ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー   作:通りすがる傭兵

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鉄血と戦うって聞いたのに鉄血と一緒に戦うことになるとは、わからんもんですわぁ。


というわけで刻んだ結果2桁に突入したコラボストーリー。
今回はうちの規格外を活躍させるための下準備を......もう終わりそうなんですけどね。


番外編 鉄血と戦うはずだった大規模コラボ-10

 

 

 

 

 

 

 

「記憶の中の衛生データと照らし合わせても間違いはなし、戦況は随分と混沌としてきてますが、まだ許容範囲内です。にしても知らないことが知らないうちに処理されたってのは気持ちの悪い......まあいっか、大切なのはそこじゃあない」

「何か考えがあるようですね」

「考えも何も無闇矢鱈に突っ込むのは愚策だよそもそも、規格外(ノンスタンダード)な君たちとは違ってこっちは一般的な戦術人形しかないわけなんです。頭をしっかりと使わないとね」

 

 スユーフと名乗るスプリングフィールドによく似た戦術人形から受け取った端末を展開しつつ、デジタルな戦場を俯瞰する。

 支援Alを名乗るだけあってオモイカネの情報は的確なのだが、人間の指揮官が解析するには少し多すぎる。使い道のなさそうな情報は無視し、重要な部分は重点的に要求。情報を絞れば戦略も絞り込める。

 

「相手がいかに頭がよくとも数の暴力ってのは覆せません。一体ごとに確実に処理していけば、問題なんてないんですよ......正規軍の大型武装なら装甲を抜けます。それをうまく活かして、敵を誘い込み各個撃破を目指しましょう」

(相手型の狙ってる目標、本当に我々の殲滅か?

 ただこの場にいるから、目の前にいるからと場当たり的な戦闘にしか見えない。何か目標を探しているようだが、こちら側にはそれがないように感じる。

とすれば鉄血側の何かを狙ったモノ?

 

リバイバーが交渉に行った際その第三勢力と多く交戦した。何故だ?それは鉄血の本拠地......我々の主目標、鉄血の中での最上位個体がいるからではないのか、そちらが目標なのか。

 さまざまな考察が脳裏には浮かび、消えていく。

 

「......鉄血の上位個体が確保されれば丸っと鉄血が第3勢力に吸収されかねないのでは? 考えすぎってわけでもないはずだ、この動きには何かある、何かあるんだ」

「レン指揮官?」

「オートスコアラーの中で1番偵察に特化した人材は?」

「トゥーマーン、でしょうか」

「彼女にうちの腕利きもつけます。偵察任務をお願いしたい。より正確な動向を掴む必要が出てきました」

「一体何を?」

 

 スユーフの問いかけに、指揮官は爪を噛みながら返す。いつも悪いことが続くと爪を噛みたくなるが今日のは一段と最悪なことが続く。

 

「第三勢力、その目的が朧げながら。それを間違いだと証明するための偵察任務です。ついでにジャウカーンさんはウチのガンスミスさんがいじる許可が降りたので修理をおねがいしていますが、やりすぎる人間なので見張りでも立てといてください」

「......遅かったようですね」

 

 何か連絡が来たのか、ため息を吐くスユーフ。

 

「何かありました?」

「来ればわかります。ちょうど話していた彼のことですよ」

「うげ、他所に何やってんですかあの人は!」

 

 仕事をほっぽりだし指揮車から飛び出す。ガンスミスは確かに腕利きだが、放っておくと碌なことがない。

 

彼らが駆けつけた先に見たのは、一種の悪夢なのかもしれなかった。

 

「いやあやってみるもんだなぁ、はっはっは」

「ちょっとこれ引っ込まないし眩しいんだけど!」

「そりゃちょちょっと一般用途とは段違いな電力を流してるからそりゃ引っ込まないというかなんというか」

「これで強くなったな!」

 

 アイデア提供、ジャウカーン。制作、ガンスミス。

 

