スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
みんな待ってるよ。
クッパ姫のこと、待ってる。
・坂上拓実(心が叫びたがっているんだ。)
・
風を切り、マリオの腹部へと店員の拳が突き刺さる。
マリオの意識をもとに戻すためとはいえ、ここまでの威力が必要なのか疑問になるかもしれないが、半端な威力では効果がないので仕方がないのだ。
これは店員の経験則なのでほぼ間違いないだろう。
なお、拳を撃ち込まれたマリオは腹部を押さえながら崩れ落ちている。
どうやら何が起きたのかをまだ理解できていないようだ。
「うぐぅおおおお・・・・・・」
「戻ってこれたみたいで良かったわぁ」
腹部を押さえて呻き声をあげているマリオを見ながら店員は優雅にお茶を口に運ぶ。
少しだけやり過ぎたかもしれないと思わなくもなくもなかったが、それでもマリオの意識が戻ってきたのだから結果オーライというやつだろう。
しばらくしてから、腹部の痛みが治まったのか、マリオがゆっくりと立ち上がってきた。
それでもまだ腹部に痛みは残っているのか表情は辛そうだが。
「ううぅぅ・・・・・・。なんで腹に痛みが・・・・・・」
「ごめんなさいね。あなたならあのクリスタルを見ても問題はないと思っていたのだけれど」
「・・・・・・ああ、そういえばクリスタルを見ていたんだったっけ」
店員の謝罪にマリオは自分が店員の出したクリスタルを見ていたことを思い出す。
というか記憶が若干でも曖昧になるクリスタルはかなりヤバイものだと思われる。
なお、それを指輪に使おうとしているのだが、その辺りのことも店員は考えているのだろう。
「えっと、どこまで話していたんだっけ・・・・・・」
「黒と金の指輪で、光金水晶を使うって話までよ」
「ああ、そうだった。・・・・・・というか、あんな水晶を使って大丈夫なのか?」
マリオの呟きに店員はどこまで話が進んでいたのかを答える。
店員の言葉にマリオは指輪のデザインの話がどこまで進んでいたのかを思い出した。
そして思わず不安になって店員に尋ねた。
まぁ、自分が見ていて放心をしてしまっていた水晶を使うのだから不安になってしまうのも仕方がないことだろう。
「大丈夫よ。さっきのは少しサイズが大きかったから光を取り込みすぎてなっちゃっただけだから。少量で光が通りすぎないように気を付ければ問題ないわ」
「通りすぎた光の方にもなにかあったのか・・・・・・」
マリオ自身は光金水晶の光に吸い寄せられて放心をしてしまったので、クリスタルを通りすぎた光から細長く蠢くなにかには気づいていなかった。
それでも店員の言葉から見なくて良かったと心の底から思うのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
アイスが欲しいんだー?
なら、それなりの態度ってものがあるよね?
ほら、“僕たちの火照った舌を冷ましてください”。
「「「ぼ、僕たちの火照った舌を冷ましてくださいー」」」
“我慢ができないんです。早く冷ましてー”
「「「我慢ができないんです。早く冷ましてー!」」」
“マシロ様”
「「「マシロ様ー!」」」
しっかたないなー!
私に感謝してよね!
「「「はひゅぅうう~~~・・・・・・」」」