スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
まぁ、無駄に買い物をしないように気をつけないといけませんが。
展開が急なことは自覚してるんで、触れないでいただければ・・・・・・
萌えを供わないキャラになんの意味があるの
・ノーナ(Death Parade)
・
マリオがなにに悩んでいるのかを理解した“クリスタラー”の店員は、マリオの顔をジッと見る。
マリオの表情は今までに見たことのある明るいものではなく。
悩んでいるのだと言うことがハッキリと感じられた。
「マリオちゃんは自分がピーチ姫様たちのことを幸せにできるのかが不安になっちゃったのね・・・・・・」
「ああ・・・・・・」
店員の言葉にマリオはコクリと頷いた。
店員の言葉はマリオが先ほど言った言葉そのままではあるのだが、自分で言うのと他人から言われるのでは若干の違いがあるのだ。
「・・・・・・ふぅ、それなら一肌脱ぎましょうかね」
「え・・・・・・?」
「マリオちゃん、ちょっとサムイサムイ雪原に先に行っていてちょうだい。私も準備をしてから向かうわ」
「・・・・・・分かった」
店員は短く息を吐くと、用意していたお茶などを片付け始める。
店員の言葉にマリオは首をかしげていたが、とくに反対する理由もないので頷いた。
扉を開けてサムイサムイ雪原へと向かうマリオを見ながら店員は一着の服を取り出すのだった。
サムイサムイ雪原。
サムイサムイ村から東に行ったところにある雪原。
雪原の名の通り、雪が積もった広い平坦な原っぱであり、ちらほらと雪の積もった木が生えている。
“クリスタラー”の店員に言われた通りにマリオはここで店員を待っていた。
「待たせたわね」
「いや、そんなに待っていないけど・・・・・・、その格好は・・・・・・?」
待っていると背後から店員の声が聞こえてきたので、マリオは振り返りながら答える。
振り返った先にいた店員の姿にマリオは驚き尋ねた。
現れた店員の姿は店にいたときの制服からガラリと変わって道着になっており、その姿はまるでどこかの武術家のようにも見える。
あまりにも先ほどまでの姿と違うために、マリオはポカンとした表情になってしまっていた。
「ふふふ、古来より悩んだときは体を動かして頭を真っ白にすれば良いと言われているのよ。だから、着替えてきたの」
「えっと、つまりは・・・・・・?」
「私と戦いましょう」
「・・・・・・はい?!」
店員の言葉にマリオは驚きの声をあげる。
まぁ、マリオからしたら当然の反応だろう。
貴金属店の店員がいきなり道着を着て戦おうなどと言ってくるのだ。
誰でも困惑するに決まっている。
「いや、気持ちは嬉しいけど、危ないんじゃ・・・・・・」
手を前に出して待ったをかけながらマリオは言う。
確かに店員の体はかなり鍛えられているようにも見える。
しかし、それでも戦うとなれば危険なのではないか。
そんなことを考えながらマリオは戦いを回避しようと考えていた。
「あらあら、危ない、ねぇ。・・・・・・それは────」
「ッッ────?!?!」
瞬間。
言い様のない寒気がマリオを襲う。
その寒気がどこから来ているのか。
そんなことを考える暇などなく、マリオは反射的に腕を体の前で交差させた。
直後、マリオの交差させた腕に大きな衝撃が叩き込まれる。
その衝撃は凄まじいもので、不意打ちぎみに受けたとはいえマリオの体が数メートルは後方に吹き飛ばされていた。
「────どちらのことかしらね?」
何が起きたのか分からず、マリオは衝撃でやや痺れる腕をゆっくりと降ろしながら前を見る。
そこには拳を突き出した姿勢の店員がおり、笑みを浮かべながらマリオのことを見ていた。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
みんなでレサレサちゃんのとこに行くのは良いけど、なにか持っていく?
「藁人形ー!」
「ビックリ箱ー!」
「不幸の手紙ー!」
・・・・・・いったい、なにをしに行くつもりなの?
もう、遊びに行くんだからそんなものはいりません!
とりあえず、作り置きしておいたお菓子かな。
えっと、たしかここに・・・・・・
ここに・・・・・・
・・・・・・はい、勝手にお菓子を食べた子は手をあげてー
「「「はーい!」」」
・・・・・・こらー!!!