スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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くっ、探索中に遭遇したアンジャナフに逃げられたのが悔しい・・・・・・
やはりヘビィボウガンを使うしかないのか・・・・・・


クッパ姫の事だと思っていい


・中澤毬江(図書館戦争)





第341話

 

 

 背中から放出される炎によってブースとのかかったマリオの蹴り。

 そしてそれを真っ向から腕で受け止めるダイ・シショー。

 互いに引くことはなく、周囲に積もっていた雪はほとんどなくなってしまっている。

 

 

「ヅゥアアア・・・・・・!!取、ったぁあああ!!」

 

 

 受け止めた状態からダイ・シショーは無理矢理に腕を動かしてマリオの足裏を掴む。

 足を掴んだことによって受け止めやすくなったのか、ダイ・シショーはマリオの体を少しづつ押し返していく。

 マリオは炎によって体勢維持をしているとはいえ、それでも不安定な空中であることに変わりはなく。

 徐々にその体もぶれ始めてきてしまう。

 

 

「くっ・・・・・・、まだだ・・・・・・、まだ・・・・・・、こんなもんじゃ終われねぇえええええ!!!!」

 

 

 ダイ・シショーによって押し返されていくことにマリオは悔しそうに歯噛みするが、諦めることはなく、咆哮をあげる。

 直後、マリオの足先に魔力が集中していき、火花が生じ始めた。

 

 はじける火花によってダイ・シショーは手をはじかれそうになるが、意識を集中させることによってどうにかそれを堪える。

 

 

「まさか・・・・・・まさかまさか!この土壇場でその技術を憶えるとはな!!」

「ッラァアアアア!!!」

 

 

 マリオの足を受け止めながらマリオに起きた変化にダイ・シショーは嬉しそうに言う。

 ダイ・シショーの言っている技術と言うのは、マリオが足先に魔力を集中させたことのことを指している。

 この技術は一見簡単そうに見えるが、その実かなり難しい技術で、魔力を集中させたい場所とそれ以外の場所の魔力をキッチリと分割しなければならないのだ。

 当然のことだが、それ以外の場所に魔力が行ってしまえば、それだけ集まる魔力量が減って強化の割合も落ちるので、可能ならば魔力を集中させたい場所以外には魔力が行かないようにしたい。

 

 なお、今のマリオは足と背中からの炎の放出の二点にのみ魔力が集中している。

 二点集中は一点集中よりも強化の割合が落ちるのだが、そのかわりに応用がかなり利くのだ。

 だが、魔力を集中する場所が二ヶ所になると言うことはそれだけ魔力を操る技術も必要になると言うこと。

 このことから分かると思うが、魔力の二点集中は一点集中よりも難易度が高く。

 それをマリオはこの土壇場で成功させていた。

 

 声をあげつつマリオはダイ・シショーをさらに押していく。

 

 

「────あ・・・・・・?」

 

 

 ふと、ダイ・シショーは視界がゆっくりになっていくような感覚に陥る。

 体はうまく動かすことができず、自分の腕がマリオの蹴りによってはじかれていくのがゆっくりと視界に映っていた。

 

 その光景にダイ・シショーは自分が押し負けたのだと言うことを察する。

 負けたと言うのにその心に悔しさはなく。

 マリオが悩みを振り払ったことに対する喜びがあった。

 

 と、ここでダイ・シショーはあることに気づいた。

 蹴りを放ってこちらに向かってきているマリオ。

 その背後。

 視界がゆっくりになる前に見ていたときは普通に炎が放出されていたのだが、それとは違う光景があった。

 

 蹴りを放った体勢のマリオのことを背後から押すようにしている3人の女性の姿。

 ダイ・シショーにも見覚えのあった3人の女性の姿に、ダイ・シショーはニヤリと笑みを浮かべるのだった。

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 ま、まぁ、好きな人に褒められたならその姿でいたいよね!


「いっそ殺してくださいまし・・・・・・」


 あらら・・・・・・

 完全に恥ずかしさで落ち込んじゃった。

 でもレサレサちゃんの気持ちもわかるなぁ。

 誰だって好きな人に褒められたらそうするでしょ。

 私だってそうするもん。


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