スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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難産・・・・・・

恋愛においての感情の表現はまだまだ修行が足らないです・・・・・・


ぶざまに書き続ける方が、カッコつけて終わらせるより100倍カッコよく見えるときだってあるんだぜ?


・金田一一(金田一少年の事件簿)


カッコつけて無理矢理終わらせるなら、私はあがいてあがいて書き続けます。


第71話

 

 

 自身の顔を思い切り殴り抜き、マリオは体をふらつかせる。

 いきなりマリオが自分の顔を殴ったことにクッパは目を白黒とさせていた。

 

 

「ま、マリオ・・・・・・?」

 

 

 驚いたクッパは目に涙を溜めながらおずおずとマリオの名を呼ぶ。

 目の前にいる人物がいきなり自分の顔を殴ればそれも当然の反応だろう。

 殴ったことによって頬を赤く腫らしながら、マリオはまっすぐにクッパを見る。

 

 

「すまなかった」

「マリオ?」

 

 

 クッパの目をまっすぐに見つめ、マリオは頭を下げる。

 突然の謝罪にクッパはなんのことか分からずにキョトンとしてしまう。

 

 クッパがキョトンとしていることに気づいたマリオは頭を上げてクッパへと近づいた。

 マリオが距離を詰めてきたことにクッパは驚き、数歩後ずさる。

 

 

「っ・・・・・・」

「クッパ」

 

 

 怯えるように後ずさるクッパの肩に優しく手を置き、短く名前を呼ぶ。

 クッパはマリオの手から逃れようと体をよじっていたが、名前を呼ばれてピタリと動きを止めた。

 

 

「俺は、お前のことを変だとか、気持ち悪いだなんて思ってないよ」

「本当・・・・・・か・・・・・・?」

 

 

 目と目を合わせ、マリオはまっすぐにクッパを見る。

 マリオの言葉にクッパは瞳を揺らしながら聞き返す。

 

 

 本当に自分のことを気持ち悪いと思っていないのか。

 

 本当に自分のことを・・・・・・

 

 

 ぼろぼろと涙を溢れさせながらクッパはマリオの手に自分の手を重ねる。

 

 

「ああ。俺の方もすまなかった。俺は・・・・・・、答えを出さなくていいと言われて安心してしまったんだ・・・・・・」

「それは・・・・・・」

 

 

 涙を溢れさせるクッパに、マリオは改めて謝る。

 マリオの言葉にクッパは首を横に振った。

 

 

 それは、ワガハイがまだ答えを聞くのが怖かったから聞けなかっただけ・・・・・・

 

 自分のことをマリオがどう思っているか分からなくて言った、逃げ道の言葉・・・・・・

 

 

 クッパはマリオの言葉を否定しようと口を開くが、うまく言葉にならず口を開くことしかできなかった。

 

 

「俺は、お前たちが好意を持ってくれているんじゃないかってなんとなく分かっていたんだ。でも、今の関係が壊れてしまうんじゃないかって・・・・・・」

 

 

 そっと目を伏せ、マリオは自身の思いを語る。

 マリオが自分たちの好意に気づいていたことにクッパは驚き、思わずマリオを凝視した。

 

 

「お前たちが・・・・・・お前が、涙を流すほどに思ってくれているのに。俺は、まだ答えを出さなくていいと軽い気持ちで答えを後回しにしようと思ってしまったんだ・・・・・・」

 

 

 マリオの言葉にクッパはマリオの謝罪の理由を理解した。

 

 

 自分のことが許せなくて自分の頬を殴ったのか・・・・・・

 

 

 ソッと、マリオが痛くないように優しく赤く腫らした頬に手を当てる。

 クッパの行動にマリオは思わず顔を上げてクッパを見た。

 

 

「・・・・・・ワガハイは、自分のことがどう思われているか分からなくて不安で怖かった。マリオ、きさまは今の関係が壊れてしまうのではないか不安だった。・・・・・・ワガハイたちは似ているのかもしれないな」

「クッパ・・・・・・」

 

 

 クッパの言葉にマリオは目をパチパチとさせる。

 

 完全に似ているかと言われれば首をかしげてしまうだろう。

 だが、お互いに不安を抱いていたという点では似ていたのかもしれない。

 

 

「ワガハイのことを気持ち悪いと思わないでくれるのだな?」

「ああ」

「ワガハイのマリオへの気持ちを知ってもそう思ってくれるのだな?」

「ああ」

 

 

 確認するように何度もクッパはマリオに尋ねる。

 クッパの言葉にマリオは何度も強く頷いた。

 マリオが頷くたびにクッパの目に力が戻っていく。

 

 

「マリオ、先ほども言ったが答えはまだ出さなくてもよい。ただ、ハッキリとさせておくのだ」

 

 

 両手でマリオの顔を挟み、クッパは顔を近づける。

 マリオは後ろめたさから顔を逸らそうとするが、クッパの手によって顔を逸らそうとするが動かすことができなかった。

 

 

「ん・・・・・・」

「んむ・・・・・・?!」

 

 

 唇に触れる柔らかな感触。

 目の前に映るのはこちらを優しく見るクッパの瞳。

 いま、マリオとクッパの距離は0になっていた。

 

 

「マリオ、ワガハイはお前のことが・・・・・・大好きなのだ」

 

 

 唇が離れ、わずかな間だけマリオとクッパの間に透明な橋が作られる。

 ポカンとするマリオにクッパは恥ずかしそうに頬を染めながら宣言するのだった。

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。

正直、ピーチ姫やナハトを出さずにイチャつかせた方が書きやすいんでしょうね・・・・・・

それでも出して書き続けますが。


・ルイージ邸観察日誌

「 マぁ シぃ ロぉ ? 」
「ぴぃっ?!」


 ゾクッとして辺りを見回していると、いきなり背後からレサレサちゃんに声をかけられました。

 いきなりだったから思わず跳び跳ねちゃった・・・・・・

 というか、レサレサちゃんの言葉がなんだか怖い・・・・・・


「だ~れが、絶壁ですって?だ~れが、まないたですって?だ~れが、龍驤ですってぇぇえええ~?」


 あ、あの、肩に置かれた手がものすごく痛いです。
 笑顔のはずなのにとても怖いし・・・・・・


「こんのぉ、駄肉がぁぁぁああああ!!」
「ひぎぃゃぁぁあああ?!?!」


 胸が痛い痛い痛い!
 取れちゃうぅぅううう?!



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