スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
モンスターをまだ狩りに行けてませんよ・・・・・・
なんだ・・・・・・
結局キミはクッパ姫が一番可愛いんだね
・秋津楓(同棲レシピ)
・
マリオとダイ・シショー。
2人はまっすぐににらみ合いながら雪原に立つ。
不意に、強い風が吹いて近くの木を揺らした。
ドサリ、と音をたてて枝に乗っていた雪が地に落ちる。
瞬間、2人はほぼ同時に動き出した。
「はぁああああッッッ!!!」
「っせぇえええいッッッ!!」
ゴガンッ、と強い音が周囲に響きわたる。
それと同時に衝撃が2人の周囲の雪を吹き飛ばした。
拳をぶつけ合った態勢でマリオとダイ・シショーはニヤリと笑う。
マリオは悩みが晴れて十全の力が振るえることを。
ダイ・シショーは十全の状態のマリオと戦えることを。
「はははははっ!いい一撃だ!」
「ここからが俺の全力だ!!」
互いに拳を強く押し出して後方へと飛び退く。
飛び退いてからの着地はマリオが僅かに早い。
マリオは着地をすると同時にもう一度ダイ・シショーへと接近する。
それに応えるようにダイ・シショーも僅かに遅れながら迎撃の態勢をとった。
「そのまま来るのなら返り討ちだ!」
「そんなわけ・・・・・・ないだろ!!」
「な・・・・・・にぃ・・・・・・?!」
迎撃の態勢をとりながらダイ・シショーはマリオに向かって叫ぶ。
そのまままっすぐに向かってしまえば間違いなくマリオはダイ・シショーのカウンターを食らってしまうだろう。
だが、それが分かっていてそのまま正直にぶつかりに行くマリオではない。
マリオはダイ・シショーの拳が届く直前に地面を強く蹴ってダイ・シショーの頭上へと跳躍した。
先ほどマリオとダイ・シショーが拳をぶつけ合ったときに雪が吹き飛んだお陰で地面が現れ、強く踏みしめることができたために可能になった動きだ。
マリオがまっすぐに走ってくると思っていたダイ・シショーは頭上に跳躍したマリオの姿に驚く。
「く・・・・・・らえぇえええッッッ!!」
「ッッちぃいいい!」
ダイ・シショーの頭上にまで跳躍したマリオは、背中から魔力によって作られた炎を放出し、跳び蹴りの要領でダイ・シショーへと向かう。
先ほどのダイ・シショーへと向かって走ったときとは比べ物にならないほどの速度でマリオの蹴りがダイ・シショーへと迫る。
自身の頭上に跳ぶと思っていなかったダイ・シショーは唖然として、その対応が遅れてしまう。
回避をしようとすれば途中で間違いなくマリオの蹴りが突き刺さる。
それを直感的に理解したダイ・シショーは舌打ちをすると、すぐにマリオの足を受け止めようと腕を突き出した。
加速したマリオの蹴りとダイ・シショーの腕が衝突する。
「ッらぁああああああ!!!」
「ッでぁああああああ!!!」
互いに引かぬ攻撃。
ぶつかり合う衝撃とマリオの炎によって周囲の雪がすさまじい勢いでなくなっていくのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
そういえば、レサレサちゃんって前のハロウィンのときからずっとその格好だよね。
気に入ったの?
「え、ええ、まぁ、そんなところですわ!」
なんで慌ててるんだろ?
「マリオに褒められて嬉しかったんだよねー」
「だから、そのままでいるんだよー」
「あ、あなたたち?!」
わー、通りすがりに暴露していっちゃった・・・・・・
しかももういないし。