ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー 作:通りすがる傭兵
待たせたな!
「WA2000と」
「ウェルロッドMk.Ⅱの」
「「銃器解説コーナー!」」
WA2000
「このコーナーは、銃についてあんまり詳しくない指揮官殿に銃器を解説するものよ」
ウェルロッドmk.Ⅱ
「我々は神に非ず。過ちを犯すものが真に人間足りうるのだろう」
(間違いがあるかもしれませんが、ご了承ください)
WA2000
「性能諸元はWikiから引用しているわ、間違いがあったら感想欄で随時受け付けてるからよろしく」
「「それでは、スタート!」」
WA2000
「久しぶりの代打ね、何話ぶりかしら?」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「我らがヴァルハラへと旅立ったと思われているのではないか? 我らは勇士でなく、悪魔であることをお忘れなきよう」
WA2000
「物騒なことを言わない! 最近そういうのはすぐ拡散するんだから気をつけるように」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「......失念していた。認めたくないものだな、過ちというものは」
WA2000
「ちゃんと反省してるならいいのよ」
ウェルロッドMk.Ⅱ
(普通に挨拶してるだけなのにどうしてこうなってしまうのでしょう......)
何話ぶりかしら......調べてみれば第53回の解説ぶり、話数にすれば25話くらい登場なかったですね。
すぐ拡散するんだから......SNSって怖いですよね!
どうしてこうなってしまうのでしょう......これも全部プログラマーってやつのせいないんだ。
WA2000
「というわけで今回のゲスト」
Ameli
「報告すればいいんですね?......わかりました。マシンガン戦術人形Ameli。規定により、今からワタシはあなたのものです。あれ、違いました?」
WA2000
「そう堅苦しいものじゃないわ。もっと肩の力を抜いて構わないわよ」
Ameli
「こう、ですか(ばちーん!)」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「はうわっ!? ボタンが飛んできたのですが!」
WA2000
「ウェル! あんたの衣装不良品じゃないの!?」
Ameli
「......私だってそう思います」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「民間衣装転用品は耐久力ないですからね......私のものは軍用改造品なので頑丈なんですけど。
コホン、フリートークもここまでにして本題に行くべきではありませんか?」
WA2000
「そうね、お願いできる?」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「承った。彼の者の力の真髄をここに示さん!」
Ameli
(急になに言い出すんだろうこの人)
Ameli ☆4 MG
口径 5.56mm
使用弾薬 5.56×45mmNATO弾
装弾数 30/100/200発
採用 マレーシア海軍特殊部隊 他
開発経緯 旧ドイツの魂を継ぐもの
WA2000
「セトメ・ライフルと言えば第36回Gr G3の基礎になった銃なのは覚えているかしら。そういえばその時も私達で解説してたわ、懐かしいわね」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「昔語は長くなりますから本題に入りましょう。
この銃の開発はグロスフスMG42機関銃を近代用にアレンジ、再設計した軽機関銃となります」
Ameli
「開発は1974〜81。冷戦期の真ん中くらいです、よね」
WA2000
「正解よ。FN MAGの運用思想とかをベースにしているのかしら?分隊支援や軽機/重機関銃の概念が確立し始めた頃とも少し重なるわね」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「ちなみにこの銃が開発されたのはスペイン、セトメ社。
あまり有名ではありませんが、現代まで採用が続く銃でもあったりします」
WA2000
「どんな銃についてかはこれから話していきましょう」
Ameli ってどんな銃?
WA2000
「まず名前の由来から話していこうかしら。お願い」
Ameli
「了承。Ameliとは略称のことで、正式名はAmetralladora ligera、スペイン語で軽機関銃を意味します」
WA2000
「ありがとう。軍ではMG82の名前で採用されているわ、これは1982年に採用された事に由来するものよ。似たような名前が多すぎて困惑するわね......」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「よくある事ですからね。艦船などであれば気の利いた名前あるんですけど、大量生産品の銃に求めるのは酷ですか」
Ameli
「お二人はそのような名前では無いと思いますが......」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「役職柄そう思うのですよ。さて、話すことはまだまだありますよ」
WA2000
「次は作動機構についてね。これはセトメ・ライフル、ひいてはGr G3と共通するローラー遅延式になるわ。詳しくは第36回バックナンバーを参照してー」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「解説する義務があるとは思うのですが、私たちも任務がありますので。
バックナンバーを文字起こししたものが09B地区ホームページにリンクがあるのでそちらであれば楽です」
Ameli
「そんなのありましたっけ......?」
WA2000
「後任のほうの指揮官が最近作ったの。まだまだ認知度が低いのと罵倒ばっかり送られてくるらしいけど、宣伝はしろって言われたからね。
と、脱線したわね。話を戻すわ。
この銃は100/200発ベルトリンクを仕込んだボックスマガジンが主流だけど、アタッチメントを咬ませればM16系列のマガジンも使用可能なの」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「ひとつ思ったこと言っても良いですか?」
WA2000
「いいけど、なに?」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「これMinimiでよくないですか」
Ameli
「命中精度はこちらのほうが上ですっ!」
まとめ
WA2000
「5.56mmNATO弾を使用する銃の一角であり、珍しいスペイン生まれ。性能としては一流とはいえないものの、受け継がれたノウハウの感じられる銃に仕上がっているわ。
こう言った戦場ではあまり光を浴びないようなマイナー銃を紹介してゆくのもこのラジオの楽しみかもしれないわね。
Ameliはどうだったかしら?」
Ameli
「指揮官の命令でしたけど......その」
WA2000
「その?」
Ameli
「楽しかった、と、思います」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「それは良かったわね。あんた無愛想だから心配してたのよ、愛想が悪いとウチの基地の評判に傷がつくわ」
Ameli
「き、気をつけます......」
WA2000
「......それと、服装に問題があると思ったら補給班に頼りなさい。あそこには物好きがたくさんいるから相談には乗ってくれるわよ。
というわけで今日はここまで、また次回」
Ameli
「ま、また次回......」
あとがたり
ウェルロッドMk.Ⅱ
「......相変わらず素直じゃ無いですね、WA」
WA2000
「何よ?」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「次は任せてほしいと言って新兵の彼女を指名でしょう?
目的は会話に慣れさせる事ですか。周りくどいとは思わないんです?」
WA2000
「別に、自分の不利益になるようなことを潰しただけよ。
それよりも今回の台本の不備を洗い出すほうが先決。私ばっかり喋ってるし、メキシコの麻薬戦争の件も盛り込めてないし赤点以下」
ウェルロッドMk.Ⅱ
「......付き合いましょう、私も喋り足りないですし」
最近TRPGが楽しくて仕方ないです。だから更新遅れても許して。
次の番外編のネタ(仮)
-
後輩ちゃんと元指揮官の馴れ初め
-
しぶとく生きてた死神さん家の娘
-
料理下手を克服したいガンスミス
-
そんなことよりさっさと解説しろ作者ァ!