スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
書ける書けないじゃなく
ここで俺は、書いて立ち向かわなくちゃいけないんだ!
・無免ライダー(ワンパンマン)
それでは本編をどうぞ。
・
自身の頭の上から降りてきたスーパークラウンの姿にクッパは驚き動きを止める。
クッパの動きが止まったことを確認し、スーパークラウンはクッパの手からペーパーナイフを弾き落とした。
「きさま・・・・・・なぜ・・・・・・」
「そんな説明は後よ。先にマリオの火を消さないと」
驚くクッパの頭にコツンと軽くぶつかり、スーパークラウンは依然として炎に包まれているマリオの方へと体を向けた。
とつぜんクッパの頭に乗っていた冠が喋り出したことにピーチ姫も思わず固まっている。
「そっちの“悪意”の本体を宿してる人も後でね。──“悪意”対策システム起動。──種別・炎。──人命優先度・最大。──行程・消火と同時に治療。──
スーパークラウンの言葉に呼応するようにマリオを不思議な光が包み込んでいく。
光からは温かな日差しのような感覚を受ける。
「──症状・全身火傷、顔面の打撲、腹部の打撲、左腕の断絶─付近に左腕を確認、回収し治療に回す。──“悪意”の汚染を確認。──追加行程・“悪意”の浄化」
「マリオ!」
光は徐々に弱くなっていき、マリオの姿がハッキリと見えるようになる。
近くに落ちていた左腕もいつの間にかマリオの近くにあり、光の筋のようなものが伸びている。
マリオを包んでいた炎はすでに消えており、痛々しい火傷の痕が全身に残っていた。
しかし、その火傷も光が集まっていくと徐々に治っていく。
さらに左腕も縫い合わさるように光の筋が編み込まれていき、もとの位置へと戻っていく。
そして光が完全に消えると、どこにも火傷の痕はなく、左腕も元通りになっているマリオの姿がそこにはあった。
傷のなくなったマリオのもとへクッパは慌てて駆け寄る。
「──
マリオの治療が終わったらしく、スーパークラウンは短く息を吐く。
やり切ったような雰囲気を出しているが、クッパはスーパークラウンが聞き捨てならないことを言ったことに気づく。
「おい、初めてとはどう言うことだ?!」
「仕方がないでしょ!私が生まれた時には周りに“悪意”ばっかりで封印するしかできなかったのよ!今はあなた達の持ってる“愛”でできるようになったんだから!」
マリオを抱き寄せながらクッパは叫ぶ。
クッパの心配ももっともだが、スーパークラウンの生まれたタイミングを考えると仕方のないことだろう。
スーパークラウンは“愛”の感情をエネルギーとして動く。
しかし、スーパークラウンが生まれた時にはすでに“悪意”が拡がっており、封印以外の機能はまともに使えなかったのだ。
「とりあえず、まずは“愛”が満ちている内に“悪意”の本体を浄化しちゃいましょう。今なら【
そう言ってスーパークラウンはピーチ姫の方へと体の向きを変える。
そしてスーパークラウンが【喰ラウンモード】と言った瞬間、スーパークラウンの姿は小型の箱へと変化した。
「は、はこ?」
「私はステキでパーフェクトなクラウンだけど・・・・・・。素早くパクッと喰ラウンでもあるのよ!」
「え?──きゃああぁあああ?!」
起きている事態に着いていけず、固まっていたピーチ姫の頭上へとスーパークラウンは移動する。
そしてピーチ姫の頭上で回転を始め、凄まじい勢いで吸い込み始めた。
「あ、ああああ?!?!力が・・・・・・力が抜けていく・・・・・・」
「確かにすごい量ね。でも、まだまだいけるわ!」
スーパークラウンの吸い込みに合わせてピーチ姫の体から黒いもやのようなものがどんどん吹き出し、スーパークラウンへと吸い込まれていく。
やがて黒いもやの吹き出る量が減ってきたとき、“それ”はピーチ姫の中から現れた。
「グルゥオオオオオオオ!!!」
頭からは角が生え、鋭い爪を持ち、背中には大きなトゲ甲羅。
“それ”は影のように真っ黒であったが、どう見てももとの姿のクッパだった。
読了ありがとうございます。
スーパークラウンの出したかった設定が出せました。
・ルイージ邸観察日誌
そういえば気になったのだけど、レサレサちゃんはハロウィンパーティーの料理はどうするのかな?
お屋敷には確かに料理人もいたけど手が足りなさそう。
あ、ピーチ姫に応援を要請しているの?
お城の料理人さんも来るなら安心だね。
私もこっそりルイージに作ってみようかな?