事態にクッパも反応できず、体を硬直させていた。
「ま、まりお・・・・・・?!?!」
「俺は────」
クッパの泣き出してしまいそうな表情を見て、マリオは頭の中でごちゃごちゃと考えていたすべてが真っ白になっている。
それが今回は良い方向へと働いていた。
頭の中が真っ白になったことによって頭ではなく、心で思っていることを正直に行動できているのだ。
────情けない自分が告白をしても迷惑になるのではないか。
自分は、クッパのことが好きだ────。
────こんな自分に思いを伝える権利があるのか。
自分は、クッパと結ばれたい────。
────だからこそ・・・・・・
だからこそ────。
────自分の思いは伝えられない。
自分の思いを伝える────。
「俺は・・・・・・、お前のことが好きだ」
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
恋愛の本でもやっぱりいろいろなものがあるよね。
でも浮気とかのやつは絶対にダメだけど。
そんなことはしちゃダメなのにね!
「・・・・・・というか、なんでこんなに本があるのー?」
「僕たちの本以外にもあるよねー」
「なんでー?」
・・・・・・だって、いろんなのが読みたかったから。
レサレサちゃんに借りてきたの。