ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー 作:通りすがる傭兵
7000文字とかウッソだろお前......
『こちら
「把握しました、後はこちらで引き受けましょう。
引き続き孤立する正規軍の撤退支援を続行してください」
『了解だ』
『こちらランページゴースト、敵リーダーを撃破』
「報告は受け取っています。そのまま他のリーダー格に向かうなり支援を行うなりは任せます。報告さえもらえればこちらとしては問題ありません」
『わかりました』
『こちらA小隊、リバイバーから引き継いだよ!』
「彼らの被害状況は?」
『まだ十分動ける機体はあるみたいだね。負傷者は2名、重傷で戦力にはならないかな』
「では元気なものは防衛班に編入する様にお願いしてください。負傷者はまだ下げられませんし、中継ポイントもいつ襲われるかわかりません。防衛陣地の構築は?」
『MG3と他の基地の人形が主導してやってるね。正規軍も協力的だよ』
「ではそのまま陣頭指揮を頼みますFNC」
『ラジャー!』
「08臨時中隊、状況は?」
『こちら08臨時中隊通信手、現在敵と交戦中!』
「援護は」
『あれば欲しいです!』
「了解。8ラインに展開する正規軍部隊へ、現在3ブロック東にて戦術人形の部隊が交戦中。至急援護へ向かわれたし」
『あいよ任せな』
現在の指揮車両ないはいつものごとくてんてこまい。通信機からはひっきりなしに通話音が流れ、応対が終わればまた次の通信に向かう。
普通であれば通信手10人以上、指揮官格が何人もいて成り立つ仕事。さらにはリアルタイムで動く戦場を予測し、謎の第三勢力に対抗しうる数少ない部隊を潰さぬ様、そして的確に敵を撃破できる様に配置、指揮する。
正規軍にさまざまな所属基地の戦術人形のおかげで情報どころか通信コードも錯綜しそうなものだが、P基地特製の高性能通信機はその問題を解決しているらしく、ノイズなく指示や報告を送受信してくれる。そのおかげで彼らもなんとか情報集約ができているのだ。
「臨時5中は3ラインから撤退させるよ、その方面に敵はもう空っぽだから中継基地経由で8ラインで08のカバー」
「了解指揮官。こちら臨時司令部から臨時5中隊へ。聞こえていますか、どうぞ」
『こちら臨時5中隊隊長、どうぞ』
「その方面に敵は見当たりません。他の部隊に任せて前線に戻ってください」
『了解』
「はいもしもーしこちら臨時司令部です!」
『こちらS07基地の......』
「指揮官に繋ぎますしばしお待ちを!」
通信機に繋いでいた有線用の通信機から耳を離した戦術補佐官が忙しく指示を飛ばす指揮官に声をかける。彼は彼女の方を見もせず答える。
「07のカスミ指揮官ですね。繋いでください」
『こちらS07前線基地のサクラ・カスミ指揮官だ。貴方が臨時司令部の司令ということで間違い無いか?』
『こちらS09B基地指揮官のレン・ワイズマン。便宜上そうなっていますね、どうぞ」
『これより我々の基地所属戦術人形部隊『BS小隊』と西行号で貴官の指揮車両を護衛したく思う、良いか』
「願ったり叶ったりです。ではまず『BS小隊』のデータがあれば......こちらで確認しました。P基地には優秀なオペレーターがいるようで、ウチにも欲しいくらいです」
『司令部はB基地の人員だけじゃないのか?』
「本当ならP基地に任せる予定だったんですがキャロル指揮官の方はイロイロと忙しい様でして。オペレーターだけは借りられたので3人で回してます」
『なるほど、なら私にも手伝えることはあるか? これでも指揮官の端くれだ』
