スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
萌えは心の奴隷にすぎぬ。
心次第でどうとでもなる。
・ハムレット(絶園のテンペスト)
・
食堂に向かうピーチ姫とナハトを見送ったマリオは2人に伝えた場所とは違う場所へと向かっていく。
もともと、今日の衣装合わせが終わったあとにクッパを含む3人に気づかれないようにある人物と接触しようと考えていたのだが、その機会が今の今までなかったのだ。
そして、マリオは接触したかった人物のいるであろう部屋の前に到着した。
「いるはず・・・・・・だよな?」
扉の前に立ち、マリオは少しだけ不安そうに呟く。
マリオは、接触をしたかった人物とはとくに約束などをしていたわけではないので、部屋にいるのかは分からないのだ。
意を決し、マリオは部屋の扉を叩く。
コンコン、と部屋の中に音が響いていき、しばらくすると返事が聞こえてきた。
「はい、どちら様ですかな?」
「いきなり来て悪い。ちょっと話したいことがあってな」
「おや、マリオどのでしたか。申し訳ないのですが、まだしばらく手が離せないので入ってきてもらえますかな?」
部屋の中から聞こえてきた声は、外にいるのがマリオだと気づくと扉を自分で開けるように言う。
どうやら中にいる人物は手が離せないほどに忙しいらしい。
そんな状態で会いに行っても良いのかマリオは悩んだが、ピーチ姫の予定についての話でもあるため、部屋の中へと入っていった。
部屋の中に入ると、マリオの接触したかった人物、キノじいが忙しそうに書類をまとめていた。
どうやらピーチ姫がやる必要のない仕事などをもろもろ引き受けているようだ。
「すみませぬな、このような状態で」
「いや、俺の方もいきなり来て悪かった」
キノじいは手に持っていた書類を隣に置くと、一段落がついたのかマリオの方を見る。
あまりにも忙しそうなキノじいの姿にマリオは頭を下げた。
「いえいえ、大丈夫ですよ。して、いったいなんのようですかな?」
「ああ、確認なんだけどキノじいはピーチ姫の仕事の予定を調整してるんだったよな?」
「ええ、無理な執務をしては後々に響いてしまいますからな」
なんのようでここに来たのか。
マリオが来た理由が気になったキノじいは尋ねる。
キノじいの言葉にマリオは頼みたいことのために確認をした。
「それでさ、結婚式のために最低でも2日連続で休みがほしいって話が出たんだけど・・・・・・」
「ふむ、2日ですか・・・・・・」
マリオの言葉にキノじいは近くに置いてあったカレンダーをパラパラと確認する。
おそらくカレンダーを確認していつなら休みにできるかを確認しているのだろう。
「そうですな・・・・・・。その日その日によって差がありますので確定はできませぬが、だいたい半月後辺りでしょうかな」
「ピーチ姫の予想通りか・・・・・・。なら、悪いんだけど休みを取れるのを1か月後ってピーチ姫には言ってくれないかな?」
「ふむ、理由をうかがっても?」
キノじいの言葉にマリオは少しだけ苦々しそうな表情を浮かべる。
この情報がピーチ姫に伝われば間違いなく半月後に結婚式は予定されてしまうだろう。
そうなっては結婚指輪は間に合わない。
そう考えたマリオはキノじいに予定を少しずらしてもらうように頼んだ。
マリオの言葉にキノじいは不思議そうに首をかしげながら尋ねるのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
えっと、お肉はこれで大丈夫だから・・・・・・
次はお魚かな。
こんにちは!
「いらっしゃい!新鮮な魚が入ってるよ!」
おすすめってありますか?
「おすすめかい?んー、どれも旨いんだが、強いて言うなら鮭だな!」
じゃあ、鮭をください!
「あいよ!いつも来てくれるお礼におまけ付きだ!」
ありがとうございます!