スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
さて、これにて結婚式も終わりです。
クッパ姫は廃れません!!
・早川(ばくおん!!)
・
マリオがナハトに通常のキスではなくディープなキスをされ、ナハトはクッパとピーチ姫に引き剥がされる。
ナハトは引き剥がされたことに不満そうだったがとくに文句は言わなかった。
「なにを考えているのだ?!」
「あれは誓いのキスってレベルじゃないじゃない?!」
「やりたくてやった。反省も後悔もない」
「あ、あははは・・・・・・」
クッパとピーチ姫はナハトの肩に手を置いてがくがくと揺らす。
肩を思いきり揺らされていたが、ナハトはキリッとした表情で言う。
そんなナハトの姿にマリオは力なく笑うことしかできなかった。
「と、とにかく、これでマリオたちは夫婦になったのであ~る」
ナハトの行動に驚いていたデアールは気を取り直して4人が夫婦になったことを宣言する。
ホールにいた全員も驚きで固まっていたが、デアールの言葉にゆっくりと拍手をしていく。
「ほら、落ち着いてくれ」
「・・・・・・分かったわよ」
「ぬぅ・・・・・・。あとで話をさせてもらうからな」
拍手を送られ、マリオはナハトの肩を揺らしているクッパとピーチ姫を落ち着かせる。
マリオの言葉に2人はナハトの肩から手を離し、拍手をしてくれている人たちに向かって手を振った。
手を振る前にクッパはナハトに言うが、ナハトはその言葉に反応はとくにしない。
このまま有耶無耶にする気満々である。
「さて、それでは外に出て記念撮影であ~る」
拍手を受けてからデアールは外に向かって記念撮影をすることを伝える。
参加していた人たちは食事をしていたが、お色直しや誓いの言葉などをしていたマリオたちは食事をする暇などなく、やや空腹ぎみなお腹を我慢しながら外に向かうのだった。
「記念撮影は・・・・・・」
「隣で写る」
「私もよ」
「まぁ、キスは最初だったからここは譲ってマリオの後ろに立つのだ」
ピーチ城の前にまで出てきて参加していた人たちは並んでいく。
どの立ち位置で写るのか。
そう聞こうとしていたマリオの言葉に食いぎみにナハトとピーチ姫が答える。
誓いのキスでの順番のこともあってかクッパは大人しくナハトとピーチ姫にマリオの隣を譲った。
まぁ、その代わりとでも言うかのようにマリオの背後から抱きついているのだが。
マリオの身長が低いこともあって、クッパの顔も問題なく見えている。
後頭部に感じる柔らかさと、クッパの体が隠れることのなかった現実に、マリオは嬉しいやら悲しいやら複雑な気持ちになっていた。
「む・・・・・・、なら私も」
「負けない」
クッパの行動にピーチ姫とナハトも負けじとマリオの腕に抱きつく。
柔らかな感触が増えたことによってマリオはにやけそうになるのをなんとか堪えていた。
そんなマリオの様子を見てからクッパ、ピーチ姫、ナハトの3人はちらりと目を合わせる。
「ふむ・・・・・・」
「ええ・・・・・・」
「うん・・・・・・」
アイコンタクトでなにかを理解したのか、3人はほぼ同時に頷く。
「マリオ、ワガハイたちはお前のことが大好きなのだ」
「みんなで、あなたのためにたくさん頑張るわ」
「エッチなことも・・・・・・、大丈夫」
「「「だから、ちゃんと幸せにしてね?」」」
その言葉が言い終わると同時にマリオの体に感じられていた柔らかな感触が強くなる。
そして、マリオは3人の言葉の嬉しさからにやけ顔が抑えられなくなってしまった。
パシャリッ、とちょうどそのタイミングでカメラのフラッシュが光る。
マリオは一瞬だけ呆けたものの、すぐさま慌てて写真の取り直しを要求するのだった。
そんなマリオの姿に誰ともなく笑い声が聞こえてくる。
ピーチ姫が拐われて騒ぎになることはもうほとんどないだろう。
クッパが暴れて、それを収めるためにマリオが走り回ることももうないだろう。
夫婦になると言うことはこれまでの苦難とはまた違った苦労があることは間違いない。
それでも、それでもマリオたちならば必ず乗り越え、笑顔の絶えることのない幸せな暮らしができるはずだ。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
「そういえば、あなたはルイージに告白はしないんですの?」
こ、告白?!
そ、それは・・・・・・
できるならしたいけど・・・・・・
「あまり躊躇っていても良いことはありませんわよ?」
・・・・・・それって経験談?
「・・・・・・とりあえず、次にあなたに着せるのはマイクロにしますわ」
なんのことか分からないけど不穏なものが聞こえた?!
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
はい。
読者様の中には言いたいことがある人もいらっしゃるかもしれませんが、これにてこの小説は完結とさせていただきます。
これまで読んでいただいた皆様。
お気に入り登録をしてくださった皆様。
評価を入れてくださった皆様。
感想をくれた皆様。
そのどれもが私にとってこの小説を書く力となりました。
一応、UA40000突破記念は書く予定ですし、今後も50000などを突破するのならばそのつど番外話は書いていこうと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。