「お気持ちはありがたいですが、状況を説明する時間も惜しいのであなた方には臨時司令部防衛を任せます。そこら辺の戦術人形も使ってください」
『わかった、ベストを尽くそう』
「通信は以上ですか?」
『ああ』
「救援感謝します、カスミ指揮官」
形式めいた礼を告げてから通話を切り指揮に戻る。その隣で同じ様にタスクをこなす戦術補佐官が心配そうな顔で、
「ヘルプ頼まなくていいの?」
「船頭多くして船山に登ると言います。正直半分くらいは投げたいところですが、カスミ指揮官は前線よりの指揮が上手い人ですからね。少数人数での指揮をを的確にやるのは向いてるでしょうがこうも大規模だと適正がないと思いますよ」
「詳しいね、知り合いだったの?」
「同じ区域の指揮官の
「へー......」
「なんか冷たいですね、まさか僕の先輩への愛が疑われていると?!」
「いや普通に職務熱心だなーって思っただけ」
「普通にそっけないだけだった!」
でもそんなところもイイッ! と若干達しつつ指揮に戻る指揮官の後ろ姿を少しだけ悲しそうな目で見る戦術補佐官。その原因はついさっき反応が途絶えたフロストノヴァの事だ。
(いつも通りの振る舞ってるけど、手に巻いた包帯のこと見逃してないからね私は)
さっきまでは無かった手の包帯、適当な理由で取り繕う事もせずに淡々と職務に励む姿。
表面上は何事も無くとも、心中穏やかではないのを察せるのは昔の経験があればこそ。彼女もまた今の彼と同じ立場に置かれたことがある。だからこそ自分の抱えた感情と、きっと同じ葛藤を抱えている事だろう。
やり直せると、元指揮官だったアリサ・マクレーンの勘は告げている。
しょうがない、可愛い伴侶の背中くらいは押してやるとしますか。そう決めて彼女はヘッドセットのマイクをオフにし彼の方を向いた。
「レン、ちょっといい?」
「戦場では名前で呼ばない約束ですよ先輩」
「ヒポグリフは今ヘリポートであと2分と30秒で出発する。ここからなら走れば間に合うよ」
「間に合うとは?」
「救援隊に混じってフロストノヴァ助けに行けって言ってんの! わかんないかなぁ?」
「僕は指揮官であり、この場に置いては司令官でもあります。軽々しく場を離れるわけにはいきませんよ」
「他人に頼ってもいいんじゃないの? そう言ったのは君だったじゃん、もうしかして自分の言葉も守らないつもり?」
「それ、は」
「後悔しても遅いんだから。あの時は運が良かっただけ」
ナガンがMIAになった時、何もかも抱えこもとうとした自分に告げた言葉を、そっくりそのまま突き返す。
言葉に詰まる彼を彼女は優しく肩を持って回れ右させ、車外へと押し出した。
「私でも15分くらいは保たせられる。それに、フロストノヴァって多分どうしても死にぞこなう星の元に生まれてるから、きっと大丈夫!」
「なんなんですかその適当な根拠は」
「先輩の勘を信じろって言ってんの! あと1分だよ!」
「ーーーーーーもう! ちゃんと持たせて下さいよっ!」
手から離さなかった通信機を投げ渡し、振り返ることもなく走り出す指揮官。その背中を見届けることはなく戦術補佐官は誰かに向けて言葉を放つ。
「焦ると周りが見えないのはお互い様。似たもの同士は惹かれ合うってね......ヤダヤダ」
「そこが好きなところなんだけどね」とは口が裂けても言わない。今はまだ、もう少しだけ捻くれたままでいい。
もう少し世界を平和にできたら、この戦争が終わったら。
その時は少しだけ素直になってやろう。
可愛い可愛い後輩を、驚かす言葉を言ってやろう。
「その時の為に、張り切らなきゃね! さあオモイカネちゃんじゃんじゃん仕事回して!」
「出発するよ、これで全員?」
