スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
決めるのが少し悩みました。
読んでけよ
読ん読んでけよ
読んでけよ
・ポプ子(ポプテピピック)
・
マリオは腕を組んで目の前の女性の名前を考える。
見た目や印象から考えると黒のイメージが強いので、そのあたりも考えていきたいとマリオは思っていた。
「黒いピーチ姫なのだからクローチとかでいいではないか」
「・・・・・・なんか、あの黒い虫みたいで嫌じゃない?」
いかにも適当に考えました、なクッパの名前の案にピーチ姫は嫌そうに首を振る。
ピーチ姫が思い浮かべたのは、黒くてカサカサと素早く動き、気づくと近くにいる例の頭文字がGの虫だろう。
「ノワール・・・・・・だと、少し男性っぽいかしら?」
「たしか・・・・・・伯爵がノワールと名乗っていなかったか?」
ノワール、つまりは他の国の言葉で黒という意味なのだが。
クッパは過去に戦った相手の名前がノワールだったことを指摘する。
「・・・・・・ナハト」
「え?」
「なはと?」
マリオの口からこぼれた小さな言葉にクッパとピーチ姫は首をかしげる。
マリオ自身も不意に出てきた名前だったので驚きつつも頭の中で自分の言った名前を繰り返す。
ナハト──たしか何かの本で読んだ、どこかの国では夜を意味する言葉だったか・・・・・・
チラリと女性の顔を見て、瞳の色が目に入る。
女性の瞳は夜空のような綺麗な輝きをしている。
「うん。君の名前はナハトだ」
「ナハト・・・・・・、私の名前・・・・・・」
マリオに名前をつけてもらい、女性、ナハトは嬉しそうに跳び跳ねる。
まるで好きなおもちゃを与えられた犬のような状態だ。
「ナハト、ナハト!私、ナハト!」
「お、おう」
跳び跳ねながらナハトは何度も自分の名前を繰り返す。
とても嬉しいのだろう。
その喜びようから、この場にいる全員の目にはナハトの体から生える大きな尻尾がブンブンと揺れて見えていた。
「なんていうか・・・・・・。マリオ以外のことに関しては無邪気、なのかしら?」
「生まれたばかりという事でそのあたりの知識がまだないのではないか?」
ぴょんぴょんと跳び跳ねるナハトを見ながら完全に毒気を抜かれたピーチ姫は首をかしげながら呟く。
そんなピーチ姫に、クッパは自身の予想を言った。
「まぁ、なんでもいいわ。とりあえずは彼女は城の一室に住まわせることにするわね」
「すまぬが頼むのだ」
短く息を吐いてピーチ姫は改めてナハトを見る。
正直なところ、ナハトが城に住むのにあたって心配なことはいくつかある。
ナハトが大人しく城に住むのか?
マリオがいないことによって暴れたりしないか?
私自身とは仲良くできなかったとしても、城にいるキノピオたちや、キノじいと仲良くできるのか?
食事のマナーなどは大丈夫なのか?
そういったいくつかの心配事がピーチ姫の頭の中にはあった。
とはいえ、ナハトがマリオの家で暮らすということになるよりはいいので、ピーチ姫が文句を言うことはないのだが。
「ナハト!ナハト」
そんなクッパとピーチ姫の思いも気にせずに、ナハトは嬉しそうに跳び跳ね続けるのだった。
読了ありがとうございます。
というわけで女性の名前は“ナハト”です。
最初は“クロエ”や“ノエル”あたりも考えたのですが、なんとなく違う気がしましたのでやめました。
・ルイージ邸観察日誌
レサレサちゃんのところの料理人さんに教えてもらってキノコタウンのキャシーさんのところに来ました。
料理がとても上手って聞いたから楽しみです。
「あらまぁ、ずいぶんと可愛らしい子が来たわね。料理を知りたいんですって?」
「は、はい・・・・・・」
キャシーさんは私をお家の中に入れると紅茶とケーキを出してくれました。
すごい!
売ってるやつみたいに綺麗でとっても美味しい!
「そんなに喜んでもらえると嬉しいわね」
「あ、あの、私に料理を教えて下さい!」
「うんうん。やる気がある子は大好きよ」
ケーキの美味しさにうっかり目的を忘れそうになっちゃったけど、なんとか料理を教えてもらえることになりました!