スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
諦めなければ必ず読まれるとは言わねえ。
けど諦めたら何も読まれねぇ。
・青峰大輝(黒子のバスケ)
とにかく諦めずに書き続けます。
・
女性は光のない瞳でクッパを睨み付ける。
女性の表情の変化にクッパとピーチ姫は思わず動きを止めてしまった。
「・・・・・・スーパークラウン?こいつは本当に“悪意”から変異しているのか?」
「どう見ても変異はしていないように思うのだけど・・・・・・」
女性に睨まれながら2人はスーパークラウンに尋ねる。
どう取り繕っても先ほどの女性の言葉はまっとうな“愛”から発せられる言葉には思えなかった。
むしろ“悪意”だと言われた方がまだ納得できるだろう。
「ちゃんと変異してるわよ。その証拠にマリオへの思いしか言ってないし」
「おもいっきり睨まれたがな・・・・・・」
スーパークラウンの言葉にクッパはため息を吐いて再び女性を見る。
すでに女性はクッパから興味を失っており、いつの間にかマリオの腕から背中側へと移動していた。
マリオの背後から首に抱きつくようにして密着している。
女性の息が当たってくすぐったいのか、マリオは逃げようともがいていた。
「・・・・・・ピーチ姫」
「ええ、分かってるわ」
クッパは短くピーチ姫の名前を呼ぶ。
それに対してピーチ姫も頷き応える。
そして2人は素早く女性の腕を掴み、マリオから女性を引き剥がした。
「た、たすか────」
「キノじい、お願いね」
「カメックおばば、頼んだぞ」
女性が離れたことによってようやく一息つける。
そう思ったマリオの心を裏切るかのようにピーチ姫とクッパの言葉がマリオの背後にかかる。
「ほっほっほっ、お任せくだされ」
「ええ、ええ。分かりましたとも」
「────った・・・・・・?」
マリオは女性が離れたことによって安心しきっていた。
ゆえに背後にいたキノじいとカメックおばばの存在に気づいていなかった。
キノじいとカメックおばばは素早くマリオを拘束し、先ほどキノピオたちが用意した道具のもとへと移動する。
あまりの手際のよさにマリオは何が起きているのか分からなかった。
ただ1つ、マリオは理解したことがある。
自分にはこれからとてつもなく恐ろしいことが降りかかるのだろう、と。
どこか諦めたような、ここではないどこか遠くを見つめながらマリオはされるがままになっていた。
「マリオ。マリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオマリオ!離せ離せ離せ離せ離せ離せ離せ離せ離せ離せ離せ離せ離せ離せ離せ離せ離せ!!」
「くっ、確かに力は強いようだな」
「ええ、魔法で強化してなかったら押さえられなかったわ」
マリオから引き剥がされたことによって、女性は必死にマリオのもとへと行こうとする。
それをクッパとピーチ姫は2人で協力して押さえ込んでいた。
そしてピーチ姫はキノピオたちに女性を拘束するための道具を持ってくるように指示をする。
その間にマリオが三角形を並べて作った板の上に正座で座らせられていたのだが、気にする者は誰もいなかった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
今日はレサレサちゃんの所に遊びに来ました。
え?
お屋敷はこの前崩れたんじゃないかって?
実はあのあとお屋敷にいたテレサたちが、壁とか屋根とかに取り憑いて元通りに直したの。
取り憑いた状態ならフワフワと飛べるから元に戻しやすいんだよ。
知らなかった人も多いんじゃないかな?
え、クリスチーヌって言う子が知ってて教えてくれたの?
驚かせられなくて残念・・・・・・