「ああ。ダミー回収は流石に間に合わん、出してくれ」
「ちょーっとそのヘリ待ったぁ!」
「誰じゃ時間も気にせんおっちょこちょいは、って指揮官!?」
いままさに飛び立たんとした輸送ヘリの扉にしがみつき、ガンガンと叩く。中から顔を出して文句の一つでも付けようとしたナガンが現れた顔を見て驚きに目を見開いた。
「な、なぜここに、指揮は!」
「先輩に任せて来ました! いいから出してくださいよそこのパイロット、コレは司令命令ですよ!」
「りょ、了解」
急かされるままにローターを回し、空中へと飛び立つヒポグリフ。その貨物エリアにはB小隊の面々とP基地所属のオートスコアラー組が居た。
「普通の人形には対処できませんので」
とはリーダーのスユーフの言葉ではあるがあんたらもそう変わらんでしょうが、とWA2000に噛みつかれたのが少し前。今は仲良く謎のフード集団の対策を練っているところだ。
「関節に弾丸を撃ち込んでも効果はなさそうね」
「7.6mmすら耐えるとの報告があります。貫通するには20mmかそれ以上か......我々の手持ちにはありませんね」
「我々も交戦しましたが、機動力、判断力共に一線を画しています。一握りの人間の特殊部隊を想定した行動を」
「ウチの基地では対人戦闘訓練はそこまでしてません。ナガンはどうでしょう?」
「ワシもそこまではやっとらん」
「デスヨネー。対策としてはとにかく数の有利を作る事。難しいですが関節部を狙うことは悪くない案だと思います。この2点を徹底しましょう。あとは臨機応変になんやかんやしてください」
「「「「「了解」」」」」
指揮官が指示を飛ばす横で肩をすくめるのはトゥーマーン。皮肉屋らしい彼女は呆れ声も交えて言った。
「指示が偉く適当ね、指揮官としてどうなの?」
「現場に立つタイプじゃないんで。僕の仕事は部隊を適切な場所に配置することだけ、あとは知りません」
「あっそ。それでアンタはどうするの?」
「
「じゃあなんで来たのよ」
「そう言われるとまあ、後悔しない為ですかね」
「サッパリ意味が分からないんだけど」
意図の掴めない指揮官の言動に首を傾げるトゥーマーン。彼女が首を傾げる間にパイロットから通信が飛ぶ。
『コチラ81式。そろそろ目標座標ですが吹雪のため着陸困難。P基地の皆さんはラペリングでの降下準備を』
「吹雪ィ? 戦場に雪なんて降ってなかったじゃない」
『ここ一帯だけ天候が悪くて中の様子も掴めないんです』
「総員降下準備! 機材は?」
『左のコンテナに。G&K社の機材ですから使い方は分かるかと思います』
「30秒で着けなさいな! あなたたちは?」
「別にいらないぞ! コレくらいだったら大丈夫!」
「頑丈なのが羨ましいね」
「マスターのおかげだ!」
雑談している間にも準備は整っている。それを確認した指揮官が声をあげ、呼応して格納庫の扉が開く。
『本機はこの空域一帯に滞空しています、連絡ひとつで駆けつけますよ』
「感謝します」
「総員降下! ゴーゴーゴー!」
隊長のナガンが号令をかけ、空中に身を躍らせると同時にオートスコアラー組も飛び降りた。
目の前には一寸先も真っ白な吹雪の世界。足音や物音を聞き逃さぬよう最小の注意を払いつつ着地し後続を待つ。
「......寒いな」
「ぶえっくし!」
「ちょ、ジャウカーンさんお静かに」
「申し訳ない」
ここら一帯では殆ど見ないような猛吹雪。センサーをみれば気温は優にマイナスを超える超極寒を示していた。帽子が風で飛ばぬよう少しだけ押さえつけてから、姿勢を低くして歩みを進める。
「戦闘音も吹雪の音に消えてしまうな。反応が消失したのは?」
「南西の方角です」
