スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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汗をかいていないように見えて実はかいていることもあります。
ヤバイと思うよりも早めに、こまめに水分を取るようにしましょう。


行こうじゃねえの
クッパ姫の示すままに


・拳志郎(蒼天の拳)





第320話

 

 

 本当に隠すつもりがあるかと聞きたくなるほどに棒読みなクッパの言葉を聞きながらマリオは溜め息を吐く。

 

 そうだろうなとは思っていたのだが、それでも問い詰めたりする必要なく分かるとは思っていなかった。

 

 

「それで?」

『ぬ・・・・・・?』

 

 

 マリオの問いにクッパは不思議そうに聞き返す。

 マリオからすればクッパがどうしてこのようなことをしたのか聞きたかったのだが。

 

 

「どうして本の表紙カバーと中身を入れ換えたんだ?」

『う、その・・・・・・』

 

 

 マリオの言葉にクッパは答え辛そうに言い淀む。

 別に責めるつもりはなかったのだが、どうもクッパにはそう受け取られてしまったらしい。

 

 

「別に責めるつもりはないよ。それに入れ替わっていた本もそんなに多くなかったし」

『・・・・・・すまなかったのだ』

 

 

 マリオが怒っていないことが分かったのだろう。

 クッパは少しためらいながらも謝罪の言葉を口にした。

 

 

「理由を言ってくれるかい?」

『うむ・・・・・・。えっとだな、その・・・・・・寂しかったからなのだ・・・・・・』

「・・・・・・え?」

 

 

 クッパの言葉にマリオは一瞬だけポカンとした表情になる。

 

 寂しかったからとはどう言うことなのか。

 

 マリオはクッパの言葉の続きを待った。

 

 

『表紙カバーと中身を入れ換えたのはマリオが仕事でいなかったときだったのだ・・・・・・』

「ちょうどいないときに家に来てたのか」

『それで・・・・・・待っていてもなかなか帰ってこなくて・・・・・・』

「だから本の表紙カバーと中身を入れ換えた、と・・・・・・」

 

 

 家主がいないのに勝手に家に入っていることや、それでイタズラをしていることなど。

 気になる点はあるが。

 それでもクッパの気持ちがわかったマリオは怒る気にはならなかった。

 

 

「まぁ、これからはこんなことはしないでくれよ?」

『うむ・・・・・・。もう、迷惑をかけるようなことはしないのだ・・・・・・』

「よし、これでこの話は終わり!」

 

 

 ションボリとした声音のクッパの意識を切り替えるためにマリオはなるべく明るい口調で言う。

 クッパもけっこう傷つきやすい方と言うか、繊細な性格をしているので、マリオもあまり責めたりしたくはないのだ。

 まぁ、2人きりで会話をしているときにSっ気がむくむくとわき出て責めるようなことを言って、クッパの顔を赤面させて軽く怒られたりすることはあるのだが。

 

 

「そういえばカメックおばばに仕事の予定とかは聞いたのかい?」

『うむ。一応確認をしてもらったのだ。確か・・・・・・20日後辺りだったか?』

『ええ、その辺りですじゃ』

 

 

 話題を変えるためにマリオはクッパに仕事の予定について尋ねる。

 マリオの言葉にクッパは思い出すように言葉を区切り、カメックおばばに確認をしながら答えた。

 

 20日後辺り・・・・・・

 ということはクッパの方に合わせるようにしてもギリギリの期日だったのか・・・・・・

 

 クッパの言葉にマリオはキノじいに協力を取り付けられて良かったと、内心でホッと息を吐くのだった。

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 んーっと、何を作ろうかな。

 ご飯の用意もあるわけだからあまり時間はかけられないよね。

 あるものは・・・・・・パンの耳?

 誰か食パンの柔らかいところだけ食べたでしょ?!


「し、シラナイヨー」
「オボエテナイナー」
「ふ、フシギダネー」  ダネフッシャァ!


 今、変な鳴き声聞こえなかった?!


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