 トゥーマーン両腕に搭載されたレーザーブレード。普段は大振りのナイフほどの刀身で青い光をほんのりと放っているくらいの、溶断能力もそこそこ高い取り回しの良い武装。の、はずなのだが。

 

「壊れた人形からちょちょっとバッテリーを借りてくるだけで結構な長さになるもんだな、多分これやばいくらいキレるぜ、良かったなジャウカーン」

「うん、攻撃力が欲しいって言ってたもんな!」

「違うそうじゃないってえの! しかも取れないし! 邪魔!」

 

 腕をブンブンと振り回して不平不満を露わにするトゥーマーンの両腕から先に伸びているのは、目に眩しいほどのアーク光を放つ青い光の棒。長さは1mに迫ろうかというほどで、太さも通常のそれとは倍。イオンを焼く独特な香りと地面を容易に溶断するその威力はガンスミスの語る通り。

 腕の周囲には取り付けたバッテリーは壊れた戦術人形から借りてきたモノで、それを回路に直結する事で効果を発揮させている。ちゃんと邪魔にならないようガントレット風に装甲も付け足しているのも無駄に腹が立つポイントだ。

 

サブカルに詳しい人形や人間が見ればこう思うだろう。

某大作スペースオペラで主人公が振り回す光り輝く剣(ライトセ◯バー)にそっくりだと。

 

「ついでにジャウカーンの悪いところ大体直したからな。追加バッテリーも組み込んだし暴れてこい。砲撃1発でバッテリーひとつだ」

「やった!」

「やったじゃないわよバカちんが! しまえないならステルス出来ないじゃない!」

「大丈夫だ、ステルス部分ちゃーんと刃先まで伸ばしたから。プログラム誤魔化すのってたのし、ソフト方面も食わず嫌いは良くないな」

「どうしてこう悪い方向に思い切りがいいのよ!」

 

 ギャアギャアと駆けつけてきた目の前で寸劇のような馬鹿騒ぎされた指揮官とスユーフ。自身の命運がかかる大事な作戦でおふざけに走るその様を見てしまったその心中は推して知るべし、だ。

 

「......偵察にはうちのB小隊を向かわせます。ご迷惑をおかけしました」

「そう」

 

 無言で短く答えた後、指揮官は無言で足元の瓦礫を拾い上げ、無造作に振りかぶる。スユーフもまた無言で同じように、石ではなくなかなか痛そうな金属片を振りかぶっていた。

 

「戦場で遊ぶなこの技術バカ! あほ! ろくでなし!」

「あいったぁ!」

「あなたというモノは!」

「ぎゃあー!」

「だいたいガンスミスさんはいつもいつも、仕事をするときはしっかりできるというのにどうしてそう肝心なところで遊び心を......!」

 

 そんな時ポケットに突っ込んでいた通信機が高い音を立てる。苛立ちを隠さないままモシモシ、と指揮官が怒鳴り返せば、尋常ではない様子のオモイカネがそれに答える。

 

『つ、繋がった! 大変ですワイズマン指揮官! 貴方の基地のフロストノヴァさんの反応が......!』

「B基地B小隊に即応命令! この命令はあらゆる命令に優先させます、防衛ラインC-7へ急行させてください! 今すぐに!」

『りょ、了解です! ちょうど【ヒポグリフ】(支援ヘリ)がそちらに向かってます、使ってください!』

 

 言葉も聞き終わらないまま命令を飛ばし、指揮車へと走り出す。

 

 戦場の空に漂う雲は、打開できないこの戦場の様に重苦しく立ち込めていた。

 

「く、間に合いませんでしたか......」

 

 握りしめる拳から垂れる赤い液体は、判断ミスの代償には少なすぎた。

 

「あれだけの啖呵を切っておいて、命ひとつ守れないとは......!」

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

「......さて」

 

 風が吹く。白い風が。雪を孕んだ吹雪(かぜ)が吹く。

 

