スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
イヤッホォォォォォォ!クッパ姫最高!
・岡崎朋也(CLANNAD)
・
クッパに唇を奪われたマリオはポカンとした表情で立ち尽くす。
マリオの年齢は26歳なのだが、これがマリオのファーストキスだった。
一方でマリオのファーストキスを奪ったクッパ。
クッパの年齢は29歳でマリオよりも年上なのだが、こちらもマリオと同じくファーストキスだった。
そして、そのクッパは今・・・・・・ベッドに頭から潜り込んで顔を真っ赤にして身悶えしていた。
ま、マリオに思いを伝えたのは良いのだが・・・・・・
嬉しさで・・・・・・お、思わずキ───
「──キス・・・・・・してしまった・・・・・・」
口に出したことによってクッパは改めて自身のした行為を思い返す。
両手から伝わるマリオの体温。
徐々に近づいてくるマリオの顔。
近づいたことによって感じるマリオの呼吸。
そして唇に感じる柔らかな感触。
それらすべてを感じて胸の奥で生まれた幸福感。
自身のした行為を思い返してクッパは顔を赤くしながらも、その口はニマニマと嬉しそうに笑みを作っていた。
「えへ・・・・・・えへへ・・・・・・」
笑みを浮かべながらクッパはくねくねと体をよじらせる。
その動きははたから見るとウナギや蛇がうねっているようにも見えた。
「───はっ?!」
と、ここでポカンと呆けていたマリオの意識が復活する。
マリオはキョロキョロと周囲を見回し、ベッドに頭から潜り込んでいるクッパの姿を見つけた。
そして、自身の唇に恐る恐る手を当て、顔を真っ赤に染める。
「────ッッ~~~!!」
声にならない叫び声をあげてマリオは顔を隠してしゃがみこむ。
人生で初めてのキス。
不意打ちのようなキスだったが、その感覚はハッキリと唇に残っており、ほぼゼロ距離にまで来ていたクッパの顔も目を閉じれば思い出せるほどだった。
「ま、マリオ・・・・・・?」
マリオが復活して動いたことが分かったのだろう。
クッパはシーツを頭からかぶりながらゆっくりとマリオの方を向く。
クッパがこちらを向こうとしていることに気づいたマリオは顔を隠してしゃがんだまま体の向きをクッパと反対の方向に向けた。
「あ・・・・・・その・・・・・・」
マリオが反対の方向を向いていることに気づいたクッパは少しだけ寂しそうに声を漏らす。
が、すぐにマリオの耳が一目で分かるほどに赤くなっていることに気づき嬉しくなった。
一方でマリオはクッパの漏らした声にピクリと小さく体を揺らす。
クッパの声が聞こえただけでマリオはクッパの告白を思い出していた。
恐る、恐るとマリオはクッパを見る。
指の隙間から見えるのはベッドに座り、頭からシーツをかぶったクッパの姿。
クッパの顔を、クッパの瞳を、クッパの唇を見ただけで自身の顔が熱くなっていくのを感じる。
「マリオ・・・・・・。その・・・・・・、いきなりキスをしてすまぬ・・・・・・」
「い、いや、大丈夫だ・・・・・・」
幸福感を感じてはいたが、マリオになにも言わずに勝手にキスしてしまったことをクッパは謝る。
クッパの顔をまともに見れなくなりながらも、マリオはクッパの謝罪を受けとる。
「嫌、ではなかったから・・・・・・。ええと、気にしないでくれ?」
クッパがあまり気に病まないようにマリオは詰まりながら言葉を繋げる。
マリオの言葉にクッパは抱き締めてキスをしてしまいそうな衝動を抑えるのだった。
読了ありがとうございます。
面白いと思っていただけたでしょうか?
・ルイージ邸観察日誌
昨日は酷い目にあった・・・・・・
確かに私も言い過ぎちゃったけど、あんなに胸に乱暴することないと思うの・・・・・・
今日は、キャシーさんのお料理教室で、それが終わったらおばあちゃんのところで恥ずかしくなくなるための特訓だったかな。
そうだ、おばあちゃんに何かを作って持っていってみようかな。
いつもは貰うばっかりだから、たまには私から渡さないと!
クッキーを作って持っていったら喜んでくれました!