スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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今日の仕事が終わってまた休みになるー!
ようやく最後の指輪のデザインです。


不安な時こそ笑顔でクッパ姫を読みなさい。


・小松ルミ子(コウノドリ)





第280話

 

 

 無事に2つ目の指輪のデザインの話も終わり、店員は仮決めとして書き終えた紙を最初の一枚と同じ場所にまとめる。

 残るは黒と金の指輪のデザインだ。

 

 

「最後は黒と金の指輪だったわね」

「はい。それでムーンの模様です」

 

 

 新しい紙を用意し、最後の指輪の大まかな情報をまとめる。

 黒と金の色でムーン、ようは月の模様を使った指輪。

 単純に考えるのであればやはり黒いリングに金の月の装飾だろうか。

 

 

「そうね、金色なのだから光金水晶(こうこんすいしょう)でいきましょう」

「光金水晶?」

 

 

 聞きなれぬ水晶の名前にマリオは思わず聞き返す。

 星の生まれる谷には様々なクリスタルがあることは知っているが、それでもマリオの聞いたことのない名前だった。

 

 そんなマリオの様子に店員は机の引き出しを開けると小さなクリスタルを取り出した。

 クリスタルは自立するように装飾が施されており、店内の光によってキラキラと光を放っている。

 

 

「これが光金水晶よ。その名の通り光を受けると金色に光るの。最近見つかった新種らしいわ」

「へぇ、こんなものまであるのか・・・・・・」

 

 

 キラキラと光を放つクリスタルを見ながらマリオは興味深そうに頷く。

 

 店内の光は固定されているので、光の指す方向は一定。

 しかしクリスタルはキラキラと回転するように光の反射の向きを変えていく。

 クリスタルに施されている装飾には別に回転する仕組みなどは施されていないので、この光が動いているのは他になにか要因があるのだろう。

 

 

 ─────クルクルと反射した光は回る。

 

 

 ─────くるくると光は回り、クリスタルさえも回転しているように見える。

 

 

 ─────(くる)(くる)と、狂狂と・・・・・・

 

 

 怪しげな光の回転。

 

 やがて、回転する速度は上がっていく。

 

 光が形作るのはなんの形なのか。

 

 反射した光が徐々に、徐々に何かの形を作っていく。

 

 何が起きているのかマリオにはさっぱり分からない。

 

 だが、なぜかは分からないが視線がクリスタルからまったく離れなかった。

 

 まるでクリスタルの光が作っていく形に吸い寄せられるかのように。

 

 

「い・・・・・・あ・・・・・・い・・・・・・あ・・・・・・」

「あら、いけない。見るのは終わりよ」

 

 

 やや虚ろな目になって呟き始めたマリオの様子に店員は馴れた様子でクリスタルを机の引き出しに片付ける。

 クリスタルが目の前からなくなったことによってマリオは暫しの間放心したような呆けた表情を浮かべていた。

 なお、店員もクリスタルを見ていたが特に精神的にダメージを受けたような様子はない。

 

 ついでに、クリスタルを片付ける際、机に反射しているクリスタルの光からなにか細長い紐のようなものが蠢いていたが店員は気にした様子もなく叩き潰していた。

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。
今さらですけど光金水晶などはオリジナルです。


・ルイージ邸観察日誌


「まーぼー・・・・・・」
「おいしー・・・・・・」
「あれ、なんか・・・・・・」
「「「か・・・・・・かっらーーーーい!!!!」」」


 やった、大成功!

 でも、本当に火を吹くとは思わなかったなぁ。


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