スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
最近は日にちが経つのが早いような気が・・・・・・
名付けて・・・・・・クッパ姫!
・十倉栄依子(スロウスタート)
・
ナハトに肩を押さえ込まれ、マリオは身動きが取れぬままベッドに押し倒されている。
ナハトの視線はまるで肉食獣を思わせるようなもので、まっすぐにマリオのことを見ていた。
息も荒く、ナハトはゆっくりとマリオに覆い被さるように顔を近づけていく。
近づいてくるナハトの顔に、マリオはどうにか腕を動かしてナハトの肩を押さえる。
「マリオ・・・・・・」
「ちょ、ま、だれかぁああああ?!?!」
どうにかマリオにキスをしようと顔を近づけようとするナハト。
それに抵抗するようにナハトの肩を押さえて近づけないようにするマリオ。
どう考えても男女の配役が逆であろう光景が広げられていた。
マリオの叫びなど気にした様子もなく、ナハトは艶っぽさを感じさせるような言葉でマリオの名前を呼ぶ。
もうすべてを諦めてナハトの餌食になってしまえば楽になれるだろうに。
それでもマリオは諦めずに抵抗を続けていた。
不意に部屋の扉を叩く音が聞こえてきた。
「マリオ?ナハト?」
「戻ってこぬから来てみたのだが。入っても良いか?」
部屋の外から聞こえてきたのはピーチ姫とクッパの声。
どうやらマリオとナハトがなかなか戻ってこないことが気になって見に来たらしい。
「ふ、2人とも!入ってきてくれ!」
ピーチ姫とクッパの声が聞こえてきたことに、マリオは助かったとばかりに声をあげて助けを求める。
マリオの慌てる声が聞こえ、ピーチ姫とクッパは慌てた様子で部屋の中に入ってきた。
そして、ナハトがマリオのことを押し倒している光景にポカンと驚いた表情を浮かべ、急いでナハトのことを引き剥がそうと動いた。
「くっ、やっぱり力が強いわね!」
「なんでまた・・・・・・こんな事態になったのだ?!」
「俺にも・・・・・・わからん!!」
ピーチ姫とクッパの協力のもと、マリオはどうにかナハトの下から這い出すことができた。
しかし、ピーチ姫とクッパの2人がかりで押さえているにも関わらず、ナハトはマリオに近づこうとしている。
初めてナハトと出会ったときと似たような状況にマリオ、ピーチ姫、クッパの3人はどこか懐かしいような気分になりかけるが、そんなことはお構いなしにナハトが暴れているので、その気分はあっさりと打ち切られた。
「とりあえず・・・・・・、落ち着かせるために!なにか貰ってくるのだ!」
「ええ!似たような暴走は何回かあったから、冷たい水でも貰ってきてちょうだい!」
「わ、分かった!」
ナハトのことを押さえ込みながらクッパとピーチ姫は言う。
実際、ピーチ姫の言うとおりナハトはピーチ城でもときどき暴走することがあった。
そのため、ピーチ城で働いているキノピオたちなどはナハトの取り扱いに慣れてきているのだ。
2人の言葉に頷いて、マリオは部屋を出るのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
えっと、散らばっているおもちゃはこっちの方にまとめておこうかな。
あ、お菓子のゴミとかはあとでちゃんと捨てるから集めておいてね。
「分かったよ」
あとは・・・・・・絵本とかも落ちているから破けたりしないように踏んじゃわないところに集めておこう。
ひとまずはこんなところかな?
「わー、こんな短い時間でこんなに綺麗になっちゃった」
えへへ、簡単にだけど綺麗にできてよかった。