ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー   作:通りすがる傭兵

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もっとリクエストしていいのよ?

(3-6周回しましたけどCZ-805落ちないので書けません。けどエンフィールドはドロップする......これが物欲センサーか)


第25回 スプリングフィールド

 

 

 

 

「ガンスミスと」

 

「M1895ナガンの」

 

「「銃器紹介!」

 

ガンスミス

「このコーナーは銃についてあんまり詳しくない指揮官殿に銃器を解説する、というテイで銃を紹介、解説していくモノです」

 

ナガン

「偏見思い込み勘違い......そこは大目に見てほしいのう。間違いがあれば随時受け付けているのじゃ」

 

ガンスミス

「性能諸元はWikiを参考にしますので悪しからず」

 

「「それでは、スタート!」」

 

 

ガンスミス

「そろそろ冬か、早いもんだな」

 

ナガン

「外はめっきり冷え込むようになったしのう」

 

ガンスミス

「寒くない?」

 

ナガン

「わしは平気じゃが、薄着の人形はどうなんじゃろう」

 

薄着......9A-A1とかG41とか。みてるだけで寒くなるので身体に悪い。

 

 

 

 

ガンスミス

「さて、今回のゲストはご存知この人」

 

春田

「私なんかでいいのですか、少し気が引けてしまうのですが」

 

ガンスミス

「要望があったんだ、自信持ちなさいな」

 

春田......Spring field ライフルなので、日本語訳して春田さん。大陸版(中国)だと表記が春田なので、そちらからの輸入かと思われる。

 

スプリングフィールドは長いのでこれからは春田で表記します。

 

ナガン

「戦場に立たずとも、仕事はできる。それに実力は今日はあまり関係ないしのう、というわけで性能諸元じゃ」

 

 

性能諸元 スプリングフィールド ライフル 星4

 

口径 7.62mm

 

使用弾薬 .30-06スプリングフィールド

 

装弾数 5発(箱型弾倉/クリップ)

 

採用 アメリカ軍

 

 

ガンスミス

「実は、スプリングフィールドだが、正式な型番はM1903だ。スプリングフィールドは会社の名前だな、混同しないように注意」

 

 

 

開発経緯

 

ガンスミス

「時は遡る事1870年代、アメリカ軍は採用していたM1873小銃の後継を探していたんだ。とはいえ南北戦争の終わったばかりで、軍予算は先細りの一途、自前で武器を用意する人もいるくらいだし、まあ統制の取れていない状況だった」

 

春田

「他にも、無煙火薬への移行もありますね。この時期に黒色火薬よりも煙が少ないのが特徴の無煙火薬が発明されました。これは他にも発射後の汚れが少ないという利点があり、銃の発展に大いに役立ちました」

 

ガンスミス

「その通りだ。

そして新式のライフルが開発され、アメリカ=スペイン戦争(米西戦争)で使われたのはいいんだが」

 

ナガン

「性能がイマイチだったというオチか」

 

春田

「戦争には勝ちましたが、当時最新式のモーゼルM1893小銃を装備するスペイン軍に苦戦を強いられています。

その反省を踏まえて1900年、新しい小銃の開発が始まりました」

 

ガンスミス

「1901年に試作品が完成、銃身を短くし、細部に改良を施して1903年、M1903としてアメリカ陸軍に採用されたんだ」

 

春田

「同時に、専用弾の.30-06スプリングフィールドも開発されました。これはM1ガーランドでも使用されています」

 

ナガン

「それに改良を施したのが、現在の7.62mm NATO弾じゃったな」

 

ガンスミス

「その通り」

 

 

スプリングフィールドってどんな銃?

 

ガンスミス

「模範的なボルトアクションライフルといってもおかしくない。

第一次世界大戦では、他の国のものと比べ精度はかなり高かったと評判だったらしいな」

 

春田

「でも、機構で目立つものはあまりありません。それどころか、ドイツのモーゼル社に特許侵害で訴えられる事に......」

 

ガンスミス

「完成系がある程度似通っちゃうんだよな」

 

ナガン

「後発のM1ガーランドは資料によれば、採用は1938年から。となると、M1903が使われたのは第一次大戦のみか?」

 

春田

「いえ、引き続きアメリカ軍主力兵器として初期の頃は使用されていました。

M1ガーランドが十分に行き渡ってからも、狙撃ライフルとしてやグレネードランチャーとして用いられたんです」

 

グレネードランチャー......又の名を榴弾発射機。対戦車、対人などに用いられた。

文字通り手榴弾や爆弾を遠くに飛ばすための装置で、第二次大戦の頃は空砲を利用して飛ばしていた。

これには専用装置が必要なのだが、M1ガーランド版はやたら複雑で現場には不評だったらしく、簡略なこちらが用いられた。

 

ガンスミス

「戦場から姿を消したのは、朝鮮戦争ごろだな。海兵隊ではそれなりの数が狙撃銃として使われた。それ以降は引退したが儀礼用として使用される事もある」

 

ナガン

「何か、Kar98kを思い出すのう」

 

 

まとめ

 

ガンスミス

「目立つ部分はないものの高水準でまとまった銃だと思います。二つの世界大戦を駆け抜けたその実力は伊達ではないとも言えるでしょう。

是非、戦場では頼りにしてくださいな」

 

春田

「私はまだ精進が足りませんが、頑張ります」

 

ナガン

「焦らず堅実に実力をつけていくのじゃぞ」

 

春田

「はい!」

 

ガンスミス

「じゃ締めてくれっかい」

 

春田

「わかりました。指揮官の皆様、仕事は忙しいとは思いますが、体調に気をつけて、健康なドルフロライフを楽しんでください。

もし寒いと思ったら、はちみつ生姜湯を作るをオススメします、作り方はーー」

 

ガンスミス

「話が長くなっちゃうから!」

 

ナガン

「それではまた次回なのじゃ!」

 

 

 

 

あとがたり

 

春田

「生姜はココアなんかに入れても美味しいので、是非試してみてください」

 

試して......手軽にチューブ生姜を使うのがオススメ。量は各自で調節してね。

 

ガンスミス

「へーえ、そうなのか......

あ、そういやハロウィンどうする? 配る菓子の用意を考えとかないと」

 

春田

「でしたらマフィンはどうですか?

中に混ぜ込む材料も工夫すれば」

 

ガンスミス

「成る程......ただ酒飲みどもがどう思うかだな。砂糖少なめビターチョコ風とか、ラム酒を混ぜ込んでみるとか」

 

ナガン

「お主が菓子作るとか違和感しかないのじゃが」

 

ガンスミス

「俺の特技だぞ」

 

ガンスミス......実は菓子作りが上手い




爆発オチも考えましたがやめました。

次の番外編のネタ(仮)

  • 後輩ちゃんと元指揮官の馴れ初め
  • しぶとく生きてた死神さん家の娘
  • 料理下手を克服したいガンスミス
  • そんなことよりさっさと解説しろ作者ァ!

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