ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー   作:通りすがる傭兵

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友人「何でこの手の解説ってWiki丸パクリなのに面白いんだろう」

はっ倒すぞお前。
わかりやすく噛み砕いたり注釈入れたりセリフ回しで申し訳程度に笑い入れたりキャラを立たせたりとかいっぱい努力してるから面白いんだるぉぉぉん?!


第28回 ブレン

 

 

「ガンスミスと」

 

「M1895ナガンの」

 

「「銃器紹介!」

 

ガンスミス

「このコーナーは銃についてあんまり詳しくない指揮官殿に銃器を解説する、というテイで銃を紹介、解説していくモノです」

 

ナガン

「偏見思い込み勘違い......そこは大目に見てほしいのう。間違いがあれば随時受け付けているのじゃ」

 

ガンスミス

「性能諸元はWikiを参考にしますので悪しからず」

 

「「それでは、スタート!」」

 

 

ガンスミス

「基地に人間が少ない! 圧倒的に!」

 

少ない......実際どうなんでしょう。皆さんはどのように解釈していますか?

自分はオートメーション化が進み、人形という人手もあるので少なめと解釈しています。人が配置されるとすれば、指揮や機械じゃ難しい細かい調整などですかね。

 

ナガン

「確かに少ないのう。お主、指揮官、カリーナ......あとは......誰じゃったかのう」

 

ガンスミス

「他にもいるんだけどさ、昔と比べればめっきり減ったんだよね。超最前線時代の騒がしい頃が懐かしい」

 

ナガン

「そんな時もあったのう......」

 

 

 

ガンスミス

「感傷に浸るのはこれくらいにして、今日のゲストはこちら」

 

ブレン

「ブレン軽機関銃だ。よろしく頼む」

 

ナガン

「ああ、そっちか」

 

ガンスミス

「リクエストでブレンお願いしますって言われた時迷った。こっちで合ってるかな?」

 

こっち......最近ハンドガン『ブレン・テン』も実装されたので。

 

ナガン

「さてな」

 

ブレン

「手短に終わると聞いて来たんだが、長引くようなら帰るぞ」

 

ガンスミス

「じゃ巻きで行きましょうか」

 

 

性能諸元 ブレン マシンガン 星3

 

口径 7.7mm(0.303インチ)

 

使用弾薬 .303ブリテイッシュ弾

 

装弾数 30発

 

採用 イギリス軍他

 

ガンスミス

「種別としては、M1918(BAR)と同じ軽機関銃だな」

 

M1918......第8回で解説。

 

 

開発経緯

 

ブレン

「時は1935年、旧式化の目立つブレン軽機関銃に代わる新たな軽機関銃トライアルを実施した」

 

ガンスミス

「資料は少ないけども、先述のM1918などが参加してたみたいだな。その中で最優と認められたのが、チェコスロバキア製の『ZB27』だった」

 

ブレン

「イギリスはライセンス生産契約を結び、弾薬を当時の主流弾薬だった.303ブリティッシュ弾に合うように小改造を施し、ブレン軽機関銃が誕生した、というわけだ」

 

ガンスミス

「ブレン、の名前の由来もそこにある。

『ZB27』その基礎になった『ブルノZB vz26』と、イギリスの銃器製造会社『ロイヤル・スモール・アームズ・ファクトリー・エンフィールド』。

その『Brno』と『Enfield』の文字を取って『Bren』というわけだ」

 

ナガン

「......お主説明ヘッタクソじゃな」

 

ガンスミス

「知ってら」

 

ヘッタクソ......Wiki本家の方がわかりやすい......わかりやすくない?

 

 

ブレンってどんな銃?

 

ガンスミス

「もとになった『ZB vz26』系列がもともと優秀だから、現場からの評価は高かった」

 

ブレン

「その壊れにくさは戦中のマシンガンの中でも群を抜いている。参考に開発されたマシンガンも多くあり、その子孫同士で撃ち合う例もあった」

 

ガンスミス

「マガジン式だからベルト式と比べて軽く移動もしやすい。立ったまま腰だめで弾をばらまく事だって可能。さらに三脚を使えば据付の機関銃にして重機関銃がわりにも運用できた」

 

ブレン

「それ用に装弾数の多いマガジンも開発された。一部では対空機銃として使われる例もある、とにかく多用途に使われた」

 

ガンスミス

「さらにM1918では不可能だった銃身交換もスムーズに行えた......その当時の軽機関銃、分隊支援火器としての性能は、個人的にはM1918より上かもな」

 

ブレン

「当然だ」

 

ガンスミス

「他と比べると発射速度が抑えめ、というのもあるけど正直マガジン式だから逆に利点にすらなりうる。

純粋に欠点と言えるものは、精度が高すぎて弾がばらけないっていう事だ。拠点防衛なんかの時の制圧射撃にゃちと不便だ」

 

ブレン

「その程度射手の実力でどうとでもなる」

 

 

 

そして現在でも......?

 

ガンスミス

「戦後、NATOが発足し弾薬が変更されても、NATO弾仕様のものが使われていたくらいだ。

ミニミ軽機関銃やFN MAGに置き換わるまで居座り続けた、といえば信頼が伝わるだろうさ」

 

NATO......北大西洋条約機構。アメリカ始め資本主義国の軍事同盟。

この説明4、5回書いた気がするな。

 

ブレン

「イギリス本国では切り替わってはいるが、インドやパキスタンなどの旧英国領では現在でも現役だ」

 

ナガン

「あまり有名でもないが、M2とほぼ同格レベルの優秀さ、ということか?」

 

ガンスミス

「M2レベルとまではいかないけど、優秀なのは確かだな」

 

ブレン

「当然だ。ドイツ式の武器なんぞに私は負けん」

 

ガンスミス

(......まあドイツ産で似たり寄ったりな経歴の持ち主もいるんだけど)

 

 

まとめ

 

ガンスミス

「知名度こそ劣るものの、その堅実さと壊れにくさから現在でも一線級であり続けるブレン軽機関銃。

過酷な任務ならばもってこいの耐久性、ぜひ戦場で使ってあげてください」

 

ブレン

「過酷なミッションであれば任せろ、完璧にこなしてみせる」

 

ナガン

「は、抜かせ青二才。自信家は美徳であるが慢心は身体に毒だぞ?」

 

ブレン

「ふん、肝に命じておこう」

 

ガンスミス

「......ではまた次回!」

 

 

 

あとがたり

 

 

ブレン

「くっ、負けた......」

 

ナガン

「お主の実力は高い、それはこのわしが保証しよう。が、ただ相手が悪かったのう?」

 

DP-28

「やだやだ、大人気ない真似しちゃって。

でも、旧式だからって後進に道を譲るほど、甘くはないのよ?」

 

WA2000

「あーあ、またやってる。

背中を追いかけてくれる後輩が増えたのはいいけれど、こう増長しすぎるバカも増えたのが欠点ね。

はぁ、全く、うちの隊はどいつもこいつも大人気ないんだから」

 

PSG-1

「あなたが言いますかそれ」

 

WA2000

「何ですって、ちょっと表出なさいよ!」

 

PSG-1

「だからそういうところなんですってば」

 

 

 

 

 

次の番外編のネタ(仮)

  • 後輩ちゃんと元指揮官の馴れ初め
  • しぶとく生きてた死神さん家の娘
  • 料理下手を克服したいガンスミス
  • そんなことよりさっさと解説しろ作者ァ!

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