スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
我ながら単純なものですよね。
書きなさい。
評価なんてものは気にしないで書きなさい。
自分の書きたいクッパ姫を示すのよ!
・枝垂ほたる(だがしかし)
自分の書きたい物語を書く。
簡単なようで難しいですね。
・
朝御飯を食べ終わり、自身の家に帰ったマリオとついていったナハトを見送ってからクッパは自身の椅子に座る。
頭の中で考えるのは昨日のマリオとのキス。
正直に言ってしまえば、その感触と幸福感を思い出して浸りたいところなのだが、今は少しだけ我慢をする。
「ピーチ姫に言った方が良いのだろうか・・・・・・」
クッパはナハト、ピーチ姫と女子会の際に抜け駆け禁止の約束をしていた。
しかしクッパは昨日、嬉しさに任せてマリオに告白をしてしまった。
それに加えてキスまでしてしまっている。
これはどう考えても抜け駆けになってしまうだろう。
「言いたくないのだ・・・・・・」
報告すればピーチ姫は確実に怒るだろう。
それもプレッシャーを感じる素晴らしい笑顔でジリジリと迫ってくるに違いない。
別に、笑顔なだけなら問題はないのだ。
だがピーチ姫は笑顔でこちらに正座を指示してくる。
しかも、拒否権など存在しないように。
まぁ、正座を指示してくるだけなため、その辺りの考えの変わり方はうかがえるのだが。
もしも、前のパーティーの時にマリオに何も言われていなかったら石抱き責めの板が用意されていた可能性もある。
「どうかしたのですかな?」
「いや、なに・・・・・・ピーチ姫に怒られそうでな・・・・・・」
配下たちの今日の予定をまとめ、クッパに渡すために持ってきたカメックおばばはクッパが頭を抱えている様子に首をかしげる。
カメックおばばの問いにクッパは小さくため息を吐いて答えた。
「ふむ・・・・・・。隠し事というのは遅かれ早かれバレてしまうもの。悩むなら早めに解決することをオススメしますぞ?」
「そう、だなぁ・・・・・・」
カメックおばばの言葉にクッパは渋々と頷く。
早めに解決すれば気分は楽になる。
それ自体はクッパ自身も理解してはいるのだが、それでもできることならピーチ姫のプレッシャーはあまり感じたくはないのだ。
できることなら隠し通してしまいたいのだが、ナハトの嗅いだ匂いなどから察してしまう可能性もなくはない。
「まぁ、まずは本日の仕事を終わらせてからお願いしますぞ」
「ぬ、分かっておるのだ」
カメックおばばは椅子の近くに置かれた小さなテーブルに持ってきた紙の束を置いていく
紙の束から1枚を抜き取り、クッパは目を通していった。
「それではわたくしは別の仕事がありますので・・・・・・。悩んだ末の考えで後悔はしないようにしてくだされ」
「ああ、分かっているのだ」
そう言ってカメックおばばは自身の部屋へと戻っていった。
クッパはテーブルの上に置かれた紙の束をチラリとみる。
クッパ城の配下の人数はかなり多く、紙の束を全て見ていたらかなりの時間を食ってしまうだろう。
「見ながら、考えることにしよう」
そう呟いてクッパは配下の予定をまとめた紙に目を通していくのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
昨日はルイージとデイジーの2人とちゃんとお話をできたと思うの。
今日はキャシーさんのお料理教室だから会えないけど、少しかもしれないけど仲良くなれた気がします。
そういえば今回のお料理教室も特別ゲストが来るってキャシーさんが言ってたような・・・・・・
おばあちゃんとの特訓のお陰でもうほとんど恥ずかしくなくなったし、誰が来ても大丈夫!
・・・・・・たぶん。