スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
だが、アンジャナフは許さない・・・・・・
大事なのは
萌えの心を得ること
・越山識(ナナマルサンバツ)
・
ルイージによるマリオの紹介が終わり、ルイージはマイクの前から移動する。
用意していた紙はすでに涙や鼻水などによってぐちゃぐちゃになっているので、そのまま捨てに向かうのだろう。
そしてルイージと入れ替わりにキノじいが再びマイクの前に立つ。
「では、そうですな。新婦の紹介で、姫様のことを私から話させていただきましょう」
そう言ってキノじいはポケットに入れていた紙を取り出した。
ポケットに入れていた紙がややしわくちゃになっているのは気のせいではないだろう。
「こほん、では僭越ながら姫様の紹介を。姫様はとてもお優しく、以前まではよく拐われることもありました」
「今となっては懐かしいものよね」
「でも、ピーチ姫がアクティブに出歩いていたことも原因の1つだった気はする」
「絶好のタイミングばかりだったしな」
キノじいの言葉にピーチ姫は懐かしそうに思い返す。
今までに自分は何度クッパに拐われたのだろうか。
今までに自分は何度マリオに救われたのだろうか。
なお、拐われる原因の1つにピーチ姫自身が不用心に出歩くことも含まれているのだが、ピーチ姫は聞かないことにしていた。
「そして、マリオ殿に救われてはご褒美として頬にキスをしたりし、マリオ殿が帰ってから口にすればよかったなどと頭を抱えて布団に潜り込────」
「じいやぁああああ!?!?」
「うわぁ、身内から暴露されるのだな・・・・・・」
突然のキノじいの暴露にピーチ姫は叫びながら両手をバタバタと動かす。
キノじいの言葉を止めようとするが、ドレス姿で暴れさせるわけにもいかないのでクッパによって止められる。
そんなピーチ姫のことを気にした様子もなくキノじいは紹介を進めていく。
「最後になりますが、マリオ殿。必ずや、姫様を幸せにしてくだされ。これで姫様の紹介を終わります」
そう言ってキノじいは頭を下げた。
キノじいの言葉にマリオはしっかりと頷いて応える。
そして、キノじいと入れ替わるようにカメックおばばがマイクの前に現れた。
「では次は私の番ですな。クッパしゃまの紹介をさせていただきましょう」
「お、おばば・・・・・・、キノじいのような暴露はやめてほしいのだ・・・・・・」
カメックおばばが現れたことにクッパは先ほどのキノじいの暴露が自分にも降りかかるのではと思わず言う。
そんなクッパの言葉にカメックおばばは意味深に笑みを浮かべる。
「そうですな。クッパしゃまは配下のものたちにも慕われるほどのカリスマを持ち、素晴らしい手腕で我々配下のものに仕事を割り振ることができますのじゃ」
「そう誉められると照れるのだ」
「・・・・・・暴露はまだー?」
カメックおばばの言葉にクッパは恥ずかしそうに顔を染める。
恥ずかしそうにしているクッパのことを見ながらナハトは暴露はまだかと待っているのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
「ふふふ、さぁ、着替えましょうか・・・・・・」
ひぃ~んっ!
ううう、捕まっちゃった・・・・・・
あ、ここはみんなが言ってたアレを言う機会?
えっと、たしか・・・・・・
私を捕まえてひどいことをするつもりなんでしょ!
エ
「そんな言葉どこで憶えたんですの?!」