スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
すごーい!
あなたはクッパ姫が好きな
・サーバル(けものフレンズ)
・
ワインの瓶とグラスを2つ手に持ちながら、クッパはマリオの泊まる部屋の扉を叩く。
ドライヤーを使って乾かす暇も惜しかったのか、クッパの髪はしっとりと水気を帯びており、何とも言えない色気を醸し出していた。
「マリオ、入るぞ」
「クッパ?!」
声をかけ、マリオの返事を待たずにクッパは扉を開ける。
それに驚いたのは部屋の中でパジャマに着替えていたマリオだった。
マリオは大型の風呂に入ってから着替えがなかったことに気づいてもとの服で部屋まで戻りパジャマを借りたので、服からパジャマに着替えていたのだ。
幸いにして下は着替え終わっており、上もボタンを止めるだけだったのでマリオの裸体が
「・・・・・・ちっ」
「舌打ちした?」
マリオの姿から、もう少し早く来ていれば体を見れたことに気づいたクッパは小さく舌打ちをする。
クッパが舌打ちをしたことに気づいたマリオはじっとりとした目でクッパを見た。
「んん!・・・・・・寝る前にワインでも一緒に飲まぬか?」
「おい、さっき舌打ちしなかったか?」
軽く咳払いをし、クッパは手に持っているワインとグラスをマリオに見せる。
どうやらクッパは自身の舌打ちをなかったことにするつもりのようで。
マリオの問いにも目を逸らして答えようとしない。
「なあ・・・・・・?」
じっとりとした目のままマリオはクッパをジッと見つめる。
そんなマリオからの視線を顔を逸らすことでスルーしながら、クッパはワインの準備をしていく。
よく見るとクッパの頬を汗がタラリと垂れており、クッパ自身も誤魔化すのは無理があるかな、とは思っているようだ。
「・・・・・・はぁ。それは、良いワインなのか?」
「う、うむ!ワガハイのお気に入りの1つなのだ!」
どれだけ聞いてもクッパが答えてくれないと分かったのか、マリオは短く息を吐いて話題を変える。
マリオの言葉にクッパはワインの瓶に書いてある銘柄を指差して示す。
瓶には銘柄が筆記体で書かれており、マリオにはなんと書いてあるのかいまいち読めなかった。
「少しばかり甘めかもしれぬが、ほどよい酸味でな」
「へぇ」
グラスに注がれたワインを眺めながらマリオは興味深そうに答える。
今までにも何度かクッパのオススメのワインやお酒を飲ませてもらったが、甘いタイプのものはそこまで多くはなく、どちらかと言えば苦めのものの方が多かった。
そのクッパがお気に入りだという甘めのワイン。
興味が出ないわけがなかった。
「ん・・・・・・。うん、確かに甘いね。でも、飲みやすいや」
「そうだろう?」
ワインを口に含み、味や舌触りを楽しむ。
クッパの言うとおりワインは甘めではあったが、不快になるほど甘いというわけではなく、とても飲みやすい甘さであった。
マリオの言葉にクッパは嬉しそうに頷く。
自身のお気に入りのワインが褒められて嬉しいのだろう。
「今までのものとは違った味だから少し不安だったが、大丈夫そうで良かったのだ」
「ははは、お前のオススメはどれも旨かったから心配はしてなかったけどね」
ホッと息を吐くクッパに、マリオは笑いかけながら言う。
そして、2人はグラスを軽く当てる。
小さくチン、という音を合図に2人はワインを楽しむのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
昨日はとても早くに行きすぎて迷惑だったよね・・・・・・
それに今日はキャシーさんのところでお料理教室だし。
ルイージとデイジーが会うのは悲しいけど・・・・・・
そんな気分でお料理をしていたのがキャシーさんには分かったみたいで、お茶を出してくれました。
デイジーの方が私よりも先にルイージと会っていてお似合いなんじゃ・・・・・・
私、身を引いた方が良いのかな・・・・・・