ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー   作:通りすがる傭兵

75 / 157
長らくお待たせしました

死神の娘さんの話が全然かけねえ


第61回 M1014

第61回 M1014

 

 

 

 

 

「ガンスミスと」

 

「M1895ナガンの」

 

「「銃器紹介!」

 

ガンスミス

「このコーナーは銃についてあんまり詳しくない指揮官殿に銃器を解説する、というテイで銃を紹介、解説していくラジオ番組です」

 

ナガン

「偏見思い込み勘違い......そこは大目に見てほしいのう。間違いがあれば随時受け付けているのじゃ」

 

ガンスミス

「性能諸元はWikiを参考にしています」

 

「「それでは、スタート!」」

 

 

 

ガンスミス

「なんか最近ハイエンドの目撃情報減ってない? ってみなさんがボヤいてるんですけど」

 

ナガン

「さてなぁ。じゃが、高性能機の配備が減っとるということは、あちらも余裕がなくなっておるんじゃろうか」

 

ガンスミス

「どうなんでしょうね。隣には鹵獲されたのいるけど、よそも同じようにしてたりして」

 

ナガン

「まさかな」

 

 

 

ガンスミス

「というわけで今回のゲストはこちらというかまたショットガンですハイ」

 

ナガン

「資料が多いゆえ優先は仕方ないことなのじゃ、許せ」

 

M1014

「すいません、あなたがガンスミスさん、でしょうか?こんなに若いなんて思わなかった、もっと年上だと......あっ、すみません!

こういうことは言っちゃいけないんですよね」

 

ガンスミス

「初めて年上って言ってもらえた......!」

 

M1014

「あ、あれ?」

 

ナガン

「こやつが特例じゃ。くれぐれも記憶するでないぞ」

 

 

 

性能諸元 M1014 ☆4 SG

 

口径 12ゲージ

 

使用弾薬 12ゲージ弾各種

 

装弾数 6/7+1 発

 

採用 アメリカ軍(主として海兵隊)

 

 

開発経緯 これこそ真の軍用散弾銃!

 

ガンスミス

「この銃が開発されたのは1998年と割と最近。

理由はズバリ、アメリカ軍が新しい軍用散弾銃を欲し、募集をかけたからなんだ。確かな資料はないが、セミオートかもしくは半セミオートという条件が含まれていた可能性は高い」

 

ナガン

「なるほどのう。しかしなぜアメリカ軍はそのような事を?」

 

M1014

「おそらくポンプアクションにない即応性を求めたからかと思います。

当時採用されていたのはモスバーグM500レミントンM870

他にはAR下部レールに取り付け可能なコンビネーション散弾銃がひとつ。最後のものは特例なので省きますが、2つはポンプアクション式の散弾銃でしたから」

 

ナガン

「なるほど」

 

ガンスミス

「それが無かったら米軍は今ごろSPAS-12使ってるよ、文句言いながら」

 

M1014

「そうでしょうか......?」

 

ナガン

「SPASが聞いておったら撃たれても文句言えんぞお主」

 

モスバーグM500、レミントンM870......民間、軍用、警察用と広く使用される傑作ポンプアクション散弾銃。アメリカで散弾銃といえば知名度ツートップに間違いはないだろう。

モスバーグは実装済(☆4)、レミントンは大陸版では実装されこちらでの実装を待つばかりである(☆5)。

 

 

 

M1014ってどんな銃?

 

ガンスミス

「この名前に聞き覚えがないと言っても、こちらだったら聞き覚えがあるんじゃなかろうか、という人も居ると思うので紹介しておく」

 

M1014

「私のM1014という名前はアメリカ軍に導入される際ナンバリングされたもので、本来の商品名はベネリM4 スーペル 90。ちょっと暗号化っぽいから我ながらカッコいい......」

 

ナガン

「ちょくちょく言及していたベネリM3という散弾銃を作った会社と同じじゃ。とはいえ、その設計は大幅に変わっておるがの」

 

ガンスミス

「前作であったかベネリM3とは大きく設計を変更し、堅実さを増していることがこの銃の特徴だ。

SPASのようなセミ/ポンプアクションの切り替え機能を廃止し、射撃はセミオート一本に限定してある」

 

M1014

「これによってパーツ数を減らす利点が生まれ、軍用銃としての条件『頑健さ』を十分に満たせるようになりました。

重量はあまり変わってはいませんが、それだけ各パーツを頑丈に作ってあると言い換えられますね」

 