その中心に、彼女はいた。

 

『フロストノヴァさんにはこの防衛ラインを30分間、一人で任せます。

 無茶だとは思いますが、30分だけこのラインを、味方が撤退する時間を何とか稼いでください。

 30分で構いません。30分あれば今の前線から必ずフリーになる部隊を捻出して助けに行かせることが出来ます。

 僕は30分後、貴方が戦場に立っていることを信じています。貴方も、助けが来ることを信じてください』

 

 出撃前、司令室とも呼べない車の前で指揮官に告げられた言葉を思い出す。今の自分と同じか少し高いくらいの彼は真っ直ぐにこちらの目を見てそう告げた。

 信じている、と心の底から告げられたのは随分と久しぶりだ。同胞の彼らは言わずともそれが伝わっていたし、昔の上司はそもそも何を考えているかわからないままだった。

 

面と向かって言われたのは、いつぶりだろうか。

 

「了解だ、指揮官(コマンダー)。その命令に応えよう」

 

雪が舞う。

空が黒く染まり、地面が凍りつく。

空気は張り詰め、吐く息は白く濁る。

彼女の足元から発せられる冷気は地面、植物、そして戦術人形の残骸や死体をも平等に白く染め上げた。

 

彼女を起点に、冬が引き起こされているのだ。

 

これは再現だ。

彼女の心象風景、彼女が生まれ育ったウルサスの地。

彼女が見てきた長い長い冬。

ついぞ彼女が迎えることが出来なかった未来に立ち塞がった現実のように。

冷気は重く立ち込め、彼らの前に立ち塞がる。

 

 異変を意にも介さず進軍するフード姿の軍団の前にたった1人、コートを深く着込み帽子を被り自然体で立つ。

 仲間を蹂躙した彼らに臆する様子は一切なく、まるで、それが当たり前だと言わんばかりの平常さで立つ。

 

「今度は勝つ。勝って同胞(なかま)を守ってみせるさ」

 

彼女が手をかざすのと同時に、戦端は開かれた。

 

 

 彼らが手にもつ武器が腕ごと凍りつき、冷気で異常をきたした機体が膝をついた。同時に彼らは目の前のちっぽけな戦術人形が自分を害するものであると認識し、引き金を引く。

 

 氷壁でその攻撃を防ごうとした彼女だが、脳裏に走る嫌な予感が彼女の身を捩らせる。

 

「貫くか......!」

 

 その一瞬後には、彼女の頭があった場所をレーザーの光が貫いていた。

その事実に舌打ちしつつ、攻撃を影にして真上まで飛び上がっていたそれの刺突を転がって避け、刀を地面ごと凍らせて縫い付けるがお構いなしに素手で殴りつけてくるのを氷で貫き壊し、そのまま頭を氷塊で圧し潰した。

 

 敵が砂のように溶けていくのを横目にしつつ、背後から襲いかかるものの斬撃を展開した氷の盾で滑らせ、冷気を叩きつけ中身だけを凍らせ無力化。これもまた砂の様に身体の端から崩れて行く様を確認しながら、呟く。

 

「これで2体目。先は長いな」

 

 回り込もうと走り込む敵の足元を平坦に凍りつかせ、バランスを崩したところに氷柱を首元の防御が薄い部分へ突き刺す。

 射撃は最低限の動きで、掠める程度は無視して身を捩る。射線が見えれば戦術人形なら避けられる、そう教えてくれたのは自分を倒したものの1人だったM14の言葉だ。

 

「凍りつけ!」

 

 地面に手をつき地下水を凍りつかせ、槍のように地面から生やすことで敵を貫く。何体かはそれが叶ったが、ほとんどの機体はマントに氷が負け、一部の機体は飛び上がりその槍の穂先に立つ余裕すら見せる。

 

「行かせはせん!」

 

