スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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自分が年をとったなぁと思う瞬間。
クレヨンしんちゃんの映画を見て泣きそうになるとき
泣きそうにならない人はいませんよね?


あなたの“クッパ姫”見せてください。


・相川実優羽(オカルティックナイン)


第251話

 

 

 マリオの告白を受け、クッパは嬉しさからポロポロと涙を流す。

 告白自体は先ほども受けてはいた。

 しかしそれはクッパにとって、マリオ自身の意思が込められていない『マリオの言葉』とは言えないと思えるもの。

 

 そして、いま改めてマリオから伝えられた言葉にはハッキリとマリオの意思が込められていた。

 まっすぐにこちらを見つめ、その瞳には強い意思を感じさせる。

 

 

「ワガハイも・・・・・・。ワガハイもマリオのことが好きなのだ!」

 

 

 マリオから伝えられた言葉に応えるように、クッパは自身の思いを言いながらマリオを抱き締める。

 衝撃と共に感じた柔らかさと、クッパの香りにマリオは動揺しかけるが、すぐにクッパのことを抱き締め返した。

 お互いに相手の体温と感触を感じ、幸せな気持ちに包まれる。

 

 

 マリオとクッパ、2人が抱き合ってどれくらいがたっただろうか。

 

 10秒か、はたまた10分か。

 2人はずっと抱き合っていたのではないかとすら感じていた。

 

 やがて2人はお互いに相手の顔を見る。

 文字通り目と鼻の先にあるお互いの顔。

 相手の吐く息すら感じ取れるほどの距離だ。

 

 

「クッパ・・・・・・」

「マリオ・・・・・・」

 

 

 熱に浮かされたような表情を浮かべ、2人はお互いに相手の名前を呼ぶ。

 

 お互いに相手に思いが伝わったことによって抑圧されていた熱が解放されていた。

 

 頬を赤く染め、クッパの顔をジッと見つめるマリオ。

 瞳を潤ませ、熱っぽい視線をマリオに向けるクッパ。

 

 そして、2人はゆっくりと顔をさらに近づけていく。

 

 すでにお互いの顔は目と鼻の先。

 2人の距離がゼロになるのは数秒後のことだった。

 

 

「「んっ・・・・・・」」

 

 

 湿り気のあるものが触れる音が静かに響く。

 別にクッパとマリオはこのキスが初めてというわけではない。

 

 初めてクッパがマリオに自分の思いを伝えたとき。

 そのときにクッパは嬉しさのあまりマリオのファーストキスを奪っているのだ。

 

 そのときのキスもクッパにとって嬉しいことだったのだが、いましているキスはそれ以上の幸福感をクッパとマリオに与えていた。

 

 

「クッパ・・・・・・」

「マリオ・・・・・・」

 

 

 一度、唇を離し、2人は再びお互いの名前を呼ぶ。

 お互いに相手の名前を呼ぶ声に熱はこもったままであり、落ち着いていないことがうかがえる。

 

 

「「大好きだ・・・・・・」」

 

 

 お互いに自分の思いを口にし、再び2人の距離はゼロになる。

 

 

 相手に自分の思いが伝わったことを喜びながら。

 

 

 自分たちの想い人と結ばれたことを喜びながら。

 

 

 お互いに相手の熱と感触をしっかりときざみながら。

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 へぇ、お米の磨ぎ汁には栄養がたくさんあるけど、そのままあげたら逆に枯れちゃうんだ?

 ガーデニングのやり方以外にも豆知識が載っているのは嬉しいな。

 他にも水のあげ方や、ちゃんとした土の作り方も。

 ガーデニングってけっこう奥深いのかも・・・・・・


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