スーパーマリオ イフストーリー (完結) 作:竜音(ドラオン)
そのあとに大野峠も行って、足が少し疲れました。
書くぜ~?
ちょー書くぜ~?
・櫛枝実乃梨(とらドラ!)
・
クッパがピーチ姫に素晴らしい笑顔に優しい声音で名前を呼ばれていた頃。
マリオは自宅で本を読んでいた。
「・・・・・・なぁ」
「なあに?」
本から顔を上げ、チラリと自身の背後へ目線を向ける。
位置の関係上でその姿は見えないが、背後にしがみついているナハトが首をかしげていることは感じられた。
「いつまでくっついているんだ?」
「マリオから私の匂いがするようになるまで」
そう言ってナハトはマリオに密着する。
背中に感じる柔らかい感触と、ナハトの甘いような不思議な香りにマリオの心臓はドキドキと早鐘を打っていた。
そんな気持ちを誤魔化すように、マリオは慌てて本へと目線を戻して続きを読んでいくのだった。
一方で椅子から崩れ落ちたクッパとそれをジッと素晴らしい笑顔で見つめるピーチ姫。
クッパの顔色は青く、体も小刻みに震えていた。
「あらあら、どうしたの?」
「あ・・・・・・う・・・・・・」
微笑みながら尋ねてくるピーチ姫に、クッパはガクガクと体を震わせながら立ち上がらずに正座をする。
クッパ自身もこうなることは分かってはいた。
分かってはいたのだが、それでもこの笑顔でのプレッシャーを耐えることはできなかった。
「床じゃなくて椅子に座っても良いのよ?」
「い、いいのだ・・・・・・」
クッパは知っている。
椅子に座っても良いと言うのは建て前であり、実際に椅子に座るとピーチ姫の不機嫌度が上昇するということを。
焼け石に水かもしれないが、今のまま少しでも自身が反省しているということを示しておく方が無難であることを。
「それじゃあ、改めて聞くわね?今日はどんな用件で来たのかしら?」
「その・・・・・・マリオについてなのだ・・・・・・」
ピーチ姫の問いにクッパはおそるおそる答える。
クッパの言葉にピーチ姫の眉がピクリと動いたが、特に口を挟むことはなかった。
無言のまま、ピーチ姫はクッパに続きを促す。
「えっと・・・・・・ワガハイ、昨日、自分がもとは男であったことを気持ち悪いと思わないかマリオに聞いたのだ・・・・・・」
「ふんふん」
それがクッパの抱えていた悩みだと言うことをピーチ姫は知っている。
女子会以降にも2人はたまに会ってはお茶などをしており、その時にクッパの口から相談を受けていたためだ。
「それで、その・・・・・・マリオに気持ち悪くないといわれてだな・・・・・・?」
「あら、それは嬉しいことじゃない」
ピーチ姫の顔をうかがいながらクッパは話を続ける。
クッパの言葉にピーチ姫は本心から喜んだ。
マリオに恋するライバルではあるが、クッパのその悩みについてはピーチ姫自身も心配していたため。
クッパが受け入れてもらえたという事実はとても嬉しかった。
「つまりはこれで条件は対等ね?」
「そう、なのだが・・・・・・」
クッパの言いたかったことはこれなのか、と。
ピーチ姫はホッとした様子で尋ねる。
そんなピーチ姫にクッパは言い辛そうにモゴモゴと口を動かした。
「ううぅ・・・・・・。すまぬ!受け入れてもらえて嬉しくて先に告白してしまったのだ!」
「・・・・・・え?」
「それと・・・・・・その・・・・・・キス、も・・・・・・」
「・・・・・・は?」
ポカンと口を開け、ピーチ姫はクッパを見る。
今、クッパはなんと言った?
こくはくしてしまった?
告白?!
しかもキスまで?!
「え、えええぇぇぇぇぇええ?!?!」
「す、すまないのだぁぁあああ!!」
ピーチ姫とクッパ、2人の叫び声がピーチ姫の部屋に響き渡るのだった。
読了ありがとうございます。
・ルイージ邸観察日誌
ううう、卵焼きがしょっぱい・・・・・・
最近はこんな失敗もなかったのに。
キャシーさんは笑ってるけど、デイジーは呆れてる?
「いや、ピーチよりはマシだと思うけど・・・・・・」
えっと、洗剤の料理に負ける人はそうそういないと思うよ?
でも、慰めてくれてありがとう。