ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー 作:通りすがる傭兵
「ガンスミスと」
「M1895ナガンの」
「「銃器紹介!」
ガンスミス
「このコーナーは、銃についてあんまり詳しくない指揮官殿に銃器を解説する、というテイで銃を紹介、解説していくコーナーです」
ナガン
「偏見思い込み勘違い......そこは大目に見てほしいのう」
ガンスミス
「性能諸元はうぃきを参考にしますので悪しからず」
「「それでは、スタート!」」
ガンスミス
「ところでタチャンカってのにやたら言及されたんだけど、知ってる?」
ナガン
「おう、よく知っておるぞ。なんなら歌ってやろうではないか」
ガンスミス
(......歌がアイドルでダンス?)
タチャンカ...... 2から4頭立ての荷馬車または無蓋馬車の後部に、重機関銃を後ろ向きに取りつけた兵器の愛称。
名前の由来は諸説あるが、ロシア語で「手押し車」を意味するタチカ(та́чка、tachka)に親しみを込めた表現をつけた説が有力らしい。
又は、上記の兵器の活躍を歌う軍歌。
又は、レインボーシックスシージのアイドル(?)
ガンスミス
「これで大方リクエストには答えたかなぁ」
ナガン
「メタな話をすると、どうにも持っていないキャラは扱いにくいからのう」
ガンスミス
「G36とかCZ-805はキツイんだよね......ウィキにもセリフないし。声聞かないとイメージ湧かないし」
ナガン
「というわけで、着任状況によっては紹介は先になるかもしれぬ。そこのところご理解願いたいのう」
ガンスミス
「んじゃま、紹介の方に行きましょう」
ナガン
「入っても良いぞー」
9A-91
「9A-91と言います、よろしくお願いしますね」
ナガン
「うむ、よろしく頼むのじゃ」
ガンスミス
「そんじゃ早速性能諸元に参りましょう」
9A-91 アサルトライフル 星4
口径 9mm
使用弾薬 9×39mm
装弾数 20発
採用 ロシア連邦他
ナガン
「ライフルで9mmとは珍しいのう。普通は7mm、5mmじゃろうて」
ガンスミス
「そこら辺特殊なのよね」
開発経緯
ガンスミス
「この銃は専用弾の9×39mm弾を普及させるために開発されたんだ。といっても、9×39mm弾を使う銃はこれだけじゃないけどな」
9A-91
「はい、As Valちゃんも同じ弾丸を使います」
ガンスミス
「要するに、弾丸の需要を生み出すために開発されたんだ銃なんだよね。結構珍しいタイプ」
ナガン
「なるほどのう、少数生産ではG11の二の舞か」
ガンスミス
「ワンマガジン5万円の恐怖よ......」
9A-91
「?」
ワンマガジン5万円......G11の回を参照。
9×39mm弾とはなんぞや?
ガンスミス
「一言で言うなら、消音効果をありったけ高めるために弾丸だな。
ウェルロッドMk.Ⅱの回で少し触れたかもだけど、基本的に弾丸は音より速い。一般的な9mmパラベラムでもな音速を超える。
そして音速を超えると、物体というのは衝撃波、ソニックブームを発するんだ」
ナガン
「それが音に繋がる、というわけじゃな。かといって小さな弾丸にすれば、威力はガタ落ちじゃ」
9A-91
「そのために開発されたのがこの9×39mm弾なんです!」
ガンスミス
「その通り。弾頭自体を大きくすれば、押し出すエネルギーも大きくなり、自然速度は落ちる。そして大口径であればある程度は威力が期待できる、て寸法だ」
9A-91
「そのために開発されたのがAs Valちゃんなんですよ」
9A-91ってどんな銃?
ガンスミス
「内部構造は堅実そのもの、ベースは名銃AK47のものを踏襲し、完成度は高い」
9A-91
「他にも、コンパクトなのがウリなんです。
ストックを折りたたんで、サプレッサーを外せば......ほら」
ナガン
「なんと、サブマシンガンと同じくらいではないか!」
ガンスミス
「最小で30センチ強、このコンパクトさがこの銃の特徴のひとつでもある。便宜上はアサルトライフルに分類されるが、正式にはアサルトカービン......M4に近い。とはいえ、あちらはそこまでコンパクトじゃないがな」
9A-91
「他の口径のバリエーションもあるんです。主に輸出用、としてですね」
戦歴
ガンスミス
「弾丸の性質上、有効射程はそこまで長くない。だいたい400mくらいだっけな?」
9A-91
「そうですね。装甲兵相手だと100mくらいまで近づかないと......」
ナガン
「一般的な5.56mm弾の有効射程は倍はあるからのう。ひらけた戦場では不利じゃ」
ガンスミス
「特殊部隊向けだからかもしれないけど詳しいことはよくわからなかったな。
でも、特殊部隊や市街地用、要人護衛などコンパクトさを有利にできる場所で活躍すると思う」
9A-91
「私の活躍、もっと知ってほしいです!」
まとめ
ガンスミス
「弾丸普及のために生み出された特殊なこの銃。表舞台に立つことは少なくとも、その堅実な設計と小回りのきくコンパクトさを武器にロシアのどこかで活躍してるかもね?」
ナガン
「夜戦の時はその小回りさを生かして、さながら鬼神のような活躍を見せてくれるしのう。頼りになる仲間じゃ」
9A-91
「私を見てくれたんですか?」
ナガン
「ん? まあそうじゃ、背中を預けられたからには、しっかりと守らねばならん。
それがわしの役目じゃ。無論、仲間を褒めることもな」
9A-91
「嬉しいです!」
ガンスミス
「じゃ、ばっちし締めてくれるかい」
9A-91
「はい、指揮官。私の活躍、もっともっと見ててくださいね。私、頑張りますから!」
あとがたり
指揮官
「ガンスミスさんいるー? 話があるんだけど」
9A-91
「指揮官!」
指揮官
「わっぷ、どうしたの?」
9A-91
「えへへ、私頑張りました! 見ていてくれましたか?」
指揮官
「ちゃーんと聞いてたよ、よしよし」
9A-A1
「エヘヘヘヘ」
ナガン
「......お主、鼻の下を伸ばしてはおらんだろうな」
ガンスミス
「あそこまでやられちゃ、下心なんて持てるかよ。なんつーか、近所に住んでる年下の姉妹を見てる気分だな」
ナガン
「さしずめお主はそれを見守るお兄さんか?」
ガンスミス
「ま、そうじゃねーの?」
指揮官
「おにーちゃん!」
ガンスミス
「......カリーナに仕事サボってるって言いつけてやろうか」
指揮官
「ひどい!」
???
「新しい職場は、ここかぁ......?」
次の番外編のネタ(仮)
-
後輩ちゃんと元指揮官の馴れ初め
-
しぶとく生きてた死神さん家の娘
-
料理下手を克服したいガンスミス
-
そんなことよりさっさと解説しろ作者ァ!