スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
閉めきり前の漫画家の気分が軽く味わえる(笑)
おまえの 読みたい気持ち すごく 伝わってきたぜ!
・20番道路・たんぱんこぞう(ポケットモンスター)
・
窓をぶち破って飛び込んできたクラウンはマリオたちの頭上を飛び回る。
頭上を飛んでいるために誰が乗っているのかはマリオたちからは分からない。
クラウンがいきなり飛び込んできたことによってキノピオたちはパニックを起こして散り散りに走り回っていた。
「クッパしゃま!いきなり窓に飛び込んでいくとは何事ですか!」
「す、すまぬ。マリオがキスをしそうだったからつい・・・・・・」
「それは・・・・・・、まぁ仕方がないのかもしれませぬが・・・・・・」
クラウンの後を追うようにして入ってきたカメックおばばの言葉に、クラウンにはクッパが乗っていることが分かった。
しかし、キノピオたちは首をかしげる。
あれ?クッパってあんな声だっけ?
その場にいたキノピオ全員の思いが一致した瞬間だった。
そして、カメックおばばが魔法で窓を直していると、マリオの近くへクラウンが降りてくる。
「よっ、と!」
「え?!」
「なんと?!」
クラウンの中から飛び降りてきたクッパの姿にマリオ以外の全員が驚く。
それもそうだろう。
今までの威圧感のある凶暴そうな風体を覚悟していたら、予想外の綺麗な女性が現れたのだから。
その女性、クッパはツカツカとマリオのもとへと近寄り、ピーチ姫からマリオを引き剥がした。
「ピーチ姫、それはズルいと思うのだ!」
「え、ま、待って、あなた、クッパ・・・・・・なの?」
「まぁ、普通はそう思うよね・・・・・・」
マリオを近くへ引き寄せながらクッパはピーチ姫に言う。
一方のピーチ姫は、目の前の女性がクッパだという事実に混乱していた。
そんなピーチ姫の姿に、マリオはうんうんと頷いていた。
マリオ自身もクッパがいきなり現れて混乱したことを思い出したのだろう。
「あー・・・・・・。信じられないかもしれないけど、間違いなくクッパだよ」
「マリオ、あなたは知っていたの?」
「それは当然だ。なんせ少しの間だがマリオの家で同棲していたのだからな!」
驚くピーチ姫にマリオはこの女性が偽りなくクッパであることを告げる。
そこまで驚いていないマリオにピーチ姫は不思議に思い尋ねた。
そんなピーチ姫の姿に、クッパはフンスと胸を張り、勝ち誇ったように言った。
そんなクッパの態度に少しだけカチンとしつつ、ピーチ姫はクッパの言葉をゆっくりと飲み込んでいく。
同棲していた?
同棲って一緒に暮らしていたということよね?
誰が?
マリオと目の前の綺麗な女性になっているクッパが?
「え、えぇぇえええええっっ?!」
「ふふん!」
驚き声を上げるピーチ姫にクッパはドヤ顔をする。
驚いているのはピーチ姫だけではなく、キノじいやキノピオたちも驚愕の表情をしていた。
「と、いうわけで・・・・・・、マリオはワガハイがいただいていく!」
「な?!そんなこと許しません!」
マリオの手を引いてクラウンに乗せようとするクッパに、ピーチ姫はいち早く驚きから復帰してマリオの反対の手を掴んだ。
自分ではなくマリオを連れていこうとするクッパの行動に違和感を感じた。
が、それよりも何よりもマリオを今のクッパに連れていかれるのは不味いと直感で理解する。
「絶対に連れていかせないんだから!」
「むぅ・・・・・・、力が落ちているからマリオを引き込めぬ・・・・・・」
「いたたたた!」
クッパとピーチ姫は互いに左右からマリオの手を掴んで引っ張る。
それはまるで昔話にありそうな光景だった。
ちなみにマリオが痛そうにしているが、クッパとピーチ姫の雰囲気が近寄りがたいことと、美人2人に挟まれていることからの嫉妬によって誰も助けようとはしなかった。
読了ありがとうございます。
本編もそうですけど、物語の終わりを考えるのが苦労します・・・・・・
・ルイージ邸観察日誌
明日はいよいよハロウィン。
レサレサちゃんの屋敷でクッキーを焼く準備をしないと。
後は他の場所の飾りつけもかな?
前日じゃないと邪魔になっちゃうから飾ってない場所もあったし。
明日、直接ルイージと会うのはちょっと不安だけど、たぶん大丈夫だよね?
一応、段ボールで隠れるものを作っておこうかな。