スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
本当に今さらですけど。
俺が好きなのは・・・・・・
クッパ姫だし・・・・・・
・榎本虎太郎(好きになるその瞬間を。)
・
マリオに慰められたからか、ナハトもどうにかいつもの調子に戻っていた。
・・・・・・というか、戻りすぎていた。
「マリオ・・・・・・」
「あー・・・・・・、離してくれないかなぁ・・・・・・」
背後からがっしりとマリオに抱きつきながらナハトはマリオの顔にすりすりと自分の顔を擦らせていた。
その様子はさながらマーキングをする動物のようにも見える。
そんなナハトの行動にもマリオはもはや慣れたもので、そこまで動揺した様子もなく対応していた。
「結婚式での誓いのキスは最後になった。だからこれくらいの埋め合わせは必要」
「・・・・・・もう、好きにしてくれ」
漫画ならばキリッ、とでも聞こえてきそうなほどにいい表情でナハトは言う。
なにを言っても離れることはなさそうだと察したマリオは短く息を吐きながら諦めるのだった。
所変わってピーチ姫の部屋。
ナハトのことをマリオに任せた2人は結婚式の日付についての話し合いを振り返っていた。
「それにしても、どうしてマリオは1ヶ月先にしたいのかしらね?」
「まぁ、あそこまで言われたら少し気にはなるな」
話し合いを振り返って気になるのはやはりマリオが結婚式の日付を遅らせようとしていたこと。
ピーチ姫やクッパからすればできるなら早く結婚式をあげたいと考えているのに、なぜかマリオは結婚式を遅らせようとしていた。
マリオがなにを考えているのかは分からないが、悪いことをしているわけではないことだけはなんとなく分かっている。
マリオの言葉を思い返しながら2人は首をかしげる。
「う~ん・・・・・・、ダメね。私の方はマリオが遅らせようとする理由に見当がつかないわ」
「むぅ・・・・・・、ワガハイの方も思いつかないのだ」
少しだけ考えてはみたが、それでもやはりマリオがなにを考えているのか思いつかない。
まぁ、マリオ自身もなるべく誰にも気づかれないようにしているので、なにをしようとしているか分かられても困るのだが。
「ま、考えても分からないんだし、良いんじゃない?」
「・・・・・・それもそうだな。マリオのことだから悪いことなどもしておらぬだろうし」
考えても分からないのだから、考えるだけ仕方ない。
お茶を口に運びながらピーチ姫はそう結論づける。
少しだけ悩むそぶりを見せたが、最終的にはクッパもその考えには同意を示した。
「あとはキノじいにスケジュールの確認をしないといけないわねぇ・・・・・・」
「ワガハイの方もおばばにスケジュールを聞かねばならぬな」
最終的にスケジュールを決める権利はあるものの、スケジュールを決めるのはそれぞれキノじいとカメックおばば。
どちらにしてもそれぞれがスケジュールを確認しなければ最終的な結婚式の日付を決めることはできないだろう。
自分たちで話し合えることは終わったので、2人はのんびりとお茶を続けるのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
うーん・・・・・・
とりもちで捕まえられたけど、転ぶとは思わなかったなぁ。
全体的にベトベトになっちゃってるよ。
「な、なにこれー!ベトベトするー!」
あれ?
なんだか普通のヘイホーよりも声が高い?
もしかして・・・・・・女の子だった?