スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
キュン死させに来たでゲソ!
・イカ娘(侵略!イカ娘)
・
涙を流し、体を震わせているクッパ。
そんなクッパのことをチラリと見てから、ピーチ姫とナハトは静かにじゃんけんをおこなっていた。
すでに誓いのキスの一番はクッパに決まっているのだが、それでもせめて二番目くらいにはなりたいのだろう。
しかし、すでに一番が取られていると言うこともあって、ピーチ姫とナハトのじゃんけんにはそこまで気迫を感じられなかった。
「じゃん、けん・・・・・・」
「ぽい・・・・・・」
やや沈んだ声ではあるものの、2人はきちんと手を出す。
その手を出す速度も先ほどまでと比べれば明らかに遅く。
それほどまでに落ち込んでいるのだろうと言うことがわかる。
「あいこで・・・・・・」
「しょ・・・・・・」
あいこになり、もう一度2人は手を出す。
ピーチ姫の出した手はチョキ。
それに対してナハトの出した手は・・・・・・パーだった。
今度は先ほどのクッパを入れた3人でのじゃんけんとは異なり、すぐに決着が着いた。
あまりにもアッサリとした決着だったために、それほどまでショックは大きくないのかナハトは静かにピーチ姫のことを見ていた。
「・・・・・・悔しい」
どうやら、ショックが大きくないというのは勘違いだったらしい。
よくよくナハトの顔を見てみれば、目尻は下がっており、体も触れたりしなければ分からないレベルで震えていた。
ナハトは表情の変化が少ないために分かりにくいが、それでもじゃんけんで負けてしまったことはショックだったようだ。
そんなナハトのことを見ながらもクッパはなにも言わない、なにも言えない。
じゃんけんに勝利して喜びつつもクッパは理解していた。
勝負をすると言うことは勝者と敗者がいるということ。
そして、自分が勝ったのだから必然的に相手は敗者であるということ。
ならば勝者である自分が敗者であるナハトになにか言葉をかけるのはなんの慰めにもならずに、ただただ傷を抉るだけになるのだとクッパは分かっていた。
「・・・・・・次は・・・・・・負けない・・・・・・」
自分から話題に出したことでもあっただけに、文句だけは言わないらしい。
そう言い残してナハトは部屋から出ていってしまった。
全員が納得のいくような方法はなかったのだろうか。
ナハトの出ていった扉を見ながらクッパはボンヤリと考えるが、すぐに頭を振ってその考えを打ち消した。
もしもそんな方法があるのだとしたら、それはマリオが3人に増えるといった非現実的な方法くらいしかないからだ。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
もう、おもちゃ箱の中にヘイホーがいたんじゃ中に入れても意味がないよ!
ううん、でも周りに散らかってるおもちゃも気になっちゃうし・・・・・・
いっそのことヘイホーを捕まえちゃう?
あ、でもヘイホーってけっこう足が早いから捕まえるのは難しいかも。
・・・・・・そうだ、良いこと思いついた!