スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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ゴールデンウィークの最後の日に天気が不安定とか・・・・・・
普通にこどもの日の番外話を書き忘れていました・・・・・・


でも本当はクッパ姫を忘れてほしくなかった。


・雪野百香里(言の葉の庭)





第286話

 

 

 目の前で溶かしたのにもう一度凍りついてしまった土管を見ながらマリオはポリポリと頬を掻く。

 マリオ自身も、極端に寒いところで氷を溶かしても発生する水蒸気で瞬時に凍結してしまうことは知っていた。

 しかし、誰かに見られているわけでもないが、それでも恥ずかしいものがあった。

 

 

「とりあえず、ゆっくりと溶かすか」

 

 

 そう呟いてマリオは再び凍結してしまった土管に手を当てて魔力を流していく。

 マリオの流した魔力が熱を発し、マリオの手をつたって土管に達する。

 マリオの魔力によって発生した熱によって土管を凍結させていた氷がじわじわと溶けていく。

 

 

「・・・・・・やっぱり冷たい」

 

 

 手袋越しとはいえマリオが触れているのは氷。

 それは冷たくて当然だろう。

 しかも手の触れている氷が溶けて水になっているのだ。

 そんなことになっていれば溶けた水が手袋に染み込んでさらに冷たくなるのも当然のことだった。

 まぁ、マリオ自身の魔力によって発生する熱のおかげですぐに乾いているのだが。

 

 

「これくらいで大丈夫かな」

 

 

 ひとまず土管を凍りつかせていた氷も溶かし終わり、マリオは魔力を流すのを止める。

 その際に手袋を完全に乾かすのを忘れてはいけない。

 もしも、乾かすのを忘れてしまえば即座にマリオの手袋も凍りついてしまうだろう。

 

 きっちりと自分の手袋が濡れていないことを確認し、マリオは土管のふちに足をかける。

 ここでうっかり土管のふちが濡れてもう一度凍っていてしまえばギャグのように足を滑らせて土管の中に落ちていくのだろうが、その辺りはちゃんと乾かしているのでそんな展開はなかった。

 

 

「さて、指輪ができるのは一ヶ月後くらいって言ってたし。完成したら電話も来るだろうから。あとは自分にできることをやって待つとするかな」

 

 

 そう呟いてマリオは土管の中へと潜っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 サムイサムイ村に向かっていたときと地下の様子に変わった様子はなく。

 行きと同じように黒いクリボーやノコノコたちが襲いかかってきた。

 まぁ、それも結局は同じようにマリオに撃退されているのだが。

 

 

「ああ・・・・・・、そういえばここにこれを置いて行ったんだったか」

 

 

 マリオの目の前にあるのはサムイサムイ村に向かうために用意して結局ここに置いていってしまったモコモコの装備。

 “クリスタラー”の店員や、光金水晶など衝撃を受けるものが多かったために、マリオはすっかりこの装備のことを忘れていた。

 

 

「ここに置いておいたら下水の臭いがついちゃうかもしれないし、やっぱり持ち帰るしかないよな」

 

 

 本音を言うならこのモコモコの装備を持っていきたくない。

 なぜならキノコタウンを通って自宅に戻るまで、かなりの暑さになるからだ。

 とはいえ、ここにこのモコモコの装備があるのはマリオが自分で持ってきたから。

 仕方がない、とマリオは小さく息を吐いてモコモコの装備を手に取るのだった。

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 くぅ・・・・・・

 麻婆豆腐を入れ換えられるだなんて・・・・・・


「へっへーん!」
「僕たちにいたずらしたからだよー!」
「やーいやーい!」


 ふ、ふふふふふ・・・・・・


「あれ?」
「辛さで壊れたー?」
「笑ってるねー」


 甘いよ!

 私はまだ用意しておいたアイスを食べられるんだから!


「あーー!!」
「2つ目のアイスー!」
「ずるーい!」


 私が用意したんだもん!

 ずるくなんてないよ!



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