ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー   作:通りすがる傭兵

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性能とかフォルムとかで人気のありそうな銃。
まだ未実装なので番外編になりまする。将来的には実装されるみたいですね、☆5で。

......どんだけ大型建造すればいいんでしょうねぇ。


番外 第3回 AA-12

 

 

16Labにて

 

 

ガンスミス

「武器の選定?」

 

プログラマー

「そうそう、新しい人形作ろうと思うんだけど武器が決まんなくてさ」

 

ガンスミス

「それで詳しそうな俺にってわけか」

 

プログラマー

「そゆこと」

 

ガンスミス

「......こういうのは普通偉いさんが話し合って決めるもんじゃないのか?」

 

プログラマー

「作れって言われたらそりゃ作るけど、個人個人で勝手に作ってるだけだよ?」

 

ガンスミス

「適当すぎるだろ16Lab!」

 

プログラマー

「というわけだからお願い兄貴、俺銃のことさっぱりなんだよ」

 

ガンスミス

「......まず候補だけでも見せてくれ。一からは流石に無理だ」

 

プログラマー

「というと思って用意しまーした」

 

ガンスミス

「こいつは山のように......」

 

プログラマー

「準備するの大変だったんだよ?」

(他の人のを借りパクしたんだけどね!)

 

ガンスミス

「......こいつなんかがいいんじゃねえの?」

 

プログラマー

「何それ、ライフル?」

 

ガンスミス

「こいつか、こいつはAA-12。こう見えて散弾銃なんだよ」

 

プログラマー

「へえ、どんな銃なの?」

 

ガンスミス

「一言で言うとショットガンの異端児だな......せっかくだし、一から十まで解説してやるよ。その方が参考になるだろ」

 

 

性能諸元 AA-12 ショットガン ☆5(未実装)

 

口径 12ゲージ

 

使用弾薬 12ゲージ各種弾薬

 

装弾数 8/20/32

 

採用 ー

 

 

開発経緯 フルオートに挑んだ散弾銃

 

ガンスミス

「コイツの原型は1972年、銃器設計技師マックスウェル・アッチソンによって開発された『Atchisson Assault-12』。

のちにこの銃を改良したミリタリー・ポリス・システム社に権利は売却され、2005年に『Auto Assault-12(AA-12)』として日の目を浴びることとなった」

 

プログラマー

「なんで権利なんか売却したのさ、自分で完成させればいいのに」

 

ガンスミス

「銃を売ろうと思えばまず手続きが面倒、自分で下手に作るよりは、多少取り分が減ろうと安心と信頼のプロに任せた方がいいだろ」

 

下手に作る......パーツの強度が不足したりマガジンだけが届かない事がある。

例:ブレン・テン。

 

プログラマー

「なるほど」

 

ガンスミス

「詳しくは商売の話になるからな、カリーナとか当たってくれ。あいつ詳しいから」

 

カリーナ......今後ともショップをごひいきに、指揮官!

 

 

AA-12ってどんな銃?

 

ガンスミス

「ズバリ、フルオートで撃てる散弾銃! この一点に尽きる」

 

プログラマー

「何が凄いのさ」

 

ガンスミス

「ショットガンというのは他の銃と比べると反動がかなり強い。それを安定して連続射撃できる、となるとかなり難しい」

 

プログラマー

「その口ぶりからすると出来なくはないみたいだけど?」

 

ガンスミス

「出来なくはないが、重すぎて使いにくいか扱えない代物になっちまうよ」

 

プログラマー

「ふーん、ハードの方は大変だねぇ」

 

ガンスミス

「だが、それを可能にしたのがAA-12だ。

反動を打ち消すシステムを多数組み込み、安定した射撃を可能に。

その完成度たるや片手やか弱い女性も撃てる程だ、普通のモノじゃこうはいかない」

 

普通のモノじゃ......M37をはじめとする一般的な散弾銃(ショットガン)は反動がかなり強い。

素人が撃つと大の大人でも2、3歩たたらを踏む、といえば伝わるか。

 

プログラマー

「結構画期的だったんだね」

 

ガンスミス

「それに、開発段階から軍用として設計されているから、強度も折り紙つきだ。

ステンレスのフレームは強力で壊れにくく、掃除もほとんど必要ない、と開発者が豪語するほど」

 

ステンレス......鉄、クロム、ニッケルを含む合金鋼のこと。サビに強いので水回りや屋外の装飾に使われる事が多い。

なぜか銃で使うと不具合が多かった。今ではそんなことはないが、精製技術の差だろうか。

例 .44オートマグなど

 

豪語する......フラグにしか聞こえないのは気のせいだろうか。

 

ガンスミス

「性能面の話するか。

弾薬はマガジン式で、8/20/32発から選べる。少しかさばるが、素早くリロードができる」

 

プログラマー

「要するにライフルとかそういうの?」

 

ガンスミス

「言わんとすることはわかる。

他には毎分350発、1秒あたり5〜6発、の発射速度も魅力だ。

この発射速度に制圧力の高い散弾、屋内戦闘になればかなり強いはずだ」

 

プログラマー

「ほうほう、ふむふむ......」

 

 

まあ、採用されてないんだけどね!