「助かる、ん? その声は指揮官?」
「すみませんコート借ります」
「あ、ああ」
「うおお寒い......」
ナガンから流れるようにコートを剥ぎ取り、若干鼻水を垂らしつつもうしっかりと警戒は怠らない。ずび、と鼻を啜ってから、彼は手持ちの小型レーダーを確認していた。
「前方に反応あり、みなさん注意を」
「そんなことより何故ここにいるか小一時間ほど問いただしたいのじゃが」
「こんなに天気が悪いと見えるものも見えませんて。それにもう戻れませんよ、連れてってください」
「前任と違って大人しいと思っていたのじゃがなあ」
「出撃して一緒に鉄血を蹴散らす指揮官よか大人しいですよ......誰かいますね」
「敵か!」
ホルスターから銃を引き抜き素早く構える先には、うっすらとではあるが大型の影が。すわ敵か、とナガンの銃を握る手にも力が入るが、その人影は膝をついたかと思うと砂になって雪に溶けていく。
「......死んだようじゃな」
「じゃあ誰かがいるって事ですね」
「コチラS09B基地所属小隊の隊長である、そちらの所属と階級を述べよ! でなければ敵とみなすぞ!」
「死人に対して名乗る名前はねえな」
荒い口調の戦術人形の声が聞こえた瞬間、ナガンはもうすでに引き金を引いていた。
「敵襲!」
「エンゲージ!」
「交戦開始!」
四方からも同様に仲間から攻撃を受けたと報告する声が聞こえる。しかし、通常なら見えるはずの隣の仲間が影も見えない。
(くっ、天候兵器とはあちらの底が知れません。一体全体我々が戦っているのはどんな存在なんですか!)
牽制用にばら撒くSMGの弾倉をかじかむ指で入れ替えつつ歯噛みしながらナガンの背中にピッタリと張り付く。
「他の皆と合流します、レーダーを確認して......っ!?」
「どうした指揮官!」
「寒さでイカれてますこのポンコツ!」
うんともすんとも言わなくなったレーダーを放り投げれば、矢らしきものがそれを地面に縫い留めた。いつでも撃てると言わんばかりの敵の行動にに舌打ちしつつ、他の皆にも聞こえるように声を張り上げる。
「みなさん落ち着いて! 今発煙筒を焚くのでその光に合流をーーーッ!」
「伏せよ指揮官!」
ナガンが左手で指揮官を突き飛ばし、右手で飛びかかってきた下手人に向かって引き金を引く。
人間サイズのフード姿の頭を正確に射抜いたその弾丸。人影はしかし、それも関係ないと手に持つ剣をナガンに突き立てんと振りかぶった。
「手応えがないとは面妖な」
「ナガンさん!」
「案ずるな! 発煙筒を早く!」
悪態をつきつつ、剣の横面を銃の持ち手で叩いて逸らし、巴投げの要領で自分も転がりながら相手を後ろへ蹴り飛ばす。指揮官はナガンの言葉を受け、胸元の発煙筒の色も見ずに火をつけ手で持って大きく振った。
煙の色は赤、救援の合図。
その煙が上がった瞬間、ぴたりと吹雪が止んだ。
雪が晴れ、透き通るように澄んだ冬の景色に変わる。
雪に混じった砂山や瓦礫、砲撃のクレーターや損壊した戦術人形や正規軍のパーツ群が転がる中、B小隊にオートスコアラーがそれぞれが敵と相対した姿勢のまま、その中心に立つ誰かを見上げる。
灰色の髪に血の気のない肌。頭の上に生えた兎耳はともかく指揮官はそれが判例からそのフード姿の人型を鉄血のハイエンドと判断しSMGの銃口を向ける。
「我々と鉄血には一時的な停戦協定があったはず、それを反故にするつもりですか?」
「なるほど、この姿では気付かんか」
「動揺を誘うつもりで?」
「ではこういえば伝わるか。
「30分......?」
「信じていたぞ、
30分。信じていた。
謎の彼女の言葉に対し、彼は武器を下ろす事で応えた。
「ええ、僕は約束を守る人間ですとも」
「武器を下ろせ、援軍だ」
「武器を下ろしてください。彼女は味方です」
互いの指揮官の一言で互いが武器を収める。
交戦する気満々だったオートスコアラー組も空気を読んでくれたようではあるが警戒して戦闘態勢は解かずに指揮官に対し懐疑的な目を向ける。
「ちょっとどういうこと、説明してちょうだい」
「私からもだ。彼らはあの第三勢力とは違うが、明らかに敵意を向けてきている。それに」
オートスコアラーのダラーヒムが、フード姿の彼らに目を向けこう告げた。
「......アレらは戦術人形だ。それも所属も種類もバラバラな。それに、彼女はそのような口調では話さない」
自分に襲いかかってきたフードマント姿の人形と自分の基地の農場で元気に働く
「お前、何をした」
「ナニって、うーん」
そう言われて、フードマントに人影は悩み出した。まるでどうやってここに来たのかをすっかり忘れてしまったような仕草にますます疑り深い目を向けたくなる筈だったのだが、
「姉貴を放って置けなかった、からかな」
「......はぁ?」
「お前らもそうだろ」
「うんうん」
「そうそう、暴走癖あるしな」
「先にいっちまったしな俺たち」
口々に言葉やジェスチャーで彼女の言葉に同意する彼ら。全くもってわからないと頭にはてなマークを浮かべ始めた彼女らに代わりナガンがその彼らの正体を告げる。
「お主ら、噂に聞くスノーデビル小隊か。あの時は見なかったが」
「......その通りだ。私の記憶が正しければ、彼らは私の知る
「そしてお主は......どうして元の姿に戻っとるんじゃフロストノヴァ」
「わからない。奇跡としか言いようがない」
ナガンの半ば呆れたような言葉に投げやりな言葉で返すフロストノヴァと名乗った彼女。その名前は要救助者のものと同じだがその彼女はナガンと同じ義体だったはずでは、と疑問を思い浮かべる他全員を置いて話は進む。
「約束は守った。誰一人通さなかったぞ」
「信じていましたよ。死んだと聞いた時は、とても焦りましたが」
「実際死んだが、一度死んだ身、2回も3回も変わらん」
「笑えない冗談ですね......ナガンさんとガンスミスさんは何をどうして彼女を引っ張ってきたんです?」
「話せば長くなる。それより指揮官。この通り要救助者はピンピンしておる」
「我々の任は終わった」
「「さあ、次の命令は?」」
いつのまにか整列したB小隊に、姿勢を正したオートスコアラー達、そしてフロストノヴァの背後に並ぶフード姿の彼ら。
彼ら全員が、今か今かと命令を待ち侘びている。
「......フフフ、戦場ってのは予想外ばかり起きる」
彼は一度深呼吸し、凍りつくような冷気を胸一杯に吸い込んだ。その冷気が今の今まで自分の頭を覆っていた後悔やしがらみを綺麗に流していく。
彼が告げる命令は、たったひとつで構わない。
「命令はひとつ。
この戦闘を、終わらせに行きますよっ!」
「「「「了解!」」」」
彼は短く、通信機へ呼びかける。
「ヒポグリフパイロットへ、次の行先が決まりました」
『どちらへ?』
「ドンパチ賑やかな最前線ですよっ!」
『そんな事よりはやく戻って来なさいアホンダラ! そろそろ私死んじゃうから!」
「臨時司令部に僕だけ下ろしてってください」
『私はタクシーじゃないんですけど......』
「ところで約1名頭をブチ抜いてしまったのじゃが......」
「ああ、コイツ? そもそも頭がねえから痛くも痒くもないって言ってると思うぞ。死ぬかと思ったけど死んでるからもう関係ないけどな、ワハハ。だってよ」
「......キュウ」
「ウチの新兵には刺激が強すぎたようじゃな」