スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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だいぶチャージアックスに慣れてきました。
この調子なら弓とチャージアックス、ガンランスあたりで安定しそうです。
もともとは太刀を使っていたんですけど、ワールドでは難しくて・・・・・・
と言うか武器作成が弓とかに片寄っているせいでほとんどが初期レベルのままです。


自由に楽しくクッパ姫を書いてなにが悪いんですか?


・野田恵(のだめカンタービレ)





第351話

 

 

 キノじいに名前を呼ばれたダイ・シショーは驚きながら固まる。

 確かにピーチ城で結婚式をやるのだし、先ほどマイクの前に立っているのも見ていた。

 それでも自分の所に来るとは思っていなかった。

 

 

「ひさし・・・・・・ぶりだな・・・・・・」

「ええ、お久しぶりです・・・・・・」

 

 

 気まずく思いながらもダイ・シショーはどうにか言葉を絞り出す。

 ダイ・シショーの言葉にキノじいも頭を下げながら答える。

 

 今よりも昔、キノじいが若かった頃。

 キノじいはダイ・シショーのもとに弟子入りをした。

 当時、ダイ・シショーは勝てるものはいないと言われるほどの強さで、その話を聞いた当時のキノじいは城勤めが決まった時期で、戦い方を学ぼうとダイ・シショーのもとに向かったのだ。

 

 しかし、当時のダイ・シショーは強さにたいして貪欲で、自身の体を鍛えることを第一としていた。

 それゆえにかなり無理なトレーニングをおこなっていた。

 そしてそのトレーニングを耐えられたからこそ、その強さを持っているのだろう。

 

 だが、ここで1つ問題があった。

 ダイ・シショーは自分のトレーニングをそのままキノじいにもおこなわせてしまったのだ。

 それでも最初の頃はキノじいもなんとかトレーニングについていくことはできていた。

 

 しかし、それもしばらくの間だけ。

 度重なる過酷なトレーニングにキノじいは体を壊してしまったのだ。

 そのせいでトレーニングによって鍛えられていたキノじいの体は日に日に衰えていき、そのことに責任を感じたダイ・シショーはキノじいに頭を下げて行方をくらませたのだ。

 

 

「何年ぶりだったか・・・・・・」

「確か・・・・・・、私が戦えなくなってからですので、20年ほどですね・・・・・・」

 

 

 昔と変わったキノじいの姿にダイ・シショーは思わず呟く。

 キノじいが弟子入りをした年月から逆算してダイ・シショーの外見年齢が若すぎると思われるかもしれないが、これはダイ・シショーが唯一使える魔法“回復魔法”によるアンチエイジング効果のお陰である。

 

 ダイ・シショーが“回復魔法”を完全に習得したのは今からおよそ10年前。

 覚えた当時はキノじいの治療ができると思っていたのだが、“回復魔法”で治すことができるのは怪我をしてからそれほど時間の経っていない傷などのみ。

 そのことを知ったダイ・シショーはキノじいにあわせる顔がないと考えて今までピーチ城に来ることはほとんどなかったのだ。

 

 

「・・・・・・すまなかった。何度謝っても済むものではないのだろうが・・・・・・」

「ダイ・シショー様・・・・・・」

 

 

 ダイ・シショーの謝罪にキノじいは少しだけ寂しそうにその名を呼ぶ。

 

 謝ってほしいわけではなかった。

 自分が体を壊してしまったのは自分の体のことをキチンと把握できていなかったため。

 むしろ鍛える機会をくれたダイ・シショーには感謝をしていた。

 

 頭を下げるダイ・シショーの肩にそっと手を置き、キノじいはダイ・シショーの顔を見る。

 

 

「私は、恨んでなどいません。ダイ・シショー様のもとで体を鍛えたからこそ今の私があるのです。だから、自分を責めないでくださいませ」

「キノード・・・・・・」

 

 

 聞きなれぬ名前に周囲のキノピオたちがちらりとダイ・シショーとキノじいを見る。

 キノードとは、キノじいの本名で、その名前を知っているものはそんなに多くはなかった。

 

 キノじいの言葉にダイ・シショーはキノじいの顔を見返す。

 

 今すぐに自分のことを許すことができるかと言えば、そう簡単にはできないだろう。

 それでも、キノじいの言葉によって、確かにダイ・シショーの心は軽くなったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、お色直しの終わったマリオたちが戻ってきた。

 

 

「それでは新郎新婦はこちらに来るのであ~る」

 

 

 お色直しの終わったマリオたちをデアールは呼ぶ。

 装いの変わったマリオたちの姿にホールにいる全員は再び見惚れている。

 デアールに呼ばれたマリオたちは互いの装いを褒め合いながらデアールの前へと移動した。

 

 

「では、これより誓いの義を始めるのであ~る」

 

 

 そう言ってデアールは聖書を片手にマリオたちのことを見るのだった。

 

 ちなみに、デアールは格好つけのためだけに聖書を持っているので、内容に関してはまったく分かっていなかったりするのだが、これは秘密のことである。

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌


 うーん・・・・・・

 やっぱりこのドレスは胸のところが空きすぎだよ・・・・・・

 縦にパックリと空いちゃってるもん。

 もしかしたらおへそまで見えちゃうんじゃ・・・・・・


「そこら辺は気にしませんわ。さ、次ですわよ」


 えっと、次のやつはまだ普通かな?

 うん、スカートの丈が短いだけで普通のメイド服かな?


「実は後ろから見ると下着が丸見えですのよ?」


 けっきょく普通じゃなかった!!!


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