 脇を迂回用としたものをめざとく足元を凍りつかせ、氷の中に閉じ込める。注意を引こうと派手にアーツを行使し、敵の注目を集める。

 

「それでも何体かは抜けて行くか......!」

 

 たかが数体。されど数体。

その数体でさえ、負傷した戦術人形にとっては立ち向かう勇気を奮い立たせることすら難しい絶望感をもたらす。

 

仲間が無為に殺されないために自分は武器を取った。

そうだろう、フロストノヴァ。

 

己を奮い立たせた彼女はセーフティを外し、自身のアーツが及ぶ範囲をさらに拡大させる。

 脇を抜けようとする敵をそれだけで凍りつかせ、自身に斬りかかるそれを空中で機能停止させバラバラに氷の塊にしながら、彼女は宣言する。

 

「ここは私の戦場だ。誰も逃げることなど能わずと心得よ! 雪原の悪魔(スノーデビル)の前には何人たりとも生きて帰れると思うな!」

 

 心を滾らせろ、身体を燃やせ。あの時の様に戦えと。

 代償に自身を覆って行く冷気で動きすら鈍ってゆくのすら無視して彼女はアーツを行使する。

 

 

 

 

戦い始めて、どれくらい経っただろうか。

 

 

 

足元を伝う冷気で氷の盾を。

手から発せられる命令で氷の槍を。

目から発する意思で氷の矢を。

 

五体全てを行使して彼女は敵を防ぎ、貫き、凍りつかせる。

 

「まだだ」

 

 敵の斬撃が氷の盾を砕き、自身の右腕ごと持っていった。

 返す刀で左手で行使するアーツの氷の矢がその頭を撃ち抜き、装甲の隙間を伝い凍りつかせ壊す。

 

「まだだ」

 

 敵のレーザー光が脇腹を貫く。

 

 内部機構引き金ごと両手を凍りつかせ、無力化する。

傷口は凍りつかせて塞いだ。

 

 「まだだ!」

 

砕かられ氷の破片が彼女の身体を傷つける。

氷が刺さる程度問題はない。

むしろ、当たり前のことだっただろう。内側から身体を源石に食い破られる痛みと恐怖には遠く及ばない。

 

「まだ......だ!」

 

立て。2度の敗北が許されるはずがない。

 

視界のどこかで警告音が鳴り、ノイズが走る

耐寒温度を超えた人工筋肉が役割を果たせず砕けていく。

彼女とお揃いだったコートは、すでにバラバラになってしまっていた。

 

アーツの行使に耐えられなかった左脚が凍り砕ける。

関係ない。残った部分を氷で補い義足にしろ。

 

顔の半分が光で消し飛ぶ。

関係ない。視界が半分残っている。

狙撃手の方を向く余裕もなく迫る目の前の敵の突進(チャージ)をよろめくようにかわし、ガラ空きの背中に叩き込む氷柱はコートで弾かれた。

 

「ま......だ......!」

 

 斬りかかる敵を凍りつかせようとかざした左腕は、内側から凍り付いていた。

 

咄嗟に敵の刀に氷を纏わりつかせたのは反射的だった。

 切れ味を失ったとはいえ人外の力で地面に叩きつけられたフロストノヴァの身体はバウンドし、凍り付いた地面が衝撃で砕ける。

 それっきり、彼女は動かなくなった。

 

「......標的ノ無力化ヲ確認」

 

 間を置いて、無機質に告げられた言葉が彼女の有り様を示していた。

 

熱源反応なし。

動体センサー感知なし。

コア反応、なし。

 

四肢は砕け、人工皮膚は役目を失いひび割れ、身体にいくつもの傷を刻み、背骨は砕けた。

 この戦場に打ち捨てられた数多の戦術人形のように、彼女はそこに横たわった。

 

「進軍ヲ再開」

 

 命令を発した個体を皮切りに彼らは進軍を再開する。

 

「ま......て......」

 

