スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
ただ、向かい風で合計100キロはきつかったです・・・・・・
クッパ姫が萌える理由がわかりました。
・花(おおかみこどもの雨と雪)
・
抱き締められたまま告白を受け、クッパはグルグルと目を回す。
クッパの頭の中では先ほどのマリオの言葉が何度も繰り返されていた。
『俺は・・・・・・、お前のことが好きだ』
マリオから伝えられたのは一番欲しかった言葉。
しかし、喜びに心が震えている中でどこか冷静な心がこの言葉は違うのではないかとささやく。
マリオの本心ではあるのだろうが、どこか違うような違和感を感じてしまうのだ。
小さかったその心のささやきはじょじょに大きくなっていく。
それに合わせて混乱していたクッパの思考は落ち着きを取り戻していく。
「マリオ、まずは離してほしいのだ」
「あ、ああ・・・・・・」
クッパの言葉にマリオはぎこちなくクッパから体を離す。
どうやらマリオ自身も真っ白になった思考から回復したらしく、その顔は赤く染まっている。
マリオから離されたクッパはゆっくりと立ち上がった。
「・・・・・・さっきの言葉は本当か?」
「ああ・・・・・・」
確認をするように尋ねると、マリオは顔を赤くしながら頷いた。
頷くマリオの姿にクッパは先ほど感じた違和感を感じず、先ほどのマリオの言葉は本当だったのだとひとまずは納得する。
では、先ほど感じた違和感はなんだったのか。
マリオの言葉は本当だった。
であるならば自分は何に違和感を感じたのか。
顔を赤くしているマリオのことを見つめながらクッパは思考する。
「その・・・・・・、急に抱き締めてすまなかった・・・・・・」
黙ってしまったクッパが怒ったのかと思い、マリオは頭を下げる。
とはいえその考えは見当違いなのだが。
「いや、嫌ではなかったのだ。まぁ、いきなりで驚きはしたがな」
「えっと・・・・・・、お前が泣き出しそうな顔をしていたのを見たら頭が真っ白になっちまって・・・・・・」
「・・・・・・頭が真っ白に?」
頭を下げるマリオにクッパは別に嫌ではなかったことを伝える。
事実として抱き締められたのは驚きはしたが嬉しかった。
なのだが、先ほどのマリオの告白の違和感が気になってしまう。
マリオはなぜ抱き締めたのかを言いづらそうに答える。
頭が真っ白になって行動してしまったことをマリオは恥ずかしく思っていた。
マリオの言葉にクッパは引っ掛かりを覚え、思わず口に出す。
マリオは自分の泣き出してしまいそうな顔を見て頭の中が真っ白になったと言った。
では、抱き締めたのも、先ほどの言葉も頭の中が真っ白になっていたときの言葉だったのだろうか。
それは、思考が真っ白になっているときの言葉であるのだから本心だったのだろう。
では、先ほどの言葉が『マリオの言葉』であったのかと問われればクッパは否と答える。
なぜなら先ほどの言葉は間違いなくマリオの本心ではあるのだろうが、そこにマリオの意思がないからだ。
意思のない言葉を受けるのはなにかが違う。
「マリオ、さっきの言葉にお前の意思はあったのか?」
「それは・・・・・・」
クッパの言葉にマリオは答えられずにいた。
当然だ。
先ほどのマリオの言葉は真っ白になった状態での言葉。
そこにマリオの本心はあっても意思はない。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
恋愛の本以外にもちょっと読んでみようかな。
・・・・・・ホラーはちょっとやめておこ。
ファンタジー・・・・・・。
でも別にファンタジーなことって普通な気がしないでもないよね?
マリオとかルイージは普通に火を撃てるし、ピーチ姫も自力で空を少し飛べるし。
私も壁を通り抜けたりできるし。
だからファンタジーも別にいっか。