スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
クッパ姫だったらどんな場面でも萌えるぜ
・堀政行(月刊少女野崎くん)
・
ゆっくりと頷くマリオの姿に店員は面白いものを見たとでも言うかのように笑みを浮かべる。
おおむね想像していた通りの理由だったため、店員はとても楽しそうにしていた。
「まぁまぁまぁまぁ!マリオちゃんが指輪を依頼してくれるなんて嬉しいわぁ!」
「そ、そうですか・・・・・・」
テンションが一気に跳ね上がった店員にマリオは敬語で答える。
まぁ、店員の気持ちも分からないわけでもない。
有名人であるマリオが店に来ただけでなく、贈り物として指輪を作ってもらいに自分の店に来ているのだ。
これでテンションが上がらないと言う方がおかしいだろう。
「ところで!指輪のデザインとかは私に任せてもらえるのかしら?!」
「えっと、とても大切なものなので・・・・・・、可能であれば自分もデザインは考えたいです」
「そうなの!それは受けとる人も幸せねぇ!」
店員に圧されながらもマリオは指輪のデザインについては完全に任せるつもりはないことを伝える。
“クリスタラー”に来たのは確かに指輪を作ってもらうためなのだが。
それでも全部“クリスタラー”に頼んで、はい終わりとは考えてはいなかった。
もしもそれをしてしまえばすでにできている品を買ってしまうのと変わらず、特別製がまったくなくなってしまうように感じたからだ。
なのでマリオは結婚指輪に関してはある程度口出しをしようと考えていた。
まぁ、基本的にはなにも分かっていない状態なので、店員と話し合いながら突き詰めていく形になるだろう。
「なら、まずは考えている案だけでも聞いちゃいましょ。どんなイメージを持っているのかしら?」
「そうですね。一応、それぞれのイメージする色を使いたいと思っているので。金と緑、ピンクと白、黒と金の指輪です」
「・・・・・・あら、3つも作るのかしら?ふむ・・・・・・、まぁ、あなたなら大丈夫よねぇん?それに、英雄色を好むって言う言葉もあることですしぃ・・・・・・?」
マリオが3つの指輪の案を出してきたことに店員は驚くが、それでもマリオなら大丈夫だろうと言う認識なのだろうか。
とくに疑問にも思っていないようだ。
マリオとしても深く追求されなかったことにホッとしていた。
「まぁ、私としてはマリオちゃんが何人と結婚しようとも関係はないわけなのよね。所詮は貴金属店の人間だしぃ?でも、そうねぇん・・・・・・、1つだけ言っておこうかしら」
「なにをですか・・・・・・?」
「結婚をするのならぁん・・・・・・・・・・・・ぜってぇに、女を泣かせるんじゃねぇぞ?。これは、男としての最低限のけじめだ。もしもあんたが相手の女を泣かせたって話が私の耳に入ってみろ。そんときは全力を持ってあんたをぶん殴る」
「は、はい・・・・・・」
今までの女性のような口調はなんだったのか。
店員は凄みのある声を出しながらマリオに拳を突きつける。
がらりと雰囲気の変わった店員の言葉にマリオは思わず震えながら答えるのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
あ、もうこんな時間なんだ。
うちの子のご飯を作らないといけないからもう帰るね?
「そっか、もうそんな時間なんだ。楽しい時間はあっという間だね・・・・・・」
そうだね。
いっそ、時間が止まってずっと話せたらいいのにね。
「ふふふ、そうなった時用にいっぱいお菓子とお茶を用意しておこうか?」
あー!
子供っぽいって思ったでしょー!