ジャリ、と雪を掻く音が響く。

彼らが振り向けば、無惨に這いつくばる彼女がない腕を伸ばしていた。

 

「わた、シは......まけ......て、ナい」

「再起動ヲ確認」

「確認」

「確認」

「確認」

「確認」

「わ、タし、ハ、ここ、に」

「コレヨリ攻撃ヲ再開スル」

 

 彼らのうちの一体が、彼女を踏み潰そうと脚をあげて。

 

「......よう、姉貴。俺たち抜きでつまんないことしないでくれよな」

 

 その一体の胸を、刀とも呼べない鉄片が貫いた。

 

 

 

倒れ、砂になって行くソレの背後に彼女達はいた。

 

 手足を失い、頭部を失い、胸や腹に風穴の空いた......機能を失い打ち捨てられた戦術人形たち。

 

その彼女たちが、立ち上がり、彼らの前に立っている。

槍、剣、刀、大楯、槌、ボウガンに杖。

ありあわせのものをかき集めたような、ボロボロでありながら手入れの行き届いた、そんな矛盾した様な武器をそれぞれが握りしめて、並んでいる。

 

霜に覆われ、白い息を吐く彼女たちの共通点。

 

それはフロストノヴァが纏っていた、膝下までを覆う冬用の、吹雪に溶けてしまいそうな真白色のコート。それに刻まれる民族模様にフロストノヴァは見覚えがあった。

驚きに目を見開く彼女に、誰かが手を差し伸べる。

 

「さ、戦うんでしょう姉貴」

「そうそう、ここが地獄だって姉貴と一緒なら天国さ」

「指揮してくんな。隊長は姉貴だろう」

「スノーデビルには姉貴がいなくちゃな」

 

誰かが肩を貸してくれた。

誰かがコートを被せてくれた。

誰かがお守りを首にかけてくれた。

 

声は違くとも、彼女はこれを知っていた。

学のない粗雑な口調を。

誰かを思いやることのできる優しさを。

 

「おまえたちは」

 

全員が並ぶ。

軍隊のように整列とはいかないが。

全員が構える。

命令があればいつでも飛び出せるように。

 

彼女に肩を貸し、立ち上がらせた誰かが言う。

 

「指示を。隊長。俺たちは、あんたを待ってたんだぜ」

「......っ」

 

彼女は息を呑み、目を瞑り、そしてまた立ち上がる。

 

仮初の身体を脱ぎ捨てて。

幼児の身体(ナガンのダミー)ではなく、自分の本当の姿を得て立ち上がる。

 

雪原のような銀色の髪を肩口で切り揃え、新雪のように真っ白な肌には戦歴と等しいだけの傷を刻み、雪空のような灰色の目には意思をたたえ、四肢は新たな希望を掴むための力強さを込めて。

 

年端も行かぬ少女だが、その身はもう歴戦の戦士だ。

自身の種族を示す兎耳を2、3動かして、彼女は大地を踏み締める。

 

「姉貴」

 

もう肩を貸す必要のなくなった誰かが、彼女に短剣を手渡した。

 

「......永く、待たせたな」

 

フロストノヴァは渡し手に短く告げると、敵の方へと向き直る。

 

目の前には自身を蹂躙した圧倒的存在があった。

しかし今の彼女は不思議と負ける気がしなかった。

命と背中を預けた兄弟姉妹たちと一緒なら、どんな敵であろうと負けはしない。

 

彼女は短剣の鋒を彼らに向けた。

呼応して、彼女の周囲に黒い氷の刃が舞う。

 

「蹂躙せよ」

「砕け」

「貫け」

「斬れ」

「叩き潰せ」

雪原の悪魔(われわれ)の名を、ここに証明しろ」

 

枷は解き放たれた。

悪魔の雄叫びが轟く。

そして、戦場に吹雪が吹き荒れた。

 




モノホンの悪魔がいる状況でいうセリフでもないわなぁ......

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