ガンスミス

「他にはA.R.G.O.(Auto Regulating Gas Operated:ガス圧自動調節)システムがウリだな。

こいつは......詳細は省くが作動方式自体はAK47などに使われるガスピストン方式、つまるところ発射された際に生じるガスを利用して排莢装填を行うシステムの一種だ。

こいつを少しいじったシステムがさっき言ったので、ショットガンらしく多種多様なサイズや発射エネルギーに対応できるようになっている」

 

M1014

「流石に発射エネルギーを抑える非殺傷弾(ゴム弾など)はボルトを手で動かす必要がありますが、ほぼ全ての弾薬で安定した作動が見込めます」

 

ガンスミス

「他にもストックは伸縮式でどんな人にも対応可能、さらに拡張性の高いピカティニー・レールも搭載と拡張性も重視した作りになってるんだ」

 

ナガン

「まさに軍用銃に備えられるべき特徴は全て備えられておる、というところか」

 

M1014

「でも、弾倉がチューブ式なので弾数は従来品と変わらずリロードも手間取る、という欠点はあります。

そこだけは改善されるべきところでしょうか」

 

ガンスミス

(AA-12の例もあるから、箱型弾倉が一概に良いとは言えないんだけどね)

 

 

ベネリM3......多数の警察組織や部隊で運用される名作。セミオート/ポンプアクション切り替え可能なSPAS-12の上位互換散弾銃。

わりと有名(だと思う)。

ちなみに作者が現在サバゲで使ってます。

 

AA-12の例......要約するとオーバーキルで持て余す。

詳しくは番外編 第1回 AA-12を見てほしい。

実装済(☆5)、書いた当初は未実装でした。

 

 

まとめ

 

ガンスミス

「壊れにくく、ある程度の連射ができ、取り回し、拡張性共に高いと、軍用としてはある種完成形を見た感じの散弾銃ですね。

後続の散弾銃にとっては高い壁となるだろうな」

 

M1014

「......自分がそこまで褒められるものでは無いと思います。騙されているのではないでしょうか?」

 

ナガン

「疑り深いのう、素直に賞賛は受け取っておけ」

 

M1014

「ですが......」

 

ナガン

「ガタガタぬかすでない。それ以上謙遜するなら屋根の上に放り出すぞ」

 

M1014

「高いとこだけはやめてください!トラウマがぁ!」

 

ガンスミス

「......わちゃわちゃし出したところで今日はここまで。ではまた次回!」

 

 

 

 

 

 

あとがたりーー高所恐怖症についてーー

 

 

M1014

「実は高いところがニガテでして......人間で言えば高所恐怖症と言ったところでしょうか」

 

ガンスミス

「あー。SG人形は装甲分の重さがあるから......」

 

M1014

「一度廃ビルの床を抜いてしまって。

危うく部隊を壊滅させるところでした。それ以降高いところは......」

 

ガンスミス

「人間らしいなあ。まー経験則だと思うけど。

人間だとちと違う感じはあるな」

 

M1014

「どんなものなんですか? 興味あります」

 

ガンスミス

「確か......恐怖症のひとつで、一応心的障害らしい」

 

M1014

「らしい?」

 

ガンスミス

「詳しくはよくわからん。ただ、その手の恐怖症は総じてふつうの恐怖の延長線上なんだよな。

誰だって30mの高さは怖いし、狭いところは不安になるもんなんだわ。

ただそれを人より気にしてしまう、怖がってしまう。

要するに普通よりちょっとだけ怖がりさんなだけ、ということだな」

 

M1014

「ガンスミスさんは博識なんですね」

 

ガンスミス

(PTSD調べてるとき色々情報集めてたからな......)

 

M1014

「それで対策は! 治し方とかあるのでしょう?」

 

ガンスミス

「現状、カウンセリングを通してとしか俺は答えられない。

高いところがダメっていう後ろ向きな考えじゃなくて味方を含めて安全確保をきちんとできる、と考えればその怖がりも前向きに捉えられるっしょ」

 

M1014

「そうではなくて、その......今すぐは無理ですか?」

 

ガンスミス

「なに? 降下作戦でもやんの?」

 

M1014

「いえ......宿舎が二階で。床を抜いて以来階段も登れなくなってしまって困ってるんです」

 

ガンスミス

「部屋変えてもらいな」

 

 

 

 

 




娘ちゃんの話マジでどうしたもんかなー。

......いっそのこと殺して人形なり鉄血なりにしてしまおうか

次の番外編のネタ(仮)

  • 後輩ちゃんと元指揮官の馴れ初め
  • しぶとく生きてた死神さん家の娘
  • 料理下手を克服したいガンスミス
  • そんなことよりさっさと解説しろ作者ァ!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。