リリカルなのは 戦女神奈の転生物語   作:モフモフ好き

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ちょこちょこ3000字ぐらいで書いていこうかと思います、不定期の気まぐれ更新ですがしばらくはコンスタントにかければいいな……。


1話

 side:はやて

 

 

 8月も半ばに入ったこの頃、外からは楽しげな声が聞こえてきよる。

 現在世間一般では子供は夏休み、アグレッシブ満載な子たちは元気いっぱいに遊んでいる。

 

 体が重い、図書館で借りてきた本の続きが気になってかなり夜更かししたせいでもう10時をすぎてる。

 

「朝ごはん作らんと……流石に夜更かししすぎやな、石田先生にまた怒られかねへんわ」

 

 石田先生いうのは私の主治医の先生の人やね。

 美人の女医で親身になって私の体を見て、私の心配してくれる優しい先生。

 何の病気かって?

 

 うちの足、動かんのや。

 

 外ではしゃぐ子どもたちの声を尻目につい愚痴ってしまう。

 

「この足が動けば、私もあん中の一人に入れたんかな……」

 

 うちが愚痴をこぼすなんてほんま珍しいんやで、全ては何もかんもこの熱すぎる太陽があかんのや!

 窓から差し込む燦々と照りつける太陽を憎らしく思いながら、腹いせに後でクーラーガンガンに効かせて思いっきり涼んだるんや。

 アイスも忘れたらあかんで!

 

 そしてベッドの横に備え付けた車椅子に乗って食堂へ向かった。

 

 

 テレビをつけるとどこも似たような話題ばっかりやな。

 焼いたトーストにマーガリン……と見せかけてバニラアイスを塗りたくる贅沢仕様!

 さらにコーンフロストを少量散らせば食感もよしや!

 暑い夏にはたまにやりたくなるんよ、これ。

 一緒に食べる人でもおればもうちょいやる気もでるんかな?

 

 そして、そんな朝食を食べ終え、一息ついた所で呼び鈴がなった。

 なんやろ? 石田先生以外に尋ねる人っておらんのやけどな、なんや知らんけど他所様ではよく聞く訪問販売とかはなぜかうちには全くけ~へんし……。

 

「すいませ~ん、向かいに引っ越してきたものですけど」

 

 

「は~い! ちょっとまって~な~」

 

 

 まさかいつもの退屈な日々が、今日このときから変わるとはうちは思いもしとらんかったわ。

 

 sideOUT

 

 

 

 

 

 side神奈

 

 あれからしばらくして、転入試験や手続きやらなんやらで大変やったわ。

 まさかお父さん、うちの転校先を私立聖祥大学付属小学校にするとは……。

 またフラグ立ててへんよな……。

 

 編入試験はまあ、受かりましたけどね……。

 多分こっちに引っ越すのはだいぶ前から決めてたんやろうな。

 でなきゃ幻海師範預けられてる時に、合間合間に勉強させてへんやろうからな……。

 あの時まだ小学校にも入ってなかったんやで!

 

 もらったチートの関係で頭の出来も結構、いやチートなんやろうな。

 勉強すればするだけ頭がスポンジのように吸収していく感じがあるから、ちゃんと勉強していれば学校は問題ないやろうな。

 

 けど、うちが作りたいもののためにはまだまだみっちり勉強せなあかんわ。

 まあそれにもましてあの一軒以降、さらに短期集中やけど修行もした。

 

 まあ、チートの恩恵もあって、修行は大分マシになったんやけどね。

 影分身って便利やわ~……一体しか出せへんけどね。

 ナルトみたく、自力じゃ何十人も出せへんのよ。

 

 ああ、なんで影分身が使えるのかって?

 説明書を読んだのよ。

 

 というのは冗談として、特典としてもらった中に、ネギま!の綾瀬夕映のアーティファクト、世界図絵(オルビス・センスアリウム・ピクトゥス)力の王笏(スケプトルム・ウィルトゥアーレ)を混ぜた物をもらったんや、その中に影分身なんかの術とチャクラ関係も詰めてもらったんやけど、印を結ぶ練習がきつかったわ……なれへんとあんな風に印って結べへんよ。

 まだある程度ゆっくりやらんと印が結べへん。

 

 ただ、混ぜたことによる利点もあれば弊害もあるんよね……、うん、上位電子精霊がいません!

 

 他にも実は太極図もインテリジェントデバイスにしようとしたんやけど、そこは却下されたんよね。

 なんでも神様、その手の分野がめっちゃ苦手とのこと。

 なので電子精霊もついてきませんでした。

 

 前に作ったときには、愉快犯型高性能魔術礼装のような人格だったり、その失敗を生かして作ったら今度は「なんでもできる、ラスボス系後輩なのです♡」な設定になったりと、あまりうまく行かなかったとのこと。

 いや、そんなインテリジェントデバイスもろうてもうちも困るで!

 

 なお、前者をもらった人は胃痛とストレスに苦しみ、後者の方は、口を濁しとった。

 

 インテリジェントデバイスにしたければ融合させるか、インテリジェントデバイスの元となるデータをインストールするか、自分で作るしかないようや。

 電子精霊はデジタルワールドに行ったおかげでなんとかなりそうだけど、インテリジェントデバイスは……どうするべきやろうか?

 レイジングハートさん、あるいはバルディッシュさん……は流石にあかんな。

 

 まあ、なるようにしかならんな!

 しかし、デバイスはちょっと欲しいな……。

 

 一応魔法の発動はできるけど、現在そっちは細かなコントロールに難あり。

 初級系統の魔法の射手なんかは打てるけど、中位、上位になると細かなコントロールができず、発動だけできる感じやね。

 どこぞのけんのせかい2やったら魔法制御無しで味方のいる乱戦エリアに範囲魔法を打つような所業や。

 

 っと、話がそれたな。

 後は幻海師範の書斎に陽神の術の資料を見つけた結果、組み合わさった術が完成したんよ。

 

 ちなみに世界図絵の方にはもう少し機能があるんよね。

 それは術、技の情報解析。

 写輪眼の様にすぐさまコピーできるわけやないけど、世界図絵の中で解析が終わればうちも使えるようになるはず……。

 単純に写輪眼は却下されたという話でもあるけど。

 

 まあ、そんな話をよそに、私は近所への挨拶を済ませ、最後のお家へ足を向けていた。

 

 呼び鈴を鳴らす。

 

「すいませ~ん、向かいに引っ越してきたものですけど」

 

「は~い! ちょっとまって~な~」

 

 返事が帰ってきたのではやては在宅のようだ。

 帽子を被って顔が見えないようにしてっと……。

 

 

 そして、扉が開きはやても挨拶を返してきた。

 

「こんにちわ、お向かいさんから挨拶なんてこれはご丁寧にありがとな」

 

「こんにちわです、これ引っ越し蕎麦ですけどよかったらどうぞ」

 

 そして引っ越し蕎麦を入れた箱を渡す。

 

「引っ越し蕎麦とは、うち初めてもろうたわ」

 

 そしてうちが手を離した瞬間、箱の蓋が飛びだした!

 

「うわぁぁぁぁあ、なんやこれ!?」

 

「堪忍なはやて、リアルでは久しぶりだけどびっくりした?」

 

 箱から飛び出したのはいたずら系でよく使われるバネの飛び出しおもちゃだ。

 

 はやてが箱をわたわたさせた所で帽子を脱いでいたずら成功とばかりに舌をちょこっと出してみる。

 

「え、か、神奈!? 向かいに引っ越してきたのって神奈ちゃんやったん!? 突然過ぎてびっくりするわほんま!」 

 

「ふふふ、ドッキリ大成功やで! これからお隣さんやからよろしゅうな♪」

 

「本当にびっくりしたわ……、とりあえず立ち話も何やから中に入ってな~」

 

「は~い♪」

 

 こうして、うちの海鳴生活がはじまったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




神奈のもらったチートに関してですが、だいたい5つほど。

強化太極図、アーティファクトこれで2つ。
そしてとあるものの設計図と完成品(使用回数制限有り)理解して作り使いこなせるようになるための頭。

物創りの才。

そして最後の一個は割とささやかだけど世界によっては大きななにかです。
まあわかりやすいものだとは思いますけど。
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