スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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実際、店員ことダイ・シショーをここまで強くする予定はありませんでした。
というかマリオは勝てるのかな・・・・・・


萌えを感じる方向に、クッパ姫がある


・小此木優子(電脳コイル)





第338話

 

 

 マリオの現時点での最高の一撃をダイ・シショーは防御もせずに受け止める。

 加えて言えばダメージを受けているようにも見えず、痩せ我慢などをしているようにも見えない。

 自身の出せる最高の一撃を放ってダメージを与えられなかった衝撃が大きいのか、マリオはそのまま動きを止めた。

 

 ()()()()()()()

 

 

「戦いの最中に動きを止めているんじゃねぇ!!」

「な、ぐぁっ?!」

 

 

 自身の体を殴った状態で動きを止めているマリオの腕をダイ・シショーは掴むと、そのまま近くに生えている木へと向かってマリオを投げつけた。

 攻撃が効かなかったことに驚き、固まっていたところに追い打ちをかけるように投げられ、マリオはまともに受け身をとることもできずに木にその体を叩きつけられた。

 

 

「っぐ・・・・・・、っふ・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」

「はぁ・・・・・・。ぜんぜんじゃねぇか」

 

 

 荒い息をしながら立ち上がろうとするマリオの近くに移動し、ダイ・シショーは話しかける。

 その言葉には失望の色が含まれているように感じられる。

 

 

「なんだかなぁ・・・・・・。マリオ、おまえさん、戦いに完全に集中できてねぇだろ?」

「げほっ・・・・・・それは・・・・・・」

 

 

 ダイ・シショーの言葉にマリオは咳き込みながら言葉に詰まる。

 店にいるときも言っていたが、マリオは悩んでいた。

 それによって自分では気づかないレベルではあるが、戦いに集中できなかったのだ。

 マリオの様子からそのことを確信したのか、ダイ・シショーは小さくため息をつく。

 

 

「はぁ・・・・・・、そういや、店でも悩んでるって言ってたな」

 

 

 ダイ・シショーの言葉を聞きながらマリオは体のダメージを少しでも癒そうとする。

 そんなマリオの様子に気づいてはいたが、ダイ・シショーはとくになにもしない。

 

 

「もう悩んでるならやめちまえば良いんじゃねえか」

「え・・・・・・」

「悩んでるせいで拳にも悩みが乗って鈍ってやがる。それに自分でも3人を幸せにできるのか不安なんだろ?だったらいっそのことやめちまえ。うじうじと悩んでいるお前にはそれがお似合いだ」

 

 

 突き放すように言うダイ・シショーにマリオは言葉を失う。

 

 

 

 

 今、ダイ・シショーはなんと言った?

 

 やめてしまえ?

 

 やめるとはなんのことを?

 

 クッパたちとの結婚式を?

 

 ・・・・・・ああ、そうか。

 

 たしかにやめてしまえば悩むこともなくなる・・・・・・

 

 やめてしまえばいろいろと考える必要もなくなる・・・・・・

 

 

 

 

 マリオの瞳から光が徐々に消えていく。

 ダイ・シショーの攻撃と、言葉によってマリオの心は折れかけていた。

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 さて、レサレサちゃんお家にとうちゃーく!


「わーい!」
「遊びに来たよー!」
「突撃、友達のお家ー!」


 あ、ちょ、っもう、勝手に行かないでよ!


「ホッホッホ、元気があってよろしいのではないでしょうか?」


 あ、セバスチャン。

 こんにちは、お花も持ってきたんですけど。


「おやおや、これは綺麗なお花ですね。大切に飾らせていただきます。では、レサレサ様のお部屋へどうぞ」


 はい、お邪魔します。



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