 

ガンスミス

「とはいえこの銃、実績には欠ける」

 

プログラマー

「なんでさ。試作止まりとか?」

 

ガンスミス

「完成はした、ただ売り込み先が無かっただけだ。この銃、軍に試験がされたが採用されていない」

 

プログラマー

「聞いてる限り高性能だと思うけどなして?」

 

ガンスミス

「別に散弾銃をフルオートにする必要も無いんだよな。

鍵壊したり、ドアをこじ開けるのが散弾銃の仕事だし、散弾なんて人に向ければほぼ1発で無力化できるし、威力過剰というかなんというか......正直散弾銃を人に向けること自体倫理的にどうかと

 

倫理的にどうかと......好き好んで人肉ミンチを作る人もいないでしょう。それに、傷口もえげつない事になりますし。

消耗品軍団(エクスペンダブルズ)には関係ない模様。

 

プログラマー

「平和な世界には不要だったわけと」

 

ガンスミス

「ともすればやりようはあったかも知れん。ただ、向ける相手が人の以上活躍は見込めないだろうな」

 

プログラマー

「だったらエイリアンとかならおっけーなワケ?

 

ガンスミス

「どうしてそうなる」

 

エイリアンとかなら......映画『プレデターズ』で主人公がぼんがぼんが撃ってましたね。

 

 

まとめ

 

ガンスミス

「性能よし、コンセプトよし。といい銃たりうる実力はあった、ただそれを生かす場がなかったのだけが不運だったな」

 

プログラマー

「今の状況なら関係ないし、十分活躍できるよね」

 

ガンスミス

「まーな。銃を向ける相手人じゃないし」

 

プログラマー

「んじゃちょっくら組んでみるよ。ありがとー!」

 

ガンスミス

「全く、あいつはいつも自由なんだから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけに解説

 

ガンスミス

「散弾銃の弾薬説明してくれって変わったリクエストがあるからやってくぞー。

 

一般的に用いられるものがこの2つだ。

 

バックショット

よく言われる散弾。BB弾より一回り大きい金属製の丸玉が数粒ほど入っている。

000B弾だか00B弾だか忘れたが、前者が直径9mm、後者が8mm弱程度だったはず。

対人、対大型猛獣用。

有効射程は50〜100m、実用性を考えると30m程になる。

 

スラッグ(スラグ)弾

単発弾。発車直後の威力は大型ライフルに匹敵するが、弾丸の大きさゆえ空気抵抗を受けやすい。そのため遠距離では威力は下がりまっすぐ飛ばない。

溝を掘り込んだり形を変えたりして遠距離威力を増そうという試みはなされているな。

対物(扉の錠前や蝶番など)用。

ドアは流石に抜けない。

有効射程は100m程度

あまり遠くには飛ばないだろうな。

 

?......(資料が見つから)ないです

 

 

そんで特殊用途、マイナーな弾を解説していくぞ。

 

 

Frag-12

AA-12と同時開発された対装甲弾。資料が少ないので詳しくはできないが、榴弾や徹甲弾などが開発されたらしい。

ただ、弾幕を張る必要があるのでAA-12以外での運用は難しいらしい。

 

 

フレシェット弾

散弾の代わりに、小型ダーツみたいなものを飛ばす弾丸。初速、貫通力は高いが、弾道は安定しない。

一部が軍用で運用されている。

水中銃(SPP-1 HG ☆4など)とかに用いられることもあるようだな。

 

 

ビーンバッグ弾

ゴム製などの小さな弾を込めたナイロン袋を撃ち出す。非殺傷武器。

暴徒鎮圧や野生動物保護などで使用。

 

ガス弾

催涙ガスやペッパー(胡椒)ガスなどが込められた弾丸。ぶっちゃけグレネードで良くない?

暴徒鎮圧用。

 

 

ブリーチング弾

アメリカ特殊部隊SWATなどが使用。粉末金属を固めたスラグ弾で、最初の衝撃を受けた後は砕けるので、余計な被害を防ぐことができる。

ライフル弾や拳銃弾でも似たようなものがある。あちらは跳弾防止などが目的(うろ覚え)

軍用(?)

 

 

ドラゴンブレス

散弾をアルミやジルコニウムなどに置き換えたもの。めっちゃ燃える。

名前の由来は、銃口から出る炎が龍の吐息(ドラゴンブレス)のように見えることから。花火と似たようなものなので当然危険物、燃え移りには注意しよう。

銃弾自体の威力はそこまでない。

 

 

......と、有名どころはこんなもんだな。

 

 

 

よく考ええたら独り言だよな全部。

まったく、何やってんだか」

 

 

 

 

 




私事ですがドルフロ短編書きました。
需要ある? とか前回書いてたG41のお話です。
なんか首輪うんぬんは変な方向になっちゃいましたけど。
軽快な語り口でもカタルシスがあるわけでも文章力が凄まじいわけでもないですが、見ていってくれるとありがたいです。

というか書くのにめっちゃ頭使ったので見て欲しい。
見て、見ろ。

次の番外編のネタ(仮)

  • 後輩ちゃんと元指揮官の馴れ初め
  • しぶとく生きてた死神さん家の娘
  • 料理下手を克服したいガンスミス
  • そんなことよりさっさと解説しろ作者ァ!

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