スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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メインストーリーが終わったら、1話からifとして“悪意”などが存在しなかった場合を書いていこうと思います。


筆者に必要なのは迅速、かつ的確な表現力。
その指は飾りですか?


・ウィリアム・T・スピアーズ(黒執事)

どっちも私に備わってるかは自信がないなぁ・・・・・・


第38話

 

 

 ピーチ城から家に帰りついたマリオとクッパは、晩御飯を何にしようか自宅の台所で悩んでいた。

 帰宅途中の話題では肉を使うところまでは決まっていたのだが、そこから先が決まらないのだ。

 

 

「やはり豪勢にいくのならステーキではないか?」

「いやいや、薄く切って鍋にするのも良くないか?」

「いっそ、巨大なハンバーグにすると言うのもありだと思うぞ?」

「うーん。カツにするのもありかな?」

 

 

 と、このようになかなか先に進まないのだ。

 そして、それから更に数分後。

 

 

「ぬぅぅううう・・・・・・。めんどくさいからステーキなのだ!」

 

 

 あまりにも晩御飯が決まらなすぎてついにクッパが爆発した。

 そんなクッパの様子にマリオは苦笑する。

 

 

「よし、ワガハイが肉を焼こう。マリオは付け合わせを頼むぞ」

「ああ、分かったよ」

 

 

 そう言ってクッパは肉を焼き始めた。

 焼き上がった肉の想像をしているのか、尻尾が嬉しそうに左右に揺れている。

 

 

「とりあえずはサラダとスープあたりかな。クッパ、ステーキにかけるソースはどうする?」

「ソースはワガハイが作っておくのだ。玉ねぎを出しておいてくれ」

 

 

 冷蔵庫から野菜を取り出しながらマリオはクッパに尋ねる。

 クッパの言葉にマリオは頷き、追加で玉ねぎを出しておく。

 

 そしてマリオがサラダを作り終える頃にクッパは焼いた肉をフライパンから取ってアルミホイルで包み始めた。

 

 

「それは何をやっているんだい?」

「これか?前に料理が趣味だと言うノコノコから聞いてな。両面に焼き色がついたらアルミホイルで包んで余熱で中まで火を通すと美味しくできるらしいのだ」

 

 

 クッパの行動を不思議に思いマリオが聞くと、クッパは自慢げに聞いた知識を披露した。

 ステーキにそんな焼き方があるとは知らなかったマリオは感心したように頷いていた。

 

 

「さて、ソースは和風でよいな?」

「任せるよ。サラダも終わったから俺はスープを作ろうかな」

 

 

 ステーキにかけるソースを作るために、クッパはマリオに出しておいてもらった玉ねぎを手に取る。

 そして玉ねぎを持ちやすい形に切って、下ろし金ですりおろしていく。

 

 

「くっ・・・・・・、目に来るぞ・・・・・・」

 

 

 玉ねぎをすりおろしていくことによってクッパは目を潤ませた。

 ちなみに玉ねぎで涙が出るのは玉ねぎの成分が目に行くからではなく鼻に行くからなので、鼻を塞げば涙が出ることはない。

 

 

「まずはフライパンに酒、みりんを入れて煮たたせる。そしてその後に玉ねぎと醤油を入れてひと煮たち、だったな」

 

 

 料理が趣味のノコノコから聞いたステーキソースのレシピを思い出しながらクッパはソースを作っていく。

 本来ならニンニクも少し入れるのだが、臭いが気になったのかクッパは入れていない。

 

 

「俺もスープを作ってしまおう。ええと、ニンジン、玉ねぎ、ワカメを食べやすいサイズに切るか」

 

 

 ステーキソースを作るクッパの隣で、マリオもスープを作り始める。

 材料を見たところ、中華系のスープのようだ。

 

 

「鍋に水、鶏がらスープの素、醤油、塩、こしょう、ニンジン、玉ねぎを入れて沸騰させる。クッパ、隣のコンロを使いたいんだけど」

「む、分かった。奥にずれよう」

 

 

 鍋の中にスープのベースとなる材料を入れていく。

 マリオの言葉にクッパは頷き、使っているコンロの位置を変える。

 

 

「ワカメは後で入れるとして、水溶き片栗粉を用意しないと」

 

 

 鍋の中身が沸騰するのを待ちながら、マリオは水に片栗粉を溶かしていく。

 ほどよくとろみが出てきたところで片栗粉を加えるのを止め、沸騰するのを待つ。

 

 

「沸騰したから水溶き片栗粉を入れてスープにとろみをつける。少し煮て、その間に卵を溶いて・・・・・・」

 

 

 沸騰した鍋の中に水溶き片栗粉を加え、とろみをつけていく。

 このときに一気に入れるととろみが強くなったりしてしまうのでゆっくり加えていくと良いだろう。

 

 

「後は溶き卵を入れて、最後にワカメを加えて完成。クッパ、そっちはどうだい?」

「うむ、こちらもできたのだ」

 

 

 鍋の中をお玉でかき混ぜながら、隣のクッパに尋ねる。

 するとクッパも自信満々にフライパンの中にできているステーキソースを見せてきた。

 

 マリオの鍋からも、クッパのフライパンからも美味しそうな匂いが上がっていた。

 

 

「よし、それじゃあテーブルに運んで食べようか」

「そうだな」

 

 

 マリオとクッパはそれぞれの皿にステーキを乗せ、カップにスープを入れてテーブルへと運んだ。

 そして食器の準備を終え、最後にクッパがステーキにソースをかける。

 

 

「旨そうにできて良かったのだ」

「とても良い匂いだよ。じゃあ・・・・・・」

「「いただきます!」」

 

 

 食事の挨拶をし、2人は食事を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。

今回は料理回で、マリオの作ったスープはそこそこ前に私が実際に作ったものです。

え、分量?

ちゃんと目で分かる量を入れてますよ。


・ルイージ邸観察日誌

 招待する人数分のテ紙の準備が終わりました。
 そう言えばピーチ姫やクッパの宛名がなかったような?
 どうしてなんだろう?

 レサレサちゃんに聞いても教えてくれないし・・・・・・

 あ、あなた知ってるの?


「実はレサレサ様はマリオのことが───レサレサ様?!」


 教えてくれようとしたテレサがレサレサちゃんに連れてかれてしまいました。

 遠くから何か聞こえてくるけど気のせいだよね。



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