スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
クッパ姫って愛でるもんじゃなくて萌えるもんじゃん
・亜玖璃(ゲーマーズ)
・
サムイサムイ村。
そこは常に雪と氷に包まれている極寒の世界にある村。
サクサクと雪を踏みしめ、マリオはサムイサムイ村を歩く。
モコモコとした装備を置いてきたことによって寒さが刺さってくるが、それでも耐えられないほどではない。
「やっぱりここは冷えるなぁ・・・・・・」
分かっていたことではあったのだが、やはり寒さが突き刺さることにマリオは思わず呟く。
防寒装備はちゃんと着けて(モコモコを除く)いるのだが、それでもやはり寒いものは寒いのだ。
寒さに身を震わせながらマリオはサムイサムイ村の貴金属店“クリスタラー”に向かう。
「あらぁん、お客さぁん?」
「え、あ、はい・・・・・・」
“クリスタラー”のドアを開けると同時に聞こえてきた声にマリオは思わず敬語で答える。
しゃべり方は女性のようなのだが、その声がどう聞いても女性には思えない。
言い知れぬ寒気を感じながらマリオは“クリスタラー”の中へと入っていった。
「あらあらぁ!もしかしてマリオちゃんじゃなぁい?!」
「そ、そうです・・・・・・」
マリオが“クリスタラー”の中に入るとカウンターの向こう側に座っていた店員が興奮した様子でマリオの前へと駆け寄ってきた。
店員が駆け寄ってくる速度が以外と早かったことにマリオは驚きつつ店員を見る。
張りのある肌。
楽しそうに笑顔を見せる愛嬌を感じさせそうな顔。
店内の光を反射して輝きを放っている頭部。
一般的な女性の胴ほどもありそうなほどに鍛えこまれたその腕。
“クリスタラー”の店員。
それは凄まじいほどに鍛えられた肉体を持つ女性言葉を話す男性。
いわゆるところの『おねぇ』であった。
「マリオちゃんが私のお店に来るなんてビックリよぉん。いったいどんな用件で来たのかしらぁん?」
「え、えっと・・・・・・、指輪を作ってほしくて・・・・・・」
店員に圧されながらマリオはなぜ“クリスタラー”に来たのかを答える。
実はマリオは“クリスタラー”に入ったのは初めてで、店の内装や店員についてはまったく知らなかった。
そして店員に圧されながらも店内に置かれている作品などを見ていく。
あまり貴金属などには詳しいわけではないのだが、それでも店内に置かれている作品などはどれも丁寧に作り込まれており、細かい部分にも手が込められていることが分かる。
「指輪・・・・・・?あ、もしかして贈り物かしらぁん?」
「えっと・・・・・・、はい」
マリオの言葉に店員は首をかしげて少しだけ考え込み、その理由に当たりをつける。
店員の言葉にマリオはゆっくりと頷くのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
そういえばルイージって仕事はどこでやることが多いの?
配管工って言うのは知ってるんだけど、お義兄さんの方がやっぱりこの辺りの仕事が多いんでしょ?
「そうだね、やっぱり兄さんの方が有名だし、仕事も早いからね。だから、僕の方は兄さんの仕事が追い付かないときの方が多いんだよ。だからどこでやることが多いってことはないかな」
そうなんだ・・・・・・
あ、でも、ルイージに頼みたいって人もいるはずだよ!
私だったらルイージに頼みたいから・・・・・・