スーパーマリオ イフストーリー (完結)   作:竜音(ドラオン)

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土曜日に仕事は辛いですー・・・・・・


クッパ姫は心を縛りもするけど癒しもするんだ


・モノクマ(ダンガンロンパ)


第86話

 

 

 カメックおばばに渡された配下たちの今日の予定も確認し終わり、一応の今日の仕事が終わったクッパ。

 クッパは紙の束をテーブルの上にまとめて置き、軽く重石(おもし)を置いた。

 

 

「これでよし。・・・・・・さて、行くか」

 

 

 重石によって紙が完璧に押さえられていることを確認し、クッパは椅子から立ち上がる。

 そして、クッパは自身のクラウンの置いてある格納庫へと向かった。

 どうやらクッパはピーチ姫に報告に行くことを決めたらしく、その雰囲気は戦場にでも向かう戦士かのようだった。

 と言っても、実際にはピーチ姫に怒られそうな報告をすることに緊張しているだけなのだが。

 

 

「あ、お出掛けですか?クラウンの整備は終わってますよ」

「うむ。助かる」

 

 

 クッパのクラウンを整備するノコノコに礼を言い、クッパはクラウンに乗り込む。

 もとの姿でしか乗れなかったこのクラウンも、今の姿を登録して問題なく飛べるようになっていた。

 そして、クッパはクラウンを飛ばす。

 目的地はピーチ姫のいるピーチ城。

 

 

「魔王に挑む勇者はこんな気分なのか?」

 

 

 クラウンを操縦しながらクッパはポツリと呟く。

 格好をつけて言ってはいるが、先にも書いたようにピーチ姫に怒られそうな報告をしに行くだけである。

 むしろ魔王はクッパの方ではないだろうか、と言うツッコミをするものは当然ながらいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ピーチ城、中庭。

 クラウンをゆっくりと降下させ、クッパはピーチ城に降り立った。

 時刻はおおよそ15時を過ぎたあたり。

 この時間帯であればピーチ姫も休憩をとるために仕事を区切っているはずだ。

 

 クッパは仕事をだいたい13時ごろに終わらせていたのだが、それに対してピーチ姫の仕事が終わっていないことを不思議に思うかもしれないが、別におかしいことはない。

 クッパの仕事は配下たちの1日の予定の把握と緊急時の対応くらい。

 それに対してピーチ姫の仕事は国の予算の把握、国内の整備や改良、他の国との交流・・・・・・などなど、多岐にわたっている。

 むしろ、クッパの仕事がピーチ姫と比べると少ないということが分かるだろう。

 

 ちなみに、マリオの仕事は配管工であり、自宅に依頼の電話か手紙が来ない限りは基本的に休みである。

 

 

「クッパ、どの。何かご用でも?」

「言い辛いなら無理にどのをつけなくても良いのだ。ピーチ姫に用があってな。今は大丈夫か?」

 

 

 いまだにクッパが普通に来ていることに慣れていないのか、キノピオ兵はぎこちなく応対する。

 と言っても、慣れていないのはクッパが来ることではなく、()()()()()クッパが来ることなのだが。

 

 

「いえ、大丈夫です。姫様は・・・・・・今でしたら自室で休憩中ですね。ご案内しますか?」

「いや、許可さえもらえれば自分で行くのだ。警備に励むようにな」

「はい」

 

 

 ヒラヒラと手を振ってクッパは城の中へと入っていく。

 その後ろ姿をキノピオ兵は敬礼して見送るのだった。

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。


・ルイージ邸観察日誌

 キャシーさんにつれられてやって来たのはデイジーでした。

 どうやらデイジーも私がいるってことを教えてもらってなかったみたい。

 そういえばデイジーってお料理はできるのかな?

 ピーチ姫はケーキを作れるって聞いたことがあるけど・・・・・・

 え?

 ピーチ姫はたまに洗剤ケーキを作る?

 またまた~、騙されないよ?










 え、なんでデイジーは否定しないの?

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