スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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連日の投稿も文量が少なければかなり楽ですね。



明日からがんばるんじゃない・・・
今日・・・今日だけがんばって書くんだっ・・・!
今日をがんばった者・・・今日をがんばり始めた者にのみ・・・明日が来るんだよ・・・!


・大槻(カイジ)

だから私は毎日書いてストックします。


第22話

 

 

 物置部屋の探索を終え、メインホールから繋がる他の部屋の探索も終えたマリオたちは、階段を上がり、2階へと移動した。

 

 

「まだ顔が痛い・・・・・・」

「ふんっ・・・・・・」

「綺麗な紅葉ね」

 

 

 2階へと到着したマリオの顔には真っ赤な紅葉が彩られていた。

 これは、1階での探索を終えて、階段を上がっていたときにマリオが足を引っ掻けてクッパの胸へと飛び込んだことによってできたものだ。

 

 顔を押さえるマリオの隣では、マリオの紅葉に負けず劣らず顔の赤いクッパの姿があった。

 

 

「それにしても広いわね」

「まぁ、お城だからね。新人のキノピオ兵はたまに道に迷うらしいよ」

「ワガハイの城でも似たようなことはあるな」

 

 

 そんなマリオたちのことも気にせずに、スーパークラウンはふよふよと2階のホールを飛ぶ。

 2階のホールも1階と同じように広く、いくつかの扉がある。

 

 

「ここにもキノピオはいないのか」

「さすがにおかしくはないか?部屋にはいたが、ホールには全くいないなど」

 

 

 2階のホールを見渡し、マリオとクッパは怪しむ。

 なぜならここにもキノピオ兵の姿がなかったからだ。

 さすがに2ヶ所あるホールのどちらにもキノピオ兵がいないのは明らかにおかしい。

 

 警戒心を高めながらマリオたちは探索を始めた。

 

 

「まずはここから行こう」

 

 

 そう言ってマリオは1番近くの扉を少しだけ開け、中を覗く。

 扉の隙間から見えたのは、大量の本が詰められた本棚と、床に置かれた本たちだった。

 

 

「ここは図書室だね。嫌な感じはあるかい?」

「そうね・・・・・・。少し、あるわね」

 

 

 マリオの問いに、スーパークラウンは頷く。

 どうやら、この図書室からも物置部屋と同じように嫌な感じを受けるようだ。

 

 

「物音は・・・・・・、聞こえぬな」

「警戒はしていこう」

 

 

 ギィ、と音をたてながら図書室の扉を開く。

 中に入れば本独特の匂いがマリオたちの鼻に届いた。

 

 

「見える範囲にはキノピオはいないかな」

「先頭は任せたぞ」

「探索中の警戒もね」

 

 

 マリオ、クッパ、そしてクッパの頭の上にスーパークラウンの順で並び、図書室の中を調べていく。

 

 一通り部屋の中を調べた結果、図書室にはキノピオはいないのではないか、ということが分かった。

 

 

「おい。飛んで本棚の上を見てこぬか」

「分かったわよ」

「気をつけてね」

 

 

 頭の上に乗っかったまま探索をしているスーパークラウンにクッパは、本棚の上を調べるように言う。

 クッパの言葉に、スーパークラウンはフワリと飛び上がり、本棚の上を調べ始めた。

 

 

「こっちには無いわね。なら、あっちに────きゃあぁぁぁ?!」

「なんだ?!」

「どうしたのだ!」

 

 

 探索を続けていくと、突然スーパークラウンの悲鳴が上がる。

 

 いきなり聞こえてきたスーパークラウンの悲鳴にマリオたちは慌てて悲鳴のした方へ向かう。

 悲鳴の聞こえた場所に着いたマリオたちが見たのは虫取り網を持ったキノピオがスーパークラウンを捕まえている姿だった。

 

 

「捕まえた。捕まえた。捕まえた。捕まえた。捕まえた」

「くっ、出しなさいよ!」

 

 

 どうやらスーパークラウンを捕まえることが目的だったらしく、目の前に現れたマリオたちのことを見向きもせずに、キノピオはぶつぶつと呟いていた。

 

 

「大丈夫かい?!」

「マリオ!早く助けてちょうだい!」

「捕まえた。捕まえた。捕まえ・・・・・・た?」

 

 

 スーパークラウンの言葉に、ようやくマリオがいることに気づいたのか、キノピオはグリンっと首を回す。

 その瞳は下にいたキノピオたちよりも濁っており、口はだらしなく開いていた。

 

 

「捕まえた。捕まえた。これ、届ける。届ける。届ける。とどける。とどける。トドケル。とどけるとどけるとどけるとどけるとどけるトドケルとどけるとどけるとどける、トドケル!!!」

「くっ!“悪意”の本体が命令をしたのか?!」

 

 

 スーパークラウンを片手に掴んだまま、キノピオは虫取り網を振り回す。

 片手だからか動きはぎこちないが、虫取り網で軽い分スピードが出ていた。

 

 キノピオの言葉に、マリオは攻撃を避けながら驚く。

 スーパークラウンを捕まえる命令があるということは、自分たちの存在がバレているということだからだ。

 

 

「こうなったらダメージ覚悟、で?!」

「どりゃああぁぁぁ!!」

 

 

 マリオが虫取り網に当たることを覚悟して攻撃に転じようと距離をとった瞬間、キノピオの横の本棚が勢いよく倒れていった。

 倒れた本棚の反対側を見ると、どうやらクッパが本棚を押して倒したようだ。

 本棚を見ると本が抜かれており、少しでも押しやすいように工夫がしてあった。

 

 

「助かったよ。ありがとう」

「なに、気にするな」

「う、う~ん・・・・・・。酷い目にあったわ・・・・・・」

 

 

 本棚に押し潰されてキノピオが気絶したのか、ヨロヨロと飛びながらスーパークラウンはマリオたちのもとへと飛んできた。

 

 

「大丈夫だったかい?」

「捕まらぬように気をつけぬか」

「ごめんなさい。助かったわ」

 

 

 マリオとクッパの言葉に、スーパークラウンは謝る。

 警戒を怠るつもりはなかったのだが、飛んでいるということで油断があったのだろう。

 気持ちを入れ換え、マリオたちは図書室の探索を再開した。

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌

 ルイージとお話をする時間になったのでルイージの家に着きました。

 ド、ドキドキする・・・・・・


「こ、こんにちは・・・・・・」


 扉の前に立って、中に向かって話しかけました。
 大丈夫かな?
 返事は来るかな?


「ああ、来たんだね。こんにちは」


 返事があった!
 嬉しくて少しだけ浮かび上がっちゃった。


「ちょ、直接はまだ話せないけど、お願いします!」
「うん。僕も君とはお話をしてみたかったんだ。ゆっくりと慣れていくといいよ」


 見えていないだろうけど頭を下げます。
 やっぱり、ルイージは優しい!
 それから私たちはお話を始めました。


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