ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー   作:通りすがる傭兵

41 / 157

現在リクエスト
CZ-805 AR 星3 未所持 資料少
SIX-12 SG 未実装 資料少
IWS2000 RF ☆5 近日実装予想
ゲパード GM6 Lynx RF 未実装 番外編で
MATEBA2006M HG 未実装 資料有
ワルサーPPK HG ☆2 資料有
ARX-200 以下 下調べなし(ARX-160親戚?)
SIG-556 (SIG-510ならあるんですけど)
FNX45
SA58
MPX
Gr MP5 SMG ☆4 資料有
Gr G36/36C ☆4/5 そのうち出します
Gr G3 AR ☆2 今回

64式自 AR 日本人の義務
62式 MG 以下同文
IDW SMG 資料がにゃい。



第36回 Gr G3

 

 

 

 

 

 

 

「WA2000と」

 

「ウェルロッドMk.Ⅱの」

 

「「銃器解説コーナー!」」

 

WA2000

「このコーナーは、銃についてあんまり詳しくない指揮官殿に銃器を解説するものよ!」

 

ウェルロッドmk.Ⅱ

「我々は神に非ず。過ちを犯すものが、真に人間なのだ」

(間違いがあるかもしれませんが、ご了承ください)

 

ガンスミス

「性能諸元はWikiを参考にしているわ。間違いがあったら随時受け付けるから!」

 

「「それでは、スタート!」」

 

 

 

WA2000

「ピンチヒッター3回目よ。またあいつ出張してるからね」

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

ヤシマ作戦に協力してくる、と言ってましたね」

 

WA2000

他所で暴れてるハイエンドモデルを倒しに行っただけでしょ。カッコつけて」

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

「多少の遊び心も大切、ということでしょう」

 

WA2000

「......というか、普通に喋れるのね」

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

「雑談はなんとか」

 

ヤシマ作戦......アニメ『新世紀ヱヴァンゲリヲン』にて第5使徒ラミエルを倒すために発令、実行作戦された作戦。

劇場版『序』の映像美は一見の価値あり、庵野監督、新作まだです?

作戦名由来は那須与一の扇うちで有名な屋島の戦い。ほら、平家物語ですよ。

 

他所......すまない、またコラボなんだ。

とほくれす様作「前線異常あり」にてちゃっかりガンスミスが紛れ込んでます。

作品自体はドルフロ他作品のごった煮、参加作品はわかりやすくまとめてあるので、興味あれば是非に。

 

普通に......ウチのウェルロッドMk-ⅡはOSが厨二病。日常会話はこなせるがラジオ中は発病するようだ。

だが、よく考えて欲しい。

普通というものは、ヒトが自分が他人から外れる事を恐れて作ったオリ。それに僕たちが囚われる必要なんてどこにもないんじゃないかな。

 

 

 

WA2000

「今回のゲストはコイツよ」

 

G3

「H&K G3です。よろしくお願いします」

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

「うむ。よろしく頼むぞ」

 

G3

「本当に私でいいんでしょうか。そこまで優秀では無いんですけれど」

 

ウェルロッド

「謙遜は時に毒となる。かの魔術師によれば、如何なるものにも素晴らしさは存在する、とな」

(そんなに卑屈になら無いでください。ガンスミスさんも言ってましたよ、どんな銃にも良いところはあります)

 

G3

「ウェルロッドさん、ありがとうございます」

 

WA2000

「本当に戻るのね......」

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

「然り。ではかの者の力の真髄を此処に!」

 

 

性能諸元 Gr G3 アサルトライフル ☆2

 

口径 7.62mm

 

使用弾薬 7.62×51mm NATO弾

 

装弾数 20/30/43/50

 

採用 西ドイツ軍他

 

 

 

開発経緯 H&K社の栄光、その先行き

 

WA2000

「G3のものは旧ナチス・ドイツ軍のStG.45ライフルがベースよ。ちなみにドイツ軍はこの銃の完成を待たずして敗北したわ」

 

G3

「基地にいるStG44とは同じ弾薬を使用しますが、機構がまるっきり異なります、そうですよね」

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

「うむ。仔細は後述だ」

 

WA2000

「そして1950年代、東西の対立などの煽りを受け、ドイツは西ドイツと東ドイツに分割されたわ。ベルリンの壁は有名な話ね」

 

G3

「地図を見ればわかりますが。ドイツはロシア......ソ連と国境を接しているのです。これはどういうことか分かりますか?」

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

侵攻を受ける恐れがある、と?」

 

侵攻を受ける恐れが......その頃は東西の全面戦争の可能性もあった。日本、特に沖縄に米軍基地があるのはそれが理由。

西はドイツ、東は日本......ソビエトをはじめとする共産圏を取り囲む防衛網的なものをイメージしてくれるとわかりやすい。

 

G3

「その通りです。ましてドイツは敗戦国、軍需産業はことごとく解体され、アメリカをはじめとする国々も疲弊し支援は少ない」

 

WA2000

「AK-47の発表もそれに拍車をかけたわ。旧式ライフルと全自動銃......どちらが優秀かは一目瞭然よね。

戦後復興も兼ねて、だと思うのだけれど、西ドイツ軍はM14のような全自動ライフルの開発を求めた。

そこで目についたのが、ナチスドイツ軍StG.45だった、てわけ」

 

 

 

Gr G3が生まれるまで

 

WA2000

「原型の開発はスペイン政府の兵器研究機関セトメで行われたわ」

 

G3

「StG.45を開発したモーゼル社の技術者はそこに身を寄せていましたからね。

そして7.92x40mm弾を使用するセトメモデロA1が開発されました」

 

WA2000

恒例というかなんというか、専用弾は評判が良くなかった。そこで7.62×51mm NATO弾仕様のモデロA2が開発されたの。これがG3の始まりね」

 

恒例......Five- seveNとか、G11とか。

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

「しかし、書物を読み解く限りかの社の名前は見えぬが、如何に?」

(開発はh&K社ですよね。名前が見当たりませんが)

 

G3

「モデロA2に目をつけた西ドイツ政府がスペインからライセンスを買い上げています。

そして、製造会社H&K社に改良を依頼しました。それが今のGr G3なんです」

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

「ふむ......」

 

 

Gr G3てどんな銃?

 

WA2000

「1番の特徴はローラーロッキング機構によるディレイドブローバック方式よ」

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

「......魔弾の射手、何と申したか?」

(すみません、もう一度お願いします)

 

WA2000

「ローラーロッキング機構によるディレイドブローバック方式よ」

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

「面妖な呪文を」

(呪文ですかそれ)

 

G3

「とても複雑な機構です。他に用いられているのはMG42機関銃ですね。

銃のフロント部分(銃身周り)はスッキリとしますが、薬室周りがどうにも不安定で、トラブルを起こしやすいようです。今ではほとんど採用例は見られませんね」

 

WA2000

「弾倉交換の手間も欠点ね。タクティカルリロードもできないから、現代から見るとあまり良い機構がでは無いわ」

 

タクティカルリロード......弾倉内に弾薬を残したまま弾倉交換すること。相手に残り装弾数を悟られないためなどで行われる。

また、薬室内に弾丸が残るので初弾装填の手間が省ける。

具体的にいうとレバーをガシャガシャしなくて良い。

 

G3

「あと、どういうわけか銃剣は銃身の上につけます」

 

銃剣......ひゃあ我慢できねえ、突撃だ!

一〇〇式やSKSが装備しているように、一般的には銃身下部に取り付ける。

 

 

 

意外と知らないG3ファミリー

 

WA2000

「実は、G3系列武器はとても多いわ。

弱小企業だったH&K社がここまでのし上がったのも、G3とその短機関銃モデルMP5の成功あってこそ、と呼ばれるほどにね」

 

MP5......みんな大好きMP5。精度クソ高い事で有名、その大元の割にG3の精度は普通。

人形は筋肉モリモリ、マッチョマンの変態だ。

 

G3

「短機関銃MP5に狙撃ライフルPSG-1、MSG90、軽機関銃HK11及び21。

そして5.56mm弾仕様HK33......聞いたことありませんか?

これらは全てG3バリエーション、及び再設計モデルなんですよ」

 

WA2000

「ここであいつの名前を聞くとは思わなかったわね......!」

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

「心を鎮められよ!」

 

G3

「私、何か悪いことでも言ってしまいましたか、それなら謝ります」

 

ウェルロッドMk-Ⅱ

「気に止むことは無い!」

 

WA2000

「思い出しただけで腹がたつ、今度会ったら叩きのめしてあげるわ!」

 

G3

「......なにか、悪いことをしてしまいました」

 

 

 

まとめ

 

WA2000

「四大アサルトライフルに数えられる銃、といっても素晴らしく優れていたわけではなさそうね。

それでもその存在は、その遺伝子はたしかに受け継がれているはずよ」

 

G3

「色々と物足りない私ですが、これからもよろしくお願いします」

 

物足りない......☆2なので性能はちと物足りないのが本音。

胸はたりてい(ここから先は血で読めない)

 

 

 

あとがたり

 

基地近くの廃教会

 

G3

「主よ、これから先、皆が幸せで暮らせるよう見守ってくださいませ......」

 

カリーナ

「おや、珍しいですね。ここに人が来るなんて」

 

G3

「! いえ、ここは落ち着くので。たまに来るんです」

 

カリーナ

「わかりますその気持ち。たまにこういう落ち着いたところが恋しくなるんですよ」

 

G3

「私もです。1人になりたいときは、ここに来て祈っているんです。でも、神様なんて不確かなものに祈るなんて、何か馬鹿馬鹿しいと思いませんか?」

 

カリーナ

「......どうなんでしょうね」

 

 

 

 




アンソロ読んでて思った。

「解説してて本当に良かった......小ネタがわかると三倍楽しいぜコレ!」

とりあえずIDWが出てたので大満足。
ところでこの小説の影響力てどんなもんなんでしょうね。
自惚れってわけじゃ無いですけど......なんか解説の影響を受けてる気がしないでもない話を見かけたもので、つい気になって。

次の番外編のネタ(仮)

  • 後輩ちゃんと元指揮官の馴れ初め
  • しぶとく生きてた死神さん家の娘
  • 料理下手を克服したいガンスミス
  • そんなことよりさっさと解説しろ作者ァ!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。