ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー   作:通りすがる傭兵

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今回、語り手としてとある他作品キャラに登場してもらっています。そういうのが認められない人はUターン願います。

割とがっつり登場するから。


番外 第2回 ダネルMGL

 

 

ガンスミス

「んー、今回どうすっかなぁ。実在する銃とはいえ、対応する人形がいるとは聞いたことないし」

 

??

「おーい、レンやーい、レンやーい! どこにいったんだぁ〜、私を置いて行くんじゃないよぉ〜」

 

ガンスミス

「へいそこの君、どうしたんだ?」

 

??

「ううー、実は相棒が迷子になってしまってのう」

 

ガンスミス

「そりゃ不幸な事だなちびちゃん。あー、放送設備で迷子案内でもかけてやろうか?」

 

???

「ありがとおじさん! あと私の名前はフカ次郎だからな!」

 

ガンスミス

「おじ......」

 

おじさん......ガンスミスは自分ではまだおじさんではないと思っている。

他人からどう見えるかは人による。

 

フカ次郎

背が低く、長い金髪を纏めたあどけない顔立ちの少女。防具で全身を固めており、身に余る大きさのバックパックはまるで登山家のよう。

 

 

 

「ガンスミスと」

 

「M1895ナガンの」

 

「「銃器紹介!」

 

ガンスミス

「このコーナーは銃についてあんまり詳しくない指揮官殿に銃器を解説する、というテイで銃を紹介、解説していくモノです」

 

ナガン

「偏見思い込み勘違い......そこは大目に見てほしいのう。間違いがあれば随時受け付けているのじゃ」

 

ガンスミス

「性能諸元はWikiを参考にしています」

 

「「それでは、スタート!」」

 

 

 

フカ次郎

「おじさん面白いことやってんね!」

 

ナガン

「おじ、おじさん......ブフォ」

 

ガンスミス

「笑うなぁ!」

 

ナガン

「そ、それよりもやることがあるのではないのか」

 

ガンスミス

「あーそうそう、そうじゃなかった。

今日の飛び入りゲストさんなんだが、どうにも相方が迷子らしいんだ。もし情報があれば放送室まで頼む」

 

フカ次郎

「えー、レンさまー、レンさまー、ピンク色の格好の小学生と同じくらいちっこいうさぎさーん、フカ次郎が探していますよー」

 

 

 

 

ガンスミス

「さて本題だ。今日のリクエストはいつもと趣向が違うんだな」

 

ナガン

「ほう、わしは聞かされておらんが、どんなのじゃ?」

 

フカ次郎

「じゃじゃーん、こちらになりまあす」

 

ガンスミス

「ダネルMGL、グレネードランチャーだ。銃は銃でも異色の部類だな。性能諸元に入ろうか」

 

 

 

ダネルMGL グレネードランチャー 星-

 

口径 40mm

 

使用弾薬 40×46mm擲弾/40×51mm擲弾

 

装弾数 6発

 

採用 ブラジル、アメリカ軍他

 

 

ガンスミス

「擲弾の読み方はてきだん、だ。ちょいと初見じゃ読みにくいかもな」

 

開発経緯

 

ガンスミス

「このダネルMGLは、南アフリカで開発されたグレネードランチャー。リボルバーのような回転式弾倉を持つ、割とスタンダードな部類のグレネードランチャーだな」

 

フカ次郎

「スタンダード? レア物って聞いたんだけど」

 

ナガン

「今じゃあんまり使う事を見ることはないのう。わしも一度か二度お目にかかった程度じゃ」

 

ガンスミス

「こいつはほかのものと違い、軍用を目指して開発されたものだ。弾丸もNATO規格のものを使用している。

これ以上は次で語るべきかな」

 

 

 

ダネルMGLってどんな銃?

 

ナガン

「そもそもグレネードランチャーとはなんじゃ?」

 

フカ次郎

「相手をぶっ飛ばすモノ」

 

ガンスミス

「身もふたもない言い方だが半ば正解だ。簡単に言うなれば、榴弾を飛ばす兵器......これがグレネードランチャーなんだわ」

 

ナガン

「となると、SOPMODが景気良くぶっ放しておるのもソレか?」

 

フカ次郎

「そうだな。アレはアサルトライフルのオプション装備用にコンパクトにしたやつだ」

 

アレ......M203グレネードランチャーの事。M4系列のグレネードランチャーは主にこれが用いられるが、近々更新されるらしい。

 

ガンスミス

「まあグレネードランチャーにはそりゃ長い歴史があるんだが、まあそれはそれ」

 

フカ次郎

「なんだよ、紹介しないの? そういう番組って聞いたんだけど」

 

ガンスミス

「尺が無いです」

 

フカ次郎

「世知辛いねぇ」

 

尺......2000〜3000文字を目処に書いています。なんとなく自分が読みやすいのでこの程度ですが、いかがですか?

 

ガンスミス

「本題に戻ろう。先も言ったようにこいつは軍用を前提として開発されていて、それなりに固くできてるし、状況対応能力が高い。

角度調整が可能な光学サイト、そして自由度の高いストック。実践的な気配りだな」

 

フカ次郎

「おお、お主はそんなに私のことを......ありがとうな」

 

ナガン

「いちいち大げさじゃのう」

 

ガンスミス

「他には、というよりグレネードランチャー全般に言えることなんだが、色々な弾丸を撃ち分けることが可能だ。表がこちら」

 

40×46mm擲弾内訳

 

高性能炸薬弾(HE)

多目的榴弾(HEDP)

空中炸裂弾

散弾

照明弾

催涙弾

発煙弾(煙幕展開用)

マーカー

演習弾

赤外線照明弾

 

プラズマグレネード弾

 

ガンスミス

「最後の手書きのは?」

 

フカ次郎

「抜けてたから書き加えとこうと思って」

 

ナガン

(プラズマ......もしや、軍関係の人間なのか?)

 

ガンスミス

「そしてグレネードランチャーの射程だが、長いようで短い。他には命中精度はあまりよろしく無いな」

 

フカ次郎

「ふふふ、それはトーシロが使うからってもんさ」

 

ガンスミス

「誰だってそうぽいぽい撃てるもんじゃない。

40×46mm擲弾を例に挙げると、最大射程は400m。有効射程は150m程だ」

 

最大射程と有効射程......最大射程は弾が届く範囲。有効射程は弾を狙って十分に充てることのできる距離(個人的解釈)。

わかりやすくいうなら、野球ボールを全力でぶん投げるのか、狙った場所に投げるかの違いだと思う。前者の方が飛ぶが、狙いは後者の方が良い筈だ。

 

ナガン

「他にも、放物線を描いて飛ぶのが特徴だ。着弾までにちと時間がかかるのが欠点じゃな」

 

フカ次郎

「でも、障害物の上を通しての狙撃とかには使えるんだよね、それにウチの観測手は優秀なんだよ?」

 

 

 

まとめ

 

ガンスミス

「リクエストって事でまとめてみたが、如何だっただろうか。

この銃の特徴は、多彩な弾丸の種別と高威力、そして放物線を描く弾丸。

そのピーキーさを使い分ければ一流ってな」

 

ナガン

「あまりみない銃ではあるが、少しは興味を持ってもらえれば幸いじゃ。では、締めを......うん?」

 

春田

「フカ次郎さん、お客さんですよ」

 

レン

「フカぁ!」

 

フカ次郎

「レン!」

 

レン

「探したんだぞこの〜」

 

フカ次郎

「あははは、ごめんごめん。迷っちゃって」

 

ナガン

「待ち人は見つかったようじゃな」

 

フカ次郎

「うん、ありがとおにーさん、そして同士!」

 

レン

「もう、ピトさん待たせてるんだから、もう行くよっ。サーバ間違えてるんだから一回ログアウトしないと」

 

フカ次郎

「だー、どうりで勝手が違うわけだ。

それじゃ、また会うひまで、あでぃおーす」

 

ナガン

「き、消えっ?!」

 

ガンスミス

「なななな、な、なんだよ?! きゅ、急に消えたぞ、どこ行った!」

 

春田

「落ち着いてください、迷彩マントではないでしょうか」

 

ガンスミス

「......なるほど、一理ある」

 

ナガン

「どうにも、怪しい2人組じゃのう。

ま、厄介ごとに首を突っ込むのも良くはない、か」

 

ガンスミス

「......それもそうだな、では、本日はこれにて終了。また次回!」

 

 

 

 

 

あとがたり

 

 

フカ次郎→篠原美憂

「ふいー、不思議なこともあるもんだねぇ」

 

レン→小比類巻 香蓮

『もう、勝手に変なところログインしないでよ! 探すのがどれだけ大変だったか......』

 

篠原美憂

「ところでコヒー」

 

小比類巻香蓮

『なあに』

 

篠原美憂

「GGOに新規サーバー実装なんてニュースあったっけ?」

 

小比類巻香蓮

『北米でやってるとか? あっちだけ先行配信だったのに紛れこんじゃったとか』

 

篠原美憂

「そうだよね」

 

(でも、不思議だったんだよねぇ。あの世界はどう考えてもV()R()()()()()()()()()()()()を感じた。

なんなんだろうねぇ、このサーバーは)

 

篠原美憂

「Dolls-Frontline 人形たちの最前線なんて、ちょいとブラックジョークが過ぎるんじゃないの?」

 

 

GGO......ガンゲイルオンラインの略称。

かの有名ライトノベル、ソードアートオンライン及びそのスピンオフ、ガンゲイル・オンラインに登場する架空の対戦型シューティングVRゲーム。

作者は銃ばかり出てくる小説を書く小説家もとい時雨沢 恵一。名前の時雨沢は拳銃『SIG SAUER P226』が由来。

名前の由来からして重度のガンマニア。その名の恥じないよう、銃ばかり登場する作品を書き、アニメの銃器監修すらやっている筋金入り。

 

その作品、『ガンゲイル・オンライン』シリーズは銃の描写もさる事ながら銃撃戦の描写が見事。VRゲームらしい技術も登場する上、作品ゲーム自体がドルフロに近しい設定なのでかなり親和性が高い(個人的意見)。

 

篠原美憂、小比類巻香蓮はガンゲイル・オンライン登場人物。

詳細はとりあえず小説を買うことをオススメする。アニメ化もされているのでそちらもだが、どうせこのサイトにいるんだから文字読め文字を。物書きさんだったら参考になるしそうでなくとも(以下省略)

 

 





だって調べたらメインウエポンで使ってるキャラがフカ次郎やて知ってめっちゃ驚いて楽しかったんやもん。
GGO全巻履修済み+アニメ視聴済みの俺には耐えきれなかったんや......許して許して。

ところでGGOとドルフロの親和性高い、高くない?

次の番外編のネタ(仮)

  • 後輩ちゃんと元指揮官の馴れ初め
  • しぶとく生きてた死神さん家の娘
  • 料理下手を克服したいガンスミス
  • そんなことよりさっさと解説しろ作者ァ!

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