スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
ちなみに今さらですが、クッパの今の格好がわかる人いますかね?
物語の内容を知らないまま、つまらないって決めてしまうなんて・・・そんなのが正しいなんて、僕には思えない。
・金木研(東京喰種)
それでは本編をどうぞ。
・
繰り返される音の響く扉を閉め、マリオたちはメインホールへと戻った。
「やはり行かなくて正解だったな」
「ああ。クッパの判断のお陰だ」
「さ、それじゃあ次に行きましょう」
調理場から聞こえた音に、入らなくて良かった、とマリオは行きを吐く。
そして、マリオたちは反対の扉へと向かった。
「こっちは・・・・・・。物置部屋みたいだ」
扉を少しだけ開け、中の様子を確認する。
扉の中は様々な物で溢れており、言ってしまえばゴチャゴチャとしていた。
さらには、誰かが歩いているのか、色々なものを踏みつけるような音も聞こえてくる。
「いるようだな」
「ああ、だけどこの部屋はどこにも続く扉はないから、ここには本体はなさそうだ」
「待ってくれないかしら」
扉を閉め、他の場所へと向かおうとする2人をスーパークラウンは止める。
「どうかしたかい?」
「この部屋の扉を少し開けたとき、何か嫌な感じがしたの。中を調べてくれないかしら」
「嫌な感じだと?」
スーパークラウンの言葉にマリオとクッパは顔を見合わせる。
“悪意”と関わりのあるスーパークラウンが嫌な感じがするというのだ。
中に何かがあるのは間違いがないだろう。
そう考え、マリオはゆっくりと扉を開けていった。
物置部屋の中は先ほど見た通り、様々な物で溢れていた。
式典の際に使うであろう装飾、庭の整備をするためであろうシャベル等の園芸用品、パーティー等で使うためのテーブルがいくつか。
そして、それらの物の間に、3人のキノピオがいた。
彼らの手には、園芸用品の枝切りばさみ、シャベル、鎌が握られている。
格好からしておそらくは庭師だろう。
「それじゃあ、行ってくる。扉の近くで待っていてくれ」
「分かったのだ。気をつけるのだぞ」
クッパの言葉にマリオは頷き、なるべく気づかれないようにキノピオたちのもとへと向かっていった。
「まずは、・・・・・・君からだ」
「ぐぅっ?!」
枝切りばさみを手に持ったキノピオの背後から近寄り、一気に首を絞めて意識を落とす。
キノピオは短い悲鳴をあげて体から力を失った。
「後の2人は近くにいるのか・・・・・・」
気絶させたキノピオの手足をキノピオ自身の服で拘束して端に寝かせ、マリオは残りのキノピオを見る。
残りのキノピオたちは並んで立っており、どちらも動く様子はなかった。
「・・・・・・。これが使えるかな」
そう言って、マリオはテーブルに手を置いた。
そのテーブルはパーティー等で使うための物で、そこそこの長さがある。
「せーのっ!」
声を出し、マリオはテーブルを横にして体の前に構える。
そしてそのままキノピオたちに向かって走り出した。
「このまま、気絶してくれ!」
「殺す。殺す。殺っ?!」
「奪う。奪う。奪っ?!」
いきなり現れたマリオの姿に驚いたのか、キノピオたちは動きを止め、マリオの持つテーブルによって吹き飛ばされた。
運良く気絶したようで、2人のキノピオに動く様子はなかった。
「彼らも拘束しておこう」
「中々にうまくいったな」
「さ、障害もなくなったからこの部屋を調べましょう」
マリオは先ほどのキノピオと同じように、キノピオ自身の服で拘束していく。
部屋の中のキノピオがいなくなったことを確認し、クッパも扉の近くからマリオのもとへと移動した。
そしてマリオたちは物置部屋の探索を開始するのだった。
読了ありがとうございます。
クッパの格好がわからない人はアポクリのモーさん私服で分かるかと思います。
・ルイージ邸観察日誌
この前は恥ずかしくて逃げちゃった。
そうだ!
扉越しに話せば話せるかも!
そうと決まればお手紙でお願いしなくちゃ。
『ルイージさんへ。失礼かもしれないけど、扉越しにお話がしたいです。まだ、直接は恥ずかしいのでお願いします。あなたを見てた者より』
え?
宛名に名前を書かない理由?
自分の名前は直接ルイージに言いたいから書かないの!