ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー   作:通りすがる傭兵

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メイドカワイイヤッター


やっとこさ彼女が建造から出てきてくれたので書ける。
ロリスキン仕様にしようか迷った。


第51回 Gr G36

 

 

 

「ガンスミスと」

 

「M1895ナガンの」

 

「「銃器紹介!」

 

ガンスミス

「このコーナーは銃についてあんまり詳しくない指揮官殿に銃器を解説する、というテイで銃を紹介、解説していくモノです」

 

ナガン

「偏見思い込み勘違い......そこは大目に見てほしいのう。間違いがあれば随時受け付けているのじゃ」

 

ガンスミス

「性能諸元はWikiを参考にしています」

 

「「それでは、スタート!」」

 

 

 

ナガン

「おぬし、最近ふらついてはおらぬか?」

 

ガンスミス

「いやあねえ、あの子も頑張ってるんだから、俺も頑張らないと」

 

ナガン

「気張りすぎは心に毒じゃぞ、適度に休むように心がけい」

 

ガンスミス

「それに弟子もできたしマニュアルとかも作らなきゃにゅふふ」

 

ナガン

「ほんとに大丈夫なのかのう?」

 

 

 

ガンスミス

「というわけで今回のゲストはこちら」

 

Gr G36

「Guten Tag 私がG36です。本日はよろしくお願いいたします」

 

ナガン

「目つき悪いのうお主」

 

Gr G36

「......いえ、目の焦点調節機能の不具合で。

人間風に言うなれば視力が低いのです」

 

ナガン

「なるほどのう、ゴーグルでも作ったらどうじゃ?」

 

Gr G36

「検討しておきます」

 

ガンスミス

「そんじゃま、性能諸元行きまっしょい」

 

 

 

性能諸元 Gr G36 ☆4 AR

 

口径 5.56mm

 

使用弾薬 5.56×45mmNATO弾

 

装弾数 30/100発

 

採用 ドイツ連邦軍 他

 

 

 

開発経緯 おもちゃのようでおもちゃではない

 

ガンスミス

「ときは1980年代、NATO軍でトレンドになっていた7.62mmNATO弾が使いにくいという声が大きくなり、小口径弾の利用が増え始めた」

 

Gr G36

「当時ドイツ軍で利用されていたGr G3も欠点は多くあり、小口径には未対応。

そこで、ドイツ軍は小口径弾を利用した新型小銃の開発をH&K社に依頼したのです」

 

ガンスミス

「そこで完成したのがよりにもよってあの悪名高いGr G11だ。詳しくは解説を読めばわかるが、この銃非常に問題が多かった。

そして折しもベルリンの壁による東西ドイツ再編成の混乱。

一時、新型ライフルの開発は有耶無耶になってしまっや」

 

ナガン

「そして落ち着いた頃に開発された、ということかの?」

 

ガンスミス

「そういうことだ。採用試験では前に話しに上がったステアーAUGを破り軍に採用された。

以来ドイツ軍のメイン武装として現在に至るまで戦場に立っている、というわけだ」

 

 

 

Gr G36 ってどんな銃?

 

ガンスミス

「G11で懲りたかシステム自体は無難オブ無難、G3で利用されていたローラーロッキングも無し。

ショートストロークピストン方式というよく使用されたシステムを採用している」

 

ナガン

「資料によればHK416が有名かの。他にはFAL、M14と実績十分な作動方式じゃな」

 

ガンスミス

「とはいえチャレンジが無いわけでもないんだがな」

 

Gr G36

「銃の外装はほとんど繊維強化プラスチックで成形されています。当時としては画期的な事だったでしょうね」

 

ガンスミス

「他にもマガジンを透明プラスチックにしたことにより残弾の把握が容易になった。

さらにマガジン側面には突起があり、マガジン同士を連結するジャングルスタイルも可能になっている」

 

Gr G36

「照準器は上部にあるキャリングハンドルと一体化した3倍スコープとドットサイトがあります。

後発モデルはピカティニー・レールに入れ替えられ、拡張性が増しているのです」

 

ガンスミス

「ただ問題もあってだな......」

 

 

ローラーロッキング......整備にひどく手間がかかる代わりに、割と優秀な精度を誇る。

詳しくはG3やその派生のMP5で調べてちょうだい。

 

ショートスロトークピストン方式......図解による解説がwikiにあるのでそちらに。

信頼性の高い作動方式。

 

キャリングハンドル......持ち手。

それ以上でも以下でもない。

 

 

Gr G36の欠点とは?

 

ガンスミス

「過酷な環境下でもしっかりと作動することが認められているG36ではあるが、ここ最近問題が発生したんだな」

 

ナガン

「銃の問題というと装填不良の多発が思い浮かぶのう。実際そういう銃があるのじゃし」

 

Gr G36

「報告されたのは銃身の加熱による命中率低下です。

これは銃の材質に問題があるのでは、と推測されています」

 

ガンスミス

「実際問題、プラスチックより金属の方が放熱しやすいからな。

小口径弾ならともかく火薬量の多いライフル弾ではなおさらだ」

 

ナガン

「金属で銃を作ったのは色々な意味での最適解、そういうことだったのじゃな」

 

ガンスミス

「近代ならではの問題だな」

 

 

そういう銃......L85A1「へっぷし!」

 

 

派生について

 

Gr G36

「民間向け、特殊部隊向けとさまざまなバリエーションがあります。

有名なものはG36C という超短縮モデルですね」

 

ナガン

「確か姉妹機の人形が使用しておったな、戦場で見かけた事がある」

 

ガンスミス

「まーウチには居ないけどな。いたら指揮官がいじり倒してるだろうし」

 

ナガン

「見てくれからして薄幸そうじゃしのう......」

 

Gr G36

「他には民間モデルをベースとし、専用弾とサプレッサーを使用するSL9SDという狙撃銃モデルがあります」

 

 

 

まとめ

 

ガンスミス

「配備当初はレゴライフルだのと揶揄されたが、現在では多くが配備される良い銃だ。

信頼性にケチがつくのは認めるが、だったらそれ以外で使えという話だ。実際、市街地戦じゃ気にならない問題だろうし」

 

ナガン

「世の中不測の事態というのがあるんじゃぞ?」

 

Gr G36

「そうなった時のための拳銃です、ご心配なく」(ジャラジャラー)

 

ガンスミス

「君スカートの中に何丁隠してるのさ!?」

 

 

 

 

 

あとがたり

 

ナガン

「遅いのう」

 

指揮官

「ちわー! ガンスミスさん......居ないねぇ、なんか知らない?」

 

ナガン

「ああ、『となりのP38ちゃん用ガンスミス教育マニュアルできたから行ってくる!』と言ったきり帰ってこんのじゃ。連絡のひとつもよこさん」

 

指揮官

「心配だねぇ、連絡とってみようか」

 

ナガン

「お願いするのじゃ。最近平和だからといって同行しなかったわしが馬鹿じゃった」

 

 

 

 

 





こっからリクエストのハイエンドモデルのターンにしようと思うんだけど、原作仕様だとフツーに殺されるよねこの人。

またコラボ?

次の番外編のネタ(仮)

  • 後輩ちゃんと元指揮官の馴れ初め
  • しぶとく生きてた死神さん家の娘
  • 料理下手を克服したいガンスミス
  • そんなことよりさっさと解説しろ作者ァ!

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