スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
てめーらは俺を喜ばせた
・空条承太郎(ジョジョの奇妙な冒険第3部)
感想や評価が入るとまさにそんな感じです。
・
痛みで叫ぶマリオの声をBGMに、クッパとピーチ姫はなんとか女性を拘束することに成功する。
女性を拘束する際に、ピーチ姫の腕に女性の豊満な胸が当たり、黒いオーラのようなものが生じたような気もするが気のせいだろう。
ピーチ姫の目が虚ろになって女性やクッパの胸を憎らしげに見ているのも気のせいだ。
冷や汗を流しながらクッパはピーチ姫の方を見ないようにしつつ女性を見る。
確かに拘束する際の力は強かったが、自分たちが力を込めれば押さえられなくもない。
睨みはするが“悪意”などのそういった力を使うそぶりもなかった。
「本当に、力が強い程度だったな」
「疑っていたの?」
クッパの言葉にスーパークラウンは少しだけ不満そうに頭の上に乗る。
とはいえクッパが疑うのも無理はないだろう。
スーパークラウンが平気だと言ってもその証拠はどこにもなく。
“悪意”の恐ろしさを目の当たりにしているクッパからすればどんな姿になっても疑ってしまうのだ。
「なんでクッパもこの女性も・・・・・・」
影を背負いながらピーチ姫はぶつぶつと呟く。
どうやら自分と似たような姿のはずなのに胸のサイズが自分より大きいクッパと女性にショックを受けているようだ。
ピーチ姫の発する雰囲気に周囲のキノピオたちはなにも言えなかった。
「クッパは知らないけど彼女は私の姿をもとにしてるはずよね?なのになんでこんなに差があるのかしら?しかも胸があっても太っている訳じゃないみたいだし・・・・・・」
ピーチ姫のために言っておくと。
ピーチ姫も別にスタイルが悪いだとか、胸が小さいというわけではない。
むしろ普通にスタイルとしては綺麗な部類に入る方で、胸もけっして小さくはない。
それでもピーチ姫が自分のスタイルに落ち込んでいるのは、クッパや女性の胸が大きいというのもあるが、他にスタイルなどを比較する対象が近くにいなかったからという理由もあるのだろう。
「・・・・・・そういえば、こいつはどこで暮らしているのだ」
「スルーするのね」
ピーチ姫の呟きを聞こえないものとして、クッパは尋ねる。
今まで気にしていなかったが、この女性の暮らしている場所を聞いていない。
そのことをクッパは思い出したのだ。
「暮らしている場所もないわね。だって本当に今日生まれたばかりだもの。だから、マリオの家にでも置いてもらおうか───」
「却下なのだ」
「───と思っていたのだけど・・・・・・」
あんな状態になるやつをマリオと一緒に暮らさせたら何が起こるか。
確実にマリオが押し倒されるのも時間の問題になるのではないか。
そんな思いからクッパはスーパークラウンの言葉を両断する。
そんなクッパにスーパークラウンは予想ができていた、とでもいうかのように短く息を吐いた。
「まぁ、分かってはいたけどね。ピーチ姫にでも頼んでみるわ」
「そうしろ」
ふん、と鼻息を鳴らしてクッパは短く言う。
絶対にマリオの家に住まさせるつもりはない。
そんな思いがクッパの言葉からは強く伝わってくるようだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
今日はお家で料理の練習をしようかな。
ルイージにばかり美味しいものを作ってもらってばかりじゃ悪いと思うし。
とりあえず最初は玉子焼きあたりから始めていこう。
前はクッキーを作ったけど、レサレサちゃんのところの料理人さんに教えてもらいながらだったし。
砂糖と塩を間違えちゃった。
それに焦げちゃって苦じょっぱい・・・・・・