スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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書き溜めは大変だけどやりがいがある。


俺の書く意欲は惰性からじゃない…クッパ姫への熱意から生まれる


・沢田綱吉(家庭教師ヒットマンREBORN!)

最近はブームも鎮静気味で寂しい・・・・・・


第43話

・

 

 

 クッパが帰ってから数日。

 マリオは何かが欠けた、物足りない日々を過ごしていた。

 

 気づけば誰もいないのに誰かに話しかけようとしてしまう。

 自分1人のはずなのに2人分の料理を準備してしまう。

 誰もいないのにソファで寝ようとしてしまう。

 

 クッパのいた時間は短かったはずなのだが、マリオの心の中ではその存在はとても大きなものだった。

 

 

「はぁ・・・・・・。ちゃんとしないといけないのは分かってるんだけどなぁ・・・・・・」

 

 

 何度目になるか分からないが、用意してしまった2人分の朝食を前にマリオは溜め息を吐いた。

 クッパが自身に見せた笑顔が、弱々しい泣き顔が、羞恥で赤くなった顔が。

 そのどれもがマリオの記憶から消えずに残っていた。

 

 仕方なしに2人分の朝食を食べていると、玄関を叩く音が聞こえてきた。

 

 

「誰だろう?開いているよ」

「おはようございます。マリオどの」

 

 

 玄関を開けて入ってきたのはキノコ王国大臣のキノじいだった。

 キノじいの来訪にマリオは不思議そうに首をかしげる。

 

 

「いらっしゃい、どうしたんだい?」

「先日の異変の後始末が終わりましたので、城にてパーティーをと思いまして」

 

 

 マリオの問いにキノじいは小さな封筒を差し出しながら答えた。

 封筒には可愛らしい文字で『マリオへ』と書かれている。

 どうやら文字を書いたのはピーチ姫のようだ。

 

 

「本日の11時頃から開始の予定ですので、早めにお越しくださいませ」

「うん。分かった」

 

 

 そう言ってキノじいは礼をして帰っていった。

 食べ終わった食器を片付け、マリオは封筒を手に取る。

 

 

「後始末が終わったとは言ってたけど・・・・・・」

 

 

 頭に浮かぶのは黒いドレスを身に纏っていたピーチ姫の姿。

 “悪意”に犯されていたとはいえ、けっこう暴れていたような気がするのだが。

 そのときの記憶がどうなっているのかがマリオは気になった。

 

 

「スーパークラウンはその辺りを教えてくれなかったからな」

 

 

 クッパに何かを言って放り投げられて空に消えたスーパークラウン。

 そのまま戻ってこずに世界を見に行ってしまったのだろう。

 ちゃんと話を聞いておくべきだったとマリオは少しだけ後悔した。

 

 

「と、中を確認しよう」

 

 

 気の抜けるスーパークラウンとの別れにちょっと気が抜けてしまったが、手元の封筒を思いだして封を開ける。

 封筒の中からは1枚のカードと折り畳まれた手紙が入っていた。

 

 

『マリオへ。先日はとても迷惑をかけてしまいました。謝罪と感謝をしたいので城まで来てくれますか?その後はパーティーもするので一緒に入れてあるカードを持ってきてください。ピーチより』

 

 

 手紙を読む限り、どうやら“悪意”に犯されていたときの記憶も残っているようで、気にしていることがうかがえる。

 そして同封されていたカードには王冠をかぶったピンクのキノコのイラストが描かれていた。

 

 

「パーティーは11時頃からって言ってたし、もう出発しておこうかな」

 

 

 そう言ってマリオはカードをポケットにしまい、帽子をかぶって家を出た。

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌

 恥ずかしくなくなる訓練にちょうどいい場所ないかな?
 キノコタウンだと人が多すぎるし・・・・・・
 少し外れの方の町に行ってみるとか?

 でも、私はそんな町知らないしなぁ・・・

 あ、カメックおばばさんなら何か知ってるかも?









 カメックさんたちが最近はヨーグルトを投げてくるからあまり会いたくないなぁ。

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