スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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バリヨハザード・・・・・・

あの顔の敵が襲いかかってくるんですよ?

ちょっと興味はあります。


萌えの力を秘めし物語よ。
その姿を読者の前に示せ。
契約のもと竜音が命じる。
レリーズ!


・木之本さくら(カードキャプターさくら)




第68話

 

 

 コントローラーを握り、マリオとクッパは並んでテレビ画面に集中する。

 テレビ画面には何体もの敵が現れており、マリオとクッパの操るプレイヤーキャラによって次々と倒されていった。

 

 

『ガ~チャ~!』

「後ろから来てるぞ!」

『回すのぉ!ガチャをまわしゅのぉ!』

「分かっておるが!追いつかぬ!」

 

 

 敵の声に気づき、マリオは素早く背後に迫ってきていた敵を倒す。

 クッパの方にも声をかけるが、クッパは前方の敵に翻弄されて背後の敵に対応が出来ずにいた。

 その事に気づいたマリオはクッパのプレイヤーキャラの背後に回り、迫ってきていた敵を倒す。

 

 

「助かったのだ。そっちは任せてもよいか?」

「ま、この量じゃキツいわな。背中は預けた」

『宝具スキップのない運営は悪』

『呼符で星5を当てたな』

『素材置いてけ』

『殺したかったけど死んでほしくなかった』

 

 

 背中合わせに立ちながら2人は敵に向かう。

 マリオとクッパにはよく分からない言葉を喋りながら敵は徐々に距離を詰めてくる。

 もはや画面にはマリオとクッパのプレイヤーキャラ以外の部分がすべて敵に覆われていた。

 

 

「く・・・・・・。さすがに物量に押されるのだ・・・・・・」

「敵の量がキツすぎる・・・・・・」

 

 

 敵の数が少ない内はなんとか背中合わせで倒していくことができていた。

 だが敵の数が増えていくにつれてそれも上手くいかなくなり、マリオとクッパは追い詰められていた。

 そんなとき、マリオは画面の端に落ちている武器に気がついた。

 

 

「こうなったら一か八かだ!」

 

 

 そう言ってマリオは落ちている武器を拾って敵の方に向けて構える。

 マリオの拾った武器に気がついたのか、クッパは慌ててマリオのプレイヤーキャラの近くへと移動する。

 

 

「食らえ!RPG-7(ステラ)ぁぁあああ!」

 

 

 掛け声と共にマリオはロケットランチャーを発射する。

 発射されたロケットランチャーはすごいスピードで敵の密集する中心部へと突き刺さり、盛大な爆発を巻き起こした。

 凄まじい爆発によって敵は一斉に吹き飛び、画面に映っているのはマリオとクッパのプレイヤーキャラだけになった。

 

 

「ふぅ、上手くいって良かった」

「できれば、合図をしてほしかったがな」

 

 

 敵がいなくなり、セーブポイントが出現してマリオはホッと息を吐く。

 そんなマリオをジト目で見ながらクッパは息を吐いた。

 

 

「少し集中して喉が渇いたな。飲み物を持ってくるのだ」

 

 

 そう言ってクッパは部屋から出ていってしまった。

 部屋に残されたマリオは改めてぐるりと部屋の中を見回してみる。

 

 ざっと見てみたところ、あまり変わったところはないみたいだな。

 姿は変わっても根本的なところはクッパのままなんだろうか?

 

 記憶の中にあるクッパの部屋とそこまで変化が見られないことにマリオはどこか安心していた。

 そんなとき、ベッドの端からなにかがはみ出していることに気づく。

 

 

「ん?」

 

 

 ちょっとした興味が湧き、マリオはベッドへと近づいてみる。

 はみ出しているのはどうやら布のようで、一部分しか出ていないので何が置いてあるのかは分からない。

 

 好奇心に負けてマリオはその布を掴んでベッドから引き抜いてみた。

 それと同時にクッパが飲み物の入ったボトルとコップを持って部屋に戻ってくる。

 

 

「マリオ、リンゴジュースでよかっ・・・・・・た・・・・・・か」

「・・・・・・あ゛」

 

 

 部屋に戻ってきたクッパはマリオの姿を確認し、マリオの手にあるものを見て固まった。

 クッパがなぜ固まったのか分からず、マリオはクッパの視線の先──自分の手に掴んでいるものを見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 黒。

 一言で簡単に表すならこれに尽きるだろう。

 それでもあえて表現するなら、黒い色彩でありながら肌の色をうっすらと透かして見えそうな薄い黒に、大事な部分だけは最低限隠すくらいの幅しかない光の通さない黒。

 そして可愛らしい花のような刺繍が何ヵ所かに施されている。

 

 マリオがクッパのベッドから引き抜いたもの、それは────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ─────クッパの黒い下着だった。

 

 

 

 




読了ありがとうございます。

ちょっとした興味が大事故に・・・・・・


・ルイージ邸観察日誌

 どうしよう・・・・・・
 よく考えたら昨日、キャシーさんのところでケーキをいくつも食べちゃってた。

 せっかく運動とかをしていたのにぃぃいい・・・・・・

 うぁ~・・・・・・ショックで動きたくないよぅ・・・・・・

 あ、ゴロゴロしてごめんなさい。

 埃がたっちゃうよね・・・・・・

 今日はキャシーさんのお料理教室はお休みだし、気分を変えるためにお出かけしようかな。

 え?
 ルイージを誘って遊園地に行ったらどうかって?






 む、ムリムリムリムリ!
 一緒にお出掛けなんてまだハードルが高いよ!

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