スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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荒川で走っていたら大雨に降られました・・・・・・
びちょびちょで寒かったです。


ちょっと読んでかない?
クッパ姫


・橘陽菜(ドメスティックな彼女)





第343話

 

 

 にこやかに笑うダイ・シショーにマリオは困惑した表情を浮かべる。

 戦いが続くと思っていたところに突然の敗北宣言を受けたのだからそれも仕方がないのかもしれないが。

 

 

「えっと・・・・・・、負けたって・・・・・・?」

「あらん?信じられない?」

 

 

 困惑しながらマリオは確認のためにダイ・シショーに話しかける。

 マリオの言葉にダイ・シショーは自身の頬に指をあてながら聞き返す。

 

 いや、だって明らかにあんたは無傷じゃないか・・・・・・

 正直、まだ戦うと思っていた・・・・・・

 

 ダイ・シショーのことを見ながらマリオは言いかけた言葉を飲み込む。

 ここでそれを言ってしまえば本当になってしまいそうな気がしたからだ。

 

 

「そうねぇん。私が負けたと思った理由はマリオちゃんの傷を治してからにしましょうか。“ヒールオーラ”」

「・・・・・・は?」

 

 

 そう言ってダイ・シショーはマリオに向かって手をかざし、魔法を発動させた。

 青い色の魔力がマリオの体を包み込むように広がり、マリオの体へと染み込んでいった。

 そして、マリオの体から痛みが引いていく。

 まさかダイ・シショーが回復魔法を使えるとは思っていなかったマリオは突然のことに固まって大人しく治療されていた。

 といっても回復魔法で治すことができるのは肉体のダメージのみで、消費して減った魔力に関しては自然回復を待つしかない。

 

 

「回復魔法を使えたのか・・・・・・」

「そうよぉ。と言っても、私は回復魔法しか使えないんだけどねぇん」

 

 

 マリオの言葉にダイ・シショーはニコニコと笑みを浮かべながら答えた。

 そして、マリオの治療が終わる。

 

 

「さ、こんなものかしらね。それじゃあ、私が負けを認めた理由を教えましょうか」

「あ、ああ・・・・・・」

 

 

 マリオはダイ・シショーの言った回復魔法しか使えないという言葉に驚きつつ、頷く。

 なお、ダイ・シショーは“魔法”に関しては回復魔法しか使えないが、“魔力”を使って戦うことはできるので、マリオを圧倒する強さを持っていたのも当然のことだったのだが、それをマリオが知ることはない。

 

 

「私が負けたと思った理由はね。最後の攻撃のときにマリオちゃんを助ける彼女たちの姿が見えた気がしたからよ。あなたたちは近くにいなくても心で繋がっている。それはとても素晴らしいことで、大切なこと。私は弟子をとってはいたけれど、自分の体を鍛えることにしか興味がなかったの。だから、その繋がりを感じられたから負けたと思ったのよ。それと、その繋がりがあるのならどんな障害も乗り越えていけるはずよ。だから、結婚も安心しなさい」

 

 

 少しだけ寂しそうにダイ・シショーは負けたと思った理由を話す。

 自分は弟子のことをちゃんと見てあげられなかった。

 だからこそ自分にはないものを持っているマリオに負けを認めたのだ。

 

 ここで1つ、マリオが言わないでいることを教えよう。

 

 ダイ・シショーがマリオの後ろに3人の見覚えのある女性の姿を見たのと同じように。

 マリオもまた、ダイ・シショーの後ろに見覚えのある男性の姿を見ていたのだ。

 それが誰なのか。

 そして、それがどう言った意味を持つのか。

 それがわかるのはマリオたちの結婚式の日である。

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


「そうですわ。こうなったら、マシロにいろいろな服を着せてしまいましょう!」


 え?!

 なんでそうなったの?!


「理由などありませんわ!」


 ええええ?!?!

 ちょ、やだやだやだ!!!


「あ、こら!待ちなさーい!